育児
「保育園も幼稚園に行きたくない!」3、4歳児はなぜ拒否する?どうしよう?
年齢が上がるにつれて、保育園や幼稚園に通わせる家庭も増えてきますね。
本当に小さいときにお母さんと離れるのであれば、かんたんにできてしまうかもしれません。
しかし、ある程度年齢が上がり、自分の意思をはっきり出すようになると、だだをこねるようにもなります。
ママパパと離れたくない!
3歳くらいになると、こちらの言うこともだいぶ分かってきたのに伴って、本格的にしつけも始まります。
しかし、この親の態度に対して、子どもは自分が愛されていないような誤解をしてしまいます。
ママやパパに自分の方を向いてほしいがために、色々と行動にでます。
わざと困らせるようなことをしたり、駄々をこねてずっと自分のそばにいてもらおうともします。
その一つが、保育園や幼稚園に行くのを拒む行動です。
どんな気持ちで泣いている?
忙しくしているママやパパでは「3歳になったら、急に困らせることをするようになった」と思ってしまうかもしれません。
しかし、それは子どもを外から見たときに思うことであって、大人目線の子どものとらえ方です。
大事なのは子どもが見ている世界を考え、どんな気持ちで駄々をこねているのかを察してあげることです。
子どもが行動に表すのは、自分の不安を体現しているということです。
ですから、その不安に寄り添うようにしましょう。
親と離れてしまうことが不安なのか、環境の変化に不安を感じているのか、不安のもとを見つけてあげてください。
「だっこしてあげるからいいでしょ」はダメ!
子どもは不安な気持ちを打ち消すために「だっこだっこ」と求めたり、「いやいや」と駄々をこねたりします。
しかし、決してだっこをしてほしかったり、親御さんを困らせたいわけではありません。
行動の先にあるのは、やはり不安な気持ちです。
ですから、「だっこしたからもういいでしょ!」では、子どもの不安は解消されないのです。
「不安なんだよね、お仕事早く終わらせるからね」と心に寄り添ってあげる必要があります。
子どもの気持ちの共感してあげるというのが大切です。
もちろん一回のこうした対応で、不安のすべてが解消されるわけではなく、何度も繰り返す場合もあります。
そうした点で、長い目で子どもと接してあげましょう。
(Photo by: 足成 )
著者: カラダノート編集部