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健康茶でもあるタヒボ茶はがんに大きな効果!?いいことばかりのタヒボ茶って何?

通常行われるがんの治療は、手術、放射線、抗がん剤の3つです。しかしがんは正常細胞から生じているという特性上、免疫細胞の強化などによっても、がんの治療効果があるとされています。

 

先述の3つ以外のがんの治療法を代替治療と言い、標準的な治療を補完する意味で選択されることがあります。

 

がん治療効果のあるタヒボ茶ってなに?

お茶でがんが治るというのは容易には信じられないかもしれませんが、摂取するものの成分によっては、がんを治す効果を発揮することがあります。

 

タヒボというのはアマゾン川流域の特定地域に生息する大木で、紫の花を咲かせることから紫イペとも言われます。タヒボ茶はその木の外皮と木質部分の間の数ミリの樹皮を原料にしたお茶です。

 

タヒボ茶の効果

タヒボ茶は実に多くの成分が含まれています。それはまだ解明されていない成分もあるといわれているほどです。

 

特にこの成分の中でガンへ有効に働くとして考えられているのが、色素成分の一種であるNFDです。このNFDはがんを選択的に死滅させることができる上、正常細胞への影響も副作用もないとされている成分です。

 

なぜNFDががん細胞を死滅させるのか

NFDは、がん細胞のミトコンドリアで発現したたんぱく質に反応します。そして活性酸素を発生させ、活性酸素を処理する機能を持たないがん細胞が機能停止してしまうのです。

 

また、免疫作用において大きな働きをするNK細胞の活性や増強についても、エキスの投与によって上昇することが確認されています。 

 

タヒボ茶は元々は鎮痛剤として用いられていたもので、他にも糖尿病の改善や抗炎症作用、抗酸化作用、赤血球の増加作用などがあることも報告されています。

がん治療の目的を除いて考えても、栄養豊富で健康茶としての効能だけでも十分に納得できるものです。

 

高い抗炎症・抗がん効果を持つ「ボスウェリアセラータ」、正常細胞のDNAへの悪影響はある?

ボスウェリアセラータ(別名:フランキンセンス)」というインド原生の植物から抽出される「ボスウェリア酸」という物質は、ステロイドと類似の骨格を持ち、また同等の抗炎症作用があるという小規模研究の報告があります。

 

また、一方で強力な抗がん作用があり、この作用がDNAのねじれを修復する酵素「トポイソメラーゼ」の阻害によるものであることが近年の研究で明らかにされています。

 

では、この阻害作用による正常細胞への影響はどれほどものであるのでしょうか?

 

DNA複製に必要な酵素「トポイソメラーゼ」

がん細胞は無制限に細胞分裂を繰り返して増殖することが知られていますが、一方で、正常細胞では傷の修復や骨髄細胞、毛髪などを除き細胞分裂をほとんど行いません。

 

正常細胞の増殖(DNA複製)は厳密に管理されていますが、その一員を担っている物質に「トポイソメラーゼ」という酵素があります。

 

トポイソメラーゼは、通常2重らせん構造になってねじれて小さく折りたたまれているDNAを、複製や遺伝子発現のための転写が行われる場合にだけ、切断してほどき、その後複製が終わると再度つなぎ直します。

 

がん細胞にはトポイソメラーゼが高発現しており、これを防ぐことで抗がん作用を示す物質があります。

 

トポイソメラーゼ阻害薬と類似性を持つ「ボスエリア酸」

現在抗がん剤として使用されている「イリノテカン」の原型となった抗腫瘍成分「カンプトテシン」は、トポイソメラーゼやDNAに直接結合し、DNAが切断した後の修復を阻害します。

 

これにより、がん細胞にアポトーシスを誘導する作用があることが明らかになりましたが、一方で正常細胞のDNAにも直接結合することから、細胞毒性が高く薬剤としては使用できないと考えられてきました。

 

イリノテカンは、細胞のDNAに直接結合せず、トポイソメラーゼを阻害することで増殖を阻害します。この作用と類似性があるとされているのが「ボスウェリア酸」です。

 

ボスウェリア酸の抗がん作用の機序

海外の研究によれば(※)、ボスウェリア酸は、トポイソメラーゼ酵素にある結合部位がDNAと競合しているため、直接DNAに影響を与えることなく(DNAへの挿入や破壊など)DNA複製を阻害する作用があると考えられています。

 

さらに、抗がん効果としては、神経膠腫細胞株に対してカンプトテシンとエトポシドよりも高いアポトーシス効果があったという報告も見られます。

 

毒性試験について

■ボスウェリア酸のラットへの毒性試験では、高用量でわずかに体重増加が見られたという結果(PMID: 23293466)

 

実験要旨

・10匹のラットを3群にわけ、用量の異なるボスウェリアコナラ(100、500、1000mg/kg)を90日間反復投与した。対象群の10匹にはコーン油のみを与え、その後28日間の観察を行った。

 

・高用量群(1000mg/kg)は、対象群に比べはるかに少なく体重が増加したが、試験期間中に回復した。

 

・中等度の投与量では(500mg/kg)、体重増加などの副作用は見られず、安全性が確認された。 

 

■ラットへの90日間の毒性試験では、肝臓DNAにおいて断片化を示さなかったという結果(PMID: 20021046)

 

実験要旨

・5-ロキシン(30%のアセチル11-ケトβ- ボスウェル酸を含んだ強化薬)によるラットへの用量依存性の90日間亜急性毒性試験を実施した。

・90日間の用量依存性試験においては、身体、臓器、脳重量において有意な変化を示さなかった。

・30、60、90日目において肝臓DNAの断片化を引き起こさなかった。

・血液学、臨床化学、組織病理学的評価では、すべての器官内で任意の悪影響を示さなかった。

 

