カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. ガン・悪性腫瘍 >
  3. 基礎知識 >
  4. 治療 >
  5. 代替療法 >
  6. 大量投与でがん細胞が死滅?『高濃度ビタミンC療法』の効果とは

ガン・悪性腫瘍

大量投与でがん細胞が死滅?『高濃度ビタミンC療法』の効果とは

 

がん細胞を直接殺す作用がある?『高濃度ビタミンC療法』

 

ビタミンCを点滴もしくは経口で大量投与する治療法は、がん治療の代替療法の一つとして現在一部のクリニックで行われています。過去には、ある研究グループが進行がんに対して行った臨床試験の結果、延命効果が見られなかったことから一時行われなくなりましたが、現在では米国による報告で【ビタミンC50g以上】大量投与でがん細胞を殺す効果が見られたとして、再び注目されるようになりました。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。


現在は直接がん細胞を殺す作用があるという見解が主流

 

『高濃度ビタミンC療法』は、過去にはがん細胞によって欠乏したビタミンCを体内補充することで、抵抗力を高め抗がん作用に繋がると考えられていましたが、現在では直接がん細胞を殺す作用があるという見解が主流になっています。

 

<1970年代の見解と臨床試験の結果>
がん細胞によって欠乏したビタミンCを体内補充することで、抵抗力を高め抗がん作用に繋がる。

 

◆Cameron医師(スコットランド)の臨床試験

【対象】末期がん患者200名(ビタミンCの点滴・経口による投与群100名、未投与群100名)
【試験内容】ビタミンC毎日10g投与(投与群・未投与群比較試験)
【結果】未投与群の平均生存期間が50日であったのに対し、投与群の平均生存期間は210日以上と、4.2倍も生存期間が延びた。

 

また、追跡試験の結果、1年以上の生存期間が確認された割合は、未投与群で0.4%、投与群で22%であったと報告された。

 

<現在の見解と臨床試験の結果>
ビタミンC60~100g投与でがん組織に過酸化水素を発生させ、がん細胞を直接殺す作用がある。

 

◆Padayatty博士ら(米国)の臨床研究

【対象】B細胞リンパ腫の66歳の女性(腸腰筋の左側脊髄内への浸潤)
【試験内容】1995年1月~1996年12月まで約2年間、5週間の局部放射線照射療法と約2年間のビタミンC点滴療法(15g/回×週2~月0.5)を実施。
【結果】健康状態は良くなり、診断後10年間リンパ腫の症状も認められなくなった


ビタミンCの抗がん作用機序とは?


ビタミンCは様々なメカニズムで抗腫瘍作用を発揮していると言われています。

 

<作用機序>
1)ビタミンCが、生体内で発生した活性酸素やフリーラジカルに電子を与えて消去する。
2)ビタミンCが、がん細胞の周囲で過酸化水素を大量発生させ選択的に殺す正常細胞は過酸化水素を酸素と水に変えるカタラーゼがあるので障害を受けにくい
3)ビタミンCはグルコースと構造が似ており、がん細胞のグルコースを大量に取り込む性質を利用し、選択的にビタミンCの作用を受けやくなる
4)ビタミンCを添加すると、がん細胞のトランスフェリンレセプター(鉄の取り込みを行う)の量が減少する。

 

<有害物質(酸化型ビタミン)の代謝について>

上記の機序により、酸化されたビタミンC(アスコルビン酸ラジカル)は活性酸素と同じように相手を酸化する性質を持ち、生体に有害ですが、アスコルビン酸ラジカルは水溶性なので、すぐに尿中に排泄されます。


最後に

 

副作用がほとんど無いことも大きなメリットで、試す価値は十分にある治療法と言われていますが、問題であるのは治療費です。保険適用が利かないことから、1ヶ月でおよそ10~20万円程度かかると言われています。いずれにしても主治医との十分な話し合いが必要であるようです。

 

(photoby://pixabay.com/ja/%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%83%B3-%E9%85%B8%E3%81%A3%E3%81%B1%E3%81%84-%E9%BB%84%E8%89%B2-%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%84-%E9%A3%9F%E5%93%81-%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3-175268/?oq=%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%83%B3)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

代替療法に関する記事

高い抗炎症・抗がん効果を持つ「ボスウェリアセラータ」、正常細胞のDNAへの悪影響はある?

ボスウェリアセラータ(別名:フランキンセンス)」というインド原生の植物から抽出さ...

効果が期待される「ビタミンC治療」…ビタミンCは3方向からがんを退治する!

  がん治療には、標準的な手術や放射線、抗がん剤の治療の他に、がんのために行う...


がん細胞のみに増殖抑制作用のあるキノコ『ボタンイボタケ』

  自生キノコ『ボタンイボタケ』には正常細胞へ影響のない抗がん作用がある?...

がんに効果がある認められたきのこ「アガリクス」 どう作用してがんに効果がある?

  がんに効果のある健康食品というのは、たくさん出ています。こうしたもののすべ...

カラダノートひろば

代替療法の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る