カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 肝臓 >
  4. 肝障害 >
  5. あなたは飲み過ぎていませんか?アルコール性肝障害の原因

気になる病気・症状

あなたは飲み過ぎていませんか?アルコール性肝障害の原因

 飲酒を想起させるお酒の画像

 

アルコールの総消費量は戦後著明に増加し、最近は若干減少してきています。しかし、大量飲酒者は240万人、問題飲酒者は400万人ともいわれており、すべての肝機能障害における、アルコール性肝障害の比率も増加傾向にあります。

「毎日晩酌しているけれど、ちょっとだから大丈夫よね」

「ガバっと飲んでストレス発散しないとね」

そんな風に考えていると、いつの間にか肝臓に負担をかけているかもしれません。

 

 

なぜ飲酒は肝臓に負担がかかるのか?

 

アルコール代謝の過程

吸収:体内に入ったアルコールは胃や小腸から吸収され、肝臓へ送られます。

代謝1:肝臓に送られたアルコールはアルコール脱水素酵素、ミクロソーム酸化酵素で分解され、アセトアルデヒドになります。アセトアルデヒトは吐き気がしたