カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. >
  4. 耳鳴り >
  5. 耳鳴り治療に使われる漢方薬を見てみよう 自分にぴったりの漢方薬を飲んで、症状改善!

気になる病気・症状

耳鳴り治療に使われる漢方薬を見てみよう 自分にぴったりの漢方薬を飲んで、症状改善!

 

耳鳴りの治療に漢方を利用する場合、まずは漢方医の正確な診断を受けなければなりません。

漢方医は患者に対してオンリーワン処方をしてくれるので、自分にぴったりの漢方薬を飲んで、症状の改善が出来ます。

実際に耳鳴りに使われることの多い漢方薬を見ていきます。

 

●五苓散(ゴレイサン) 

耳鳴りの原因は漢方では"水分のバランスにある"とされ、水分のバランスが整っていない状態を改善するのがこの五苓散です。

無駄な水分が溜まりがちでむくみやすい方に特にお勧めで、飲むことによって利尿作用で水分が体から出ていきます。

猪苓、茯苓、桂皮など5つの薬から出来ているの『五』苓散という名前が付けられています。

 

●苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ) 

五苓散と同じように苓桂朮甘湯も水分のバランスを整えて耳鳴りを改善しますが、五苓散に比べると苓桂朮甘湯の方がめまいや立ちくらみに強みがあります。

耳鳴りもひどいがめまいや立ちくらみにもひどく悩まされている場合には苓桂朮甘湯の方が合っている可能性が高いです。

桂皮、甘草などが入っており、冷え性や虚証の方にはとくに向いています。

 

●牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)

牛車腎気丸は水分の循環をよくするほか、足腰の冷えや皮膚のかゆみの改善のためにも用いられます。

もともと高血圧気味で尚且つ耳鳴りがする場合は漢方薬の中では牛車腎気丸が適しているタイプです。

高血圧の随伴症状(耳鳴り含む)の他に、糖尿病性末しょう神経障害への効果も見られます。

漢方で耳鳴りを治療する場合は、漢方的に見た耳鳴りの原因である水分バランスを整える五苓散や苓桂朮甘湯、苓桂味甘湯、柴胡桂枝乾姜湯、八味丸、炙甘草湯、香蘇散など多種多様な漢方が用いられます。

 

本人のもともとの体質や耳鳴りが随伴症状になっているかどうかによって使われる漢方は違いますので、漢方医の指導の下正しく使ってください。

 

原因不明、慢性的な耳鳴り…耳鳴り治療で処方される主な漢方薬とは? 

原因不明、慢性的な耳鳴りの治療では、漢方薬が有効な場合があります。耳鳴りの治療で処方されることが多い漢方薬を挙げます。

 

●八味地黄丸(はちみじおうがん) 

水分代謝機能が衰え、体力が低下している時に用いる漢方薬です。高齢者、虚弱体質の人に処方されることが多いでしょう。「水分が体内に滞ると耳鳴りを引き起こす」と漢方では考えます。

副作用としては、食欲不振や胃のムカつき、下痢など消化器症状があります。動機やのぼせ、発疹、かゆみが生じるかもしれません。

 

●牛車腎気丸(ごしゃじんきがん) 

漢方で「生命エネルギーをためる場所」という意味がある、腎のはたらきが弱くなって生じる耳鳴りに使います。冷え症、頻尿やむくみを改善し、水分の循環を良くします。体力があり、のぼせ気味の人には向きません。

ごくまれに間質性肺炎や肝機能障害の副作用が起こります。呼吸困難や咳、倦怠感、発疹、吐き気、茶褐色の尿などがみられる場合は、医師に相談してください。

 

●苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう) 

めまいや立ちくらみをともなう耳鳴り治療で処方されることが多い漢方薬です。メニエール病治療でも使います。動悸や息切れ、頭痛、高血圧などの症状があり、精神的に不安定な人に有効でしょう。甘草という成分が含まれていて、飲み合わせなどによる多量摂取には要注意です。高血圧、むくみ、手足のしびれや痛みといった症状が出る「偽アルドステロン症」の危険があります。

