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生活習慣病

ブドウ糖への変化を阻害!「α-グルコシダーゼ阻害薬」の種類いろいろ

 

糖尿病の治療の大きなテーマは血糖値を正常範囲内にコントロールすることです。そのために日頃の食事や運動習慣に気を使いますが、その補助をするのが薬物療法です。ここでは内服治療薬であるα-グルコシダーゼ阻害薬について書いていきます。

 

でんぷんや糖質から生まれるブドウ糖

食事に含まれるでんぷんや糖質は、体の中で段階的に消化され、最終的にはα-グルコシダーゼという消化酵素で、ブドウ糖などの形にされます。そしてこのブドウ糖が糖尿病の方を悩ませるもので、通常ならばインスリンによって筋肉細胞にとりこまれるため、血中濃度が高くならないのですが、インスリンの分泌が少ない糖尿病の方はブドウ糖の血中濃度が高くなって、高血糖の状態になってしまいます。そこで今回ご紹介するα-グルコシダーゼ阻害薬の登場です。

 

α-グルコシダーゼ阻害薬の作用

上記の通りα-グルコシダーゼは、消化の最終段階で出てくる酵素です。α-グルコシダーゼ阻害薬は、この酵素の働きを阻害します。これによって小腸からのブドウ糖の吸収がゆっくりになり、食後の血糖値の上昇が緩やかになるのです。ですから、インスリンの分泌が少なく、追加して分泌されるインスリンが少なくても、効率的に血糖に対処できるということになります。

 

α-グルコシダーゼ阻害薬の種類

α-グルコシダーゼ阻害薬には3つの種類があります。

アカルボース:

糖質を分解する酵素であるα-アミラーゼや、スクラーゼの働きも阻害します。

ボグリボース:

アカルボースとは違ってα-アミラーゼには作用しません。しかし、二糖類をブドウ糖と果糖に分解する酵素の働きを強く抑えることができます。

ミグリトール:

この中で最も新しい薬で、他のふたつと違って腸から薬の成分が吸収されます。特に摂食から1時間後の血糖値を下げる作用に優れており、食後の血糖降下作用が強い割には、副作用が少ない薬剤とされています。

 

α-グルコシダーゼ阻害薬は肥満を解消する効果もありますので、肥満を伴った糖尿病患者さんには嬉しい薬です。また、糖尿病予備軍の方に対して予防薬の効果を期待して処方される場合もあるようです。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2011/04/25-347136.php])

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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