■ラットへの高用量の投与においても、遺伝毒性を示さなかったという結果(PMID: 19679457)

 

実験要旨

6群(各5匹づつ)のラットに、それぞれ異なる用量の薬剤を経口投与した(1~4群:ボスウェリック酸(2%アラビアゴム懸濁液、125、250、500、1000mg/kg)、5群:シクロフォスファミド(40mg/kg)等、6群:塩化第二水銀(0.864mg/kg))。

 

・ボスウェリック酸は、1000mg/kgにおいても遺伝毒性を示さなかった。

・一方、対象群は非常に有意な細胞遺伝異常を示した。

 

⇒研究者によると「ボスウェリック酸は非常に安全であることが明らかとなった」と述べられている。

 

このように、現時点の研究においてはボスウェリア酸は、低濃度・短期間であれば目立った毒性はないものと考えられています。今後さらに長期的な影響についても明らかにされることを期待したいですね。

 

 

アガリクス以上の抗癌作用?低分子グルカン含有の『AHCC』

抗がん剤の補完代替療法として期待される、菌糸体抽出物『AHCC』とは?

近年、『AHCC』という抗がん作用を持つ、シイタケ属に属する担子菌の菌子体(キノコの根に当たる部分)抽出物に注目が集まっています。

 

抗がん剤治療などを用いたがん化学療法は、直接細胞に働きかけ、正常細胞にまで影響が及ぶことで、【脱毛、吐き気、臓器障害】などの副作用が生じることが問題とされてきました。AHCCは、含有成分の作用で免疫機能を強化させ、正常細胞に影響を与えることなくがん細胞の増殖を抑制することから、補完代替もしくは補助療法として有望ではないかと考えられています。

 

関西医科大学で行われた臨床試験では 膵胆道がん患者に対して効果が見られたという報告もあります。以下では、AHCCの詳細について見て行きたいと思います。

 

AHCCとは?

AHCC(Active Hexose Correlated Compound)とは、上記のようにシイタケ属に属する菌の菌糸体から抽出された『植物性多糖類』の総称であり、その抽出方法は大型タンクでの長期間培養が必要など、特殊な工程を経て行われるとされています。機能性成分として免疫活性作用(IL-6、NK細胞の活性化)のある『α-グルカン』が豊富に含まれています(α-グルカンは、β-グルカンよりも低分子であり吸収率が良いとされる。通常、キノコにはβ-グルカンが多く含まれる)。

 

<AHCCの効能>

『化学療法剤の副作用軽減作用、免疫調節作用、感染防御作用、抗炎症作用』など 

 

<推奨投与量は?>

◇動物実験においては、100~1,000mg/kg/日が有効性を示すとされている。

 

◇がん患者を含むヒトに対する臨床研究では、一日1~6gの用量が採用されており、食品としての摂取も同量が推奨されています。

 

臨床試験の結果とは?

AHCCの効果を検証した臨床試験には以下の例があります。

 

◆関西医科大学第一外科の寺川直良らによる臨床試験

 

対象

21名の健康人を対象

 

試験内容

AHCC投与群10名(3g/日×4週間摂取)とコントロール(プラセボ)群11名に分け、末梢血の樹状細胞(免疫細胞)数を評価。

 

結果

サイトカインの産生に差は見られなかったが、AHCC投与群では総樹状細胞数、骨髄性樹状細胞(抗がん作用に重要な細胞)数の増加、MLR(リンパ球混合培養反応)の増強が確認できた。

 

◆関西医科大学第一外科教授の上山泰男らによる臨床試験

 

対象

肝切除術を施行し、肝細胞がんと診断された患者222例を対象

 

試験内容

222例中、約半数の113例がAHCCを摂取、未接種群と予後を比較した。

 

結果

術後のAHCC摂取で、統計学的に肝炎の改善、再発予防、生存率の改善などの効果が報告されている。その他、膵がん、乳がんへの効果も確認。 

 

◆関西医科大学外科講師の川口雄才らによる臨床試験

 

対象

消化器がん患者を対象

 

試験内容

臨床で約7年間、術後補助療法としてAHCCを併用し、その有用性を検討。

 

結果

胃がんでは⇒StageⅠAからStageⅢAまで、大腸がんでは⇒Stage0からStageⅢaまで、累積5年生存率が他施設より上昇したという報告がある。 

 

◆四国国立がんセンター泌尿器科の住吉義光らによる臨床試験

 

対象

前立腺がん待機療法患者の平均年齢73.5歳の74例を対象

 

試験内容

AHCCを6ヶ月間摂取し、PSA値の変化とQOLを評価。

 

結果

74例中1例(1.3%)のみPSA値が50%以上減少し、副作用は下痢と皮膚掻痒感が1例ずつ認められたが、いずれも軽症。PSA値判定による直接的効果は認められなかったが、ほぼPSA値変化は安定。

 

最後に

AHCCの安全性に関しては、1989年に商品化されて以来、重篤な副作用は報告されておらず、またラットによる各種投与試験、ヒト対象の臨床試験においても安全性が報告されています。

 

また、現在も厚労省と大阪大学、金沢大学共同でAHCCの抗がん剤治療の副作用軽減に関する臨床試験が実施中であり、さらに『AHCC研究会』が発足されていることから定期的な学会情報などのチェックが出来、安全性や効果について詳しく知ることが出来ます。副作用が深刻な抗がん剤を使用する際には、補助療法のひとつとして是非知っておきたい健康食品ではあります。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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