 

●五苓散(ごれいさん) 

利尿作用が強い漢方薬で、体内の水分過多による耳鳴り治療に使います。下痢気味で足がむくむ、尿量が少ない人に効果的です。ごくまれに食欲不振や軽い吐き気の副作用が起こります。

 

耳鳴りやほかの持病の治療で服用している薬があれば、漢方薬を処方される前に医師や薬剤師と相談してください。

 

ストレスから来る耳鳴りで眠れない時に試したい マスキング療法を知っていますか? 

耳鳴りでは眠れなくなることもあります。ピーまたはザーといったような音が気になって、なかなか眠りにつけなくなってしまうのです。

 

ストレス性の耳鳴りだと、ただでさえストレスで眠りが浅いのに、耳鳴りまでひどくて眠れず、仕事に集中できないなどの問題も引き起こします。

 

そこでおすすめしたいのがマスキング療法という、ストレス性の耳鳴り改善法です。

 

ほかの音に集中させるマスキング療法 

マスキング療法(マスカー療法とも言います)は、耳鳴りの音に集中してしまう問題に対処する治療法です。

 

ストレス性の耳鳴りは、耳の中で音が鳴っているように脳が錯覚しているだけですので、その錯覚を壊してしまえばよいのです。具体的には、ほかの雑音を流して雑音に脳を集中させ、耳鳴りを改善します。

 

一般的には効果が使用後数分の効果があり、人によっては数時間の効果がみられるケースもあります。

 

マスキング療法は専用の機械で行うのが一般的 

病院でマスキング療法を行うときには専用の機械を使って行います。耳に入れる補聴器のようなタイプのもので、そこから耳に直接雑音が入り込んで耳鳴りを改善してくれます。この補聴器状の機械は市販もされています。

 

もっと手軽にマスキング療法を試してみたいという場合には、ラジオの音を小さめに流しておくことをお勧めします。

 

人の声が認識できると内容に集中してしまいますので、人の声が認識できないくらい小さめか、最初からノイズになっている場所にチャンネルを合わせてみましょう。

 

マスキング療法とは、ストレス性の耳鳴りを引き起こす脳の異常を元に戻すための治療法です。

 

個人で行うならラジオを使っても良いですが、正確に自分の体に合った雑音を知るなら耳鼻科で検査を受けた方が良いです。検査によって、自分の耳鳴りに最も適したタイプの雑音がわかります。

 

また、他に耳鳴りを気にしないようにする治療には、音響療法とカウンセリングを合わせたTRTなどがあります。

 

耳鳴りに良い食べ物で耳鳴り予防をしよう!黒い食べ物がイイ!?黒豆、黒ゴマ… 

耳鳴りの予防法のひとつが、耳鳴りによい食べ物を摂取することです。人間の体は食べたもので出来ていますので、食べたものによって体がよくなることも悪くなることもあります。

耳鳴りにはどんな食べ物が効果的なのかを見ていきます。

 

黒豆で耳の血管に栄養を送る 

耳鳴りにお勧めの食べ物のひとつめが、お正月などにはおなじみの黒豆です。

黒豆はミネラルとリノール酸を適切に含む食べ物で、血管から十分に栄養を送る効果があります。

 

耳鳴りでは酸素や栄養分が十分に耳の血管に行き渡っていないことが原因になることもあるので、黒豆で栄養状態を改善するのです。

すでに耳鳴りがある人にも、症状緩和のために黒豆はおすすめです。

 

ビタミンB12で代謝を促す 

耳鳴りの薬物治療ではビタミンB12製剤が使われることもあり、ビタミンB12と耳鳴りは関係が深いです。耳も含む末梢神経の代謝を促すために欠かせないビタミンB12はレバーやイワシ、サンマなどに含まれています。

 

特にイワシやサンマはEPAを含むことから生活習慣病の予防にもなるので、中高年にはおすすめです。

 

黒ゴマを料理に振りかけよう 

ゴマに含まれるセサミンはアンチエイジング効果があることから、加齢に伴う耳鳴りにもおすすめです。セサミンをより多く含むのは白ゴマよりも黒ゴマですので、黒ゴマを料理に振りかけてみるのがよいでしょう。

 

ただし、ゴマは単体で摂取するのはなかなか難しいのでサプリメントの利用を考えてみるのも適切な場合があります。

 

耳鳴りを予防できる食べ物には耳に栄養を送る黒豆、代謝を促すレバーやサンマ、老化からくる耳鳴りに効く黒ゴマの他に、リンパの流れをよくする大根やニンジンなどもあります。バランスよく摂取して、耳鳴りを改善していきましょう。

 

肝の機能を整たり水分代謝を正常にする?漢方による耳鳴り治療の考え方 

耳鳴りの薬物治療では、漢方薬が処方されることもあります。漢方では東洋医学の考え方をもとに、西洋医学とは異なるアプローチをとります。漢方による耳鳴り治療法の考え方3つを挙げます。

 

肝の機能を整える 

「肝」とは肝臓ではなく、「気を巡らせて血をためる」はたらきを指します。肝は自律神経をつかさどっているため、はたらきが悪くなると自律神経が乱れて体のあちこちに不調が出ます。耳の周囲には肝の経路が多いので、肝の機能が悪くなると耳鳴りがすると考えられます。

 

肝の機能が低下する原因は、強いストレスです。ストレス性の耳鳴りでは、肝のはたらきを向上させる漢方薬が処方されます。ストレスを溜めこみやすく、精神的に不安定、便秘や下痢を繰り返し、自律神経失調症のような症状がある人に当てはまります。

 

水分代謝を正常にする 

体を構成する成分で最も多い水の代謝に異常をきたすと、体への影響も大きいでしょう。日本人には水分代謝が悪い体質の人が多く、耳鳴りの原因になります。ジージーというセミが鳴くような音がする、耳の閉塞感をともなう耳鳴りは、水分代謝の異常が疑われます。食欲不振やめまいを起こすケースも、水分代謝に問題があるかもしれません。

 

腎機能を向上させる 

尿など水分に関わる腎臓の「腎」だけではなく、腎には「生命エネルギーをためる場所」という意味もあります。加齢や疲労、ストレスにより、腎機能が低下すると体のエネルギーそのものが衰えます。その1つの症状が、耳鳴りとして表れます。虚弱体質の人は、腎機能が低いと考えられます。低めで小さな音が絶えず聞こえる耳鳴りは、腎機能が低下しているかもしれません。疲れがたまると耳鳴りがひどくなる、足腰が痛む、めまいや手足のほてりがあるのも、このタイプの耳鳴りを起こす人の特徴です。

 

ここに挙げたアプローチが、漢方による耳鳴り治療の基本です。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2012/04/16-360891.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

耳鳴りに関する記事

耳周辺のツボを刺激して耳鳴りを緩和・運動で耳鳴り予防をする方法!

  東洋医学では、血・気・水の流れが滞ると、耳鳴りの原因になると考えます。...

また耳鳴り?!この音は病気なのか?

  とつぜんのピー・・・不快な耳鳴り。 音の種類や、原因もいろいろありますよ...


耳鳴り予防には血流を改善する‘筋弛緩法ストレッチ’を!!

  耳鳴りの中には、原因がはっきりしないものもたくさんあります。ストレス、...

覚えておきたい!耳鳴りに効く2つのツボ "耳鳴点"と"耳鳴帯"

  不快感の高い耳鳴りにはツボ押しで対処するという方法もあります。 原因がわ...

カラダノートひろば

耳鳴りの関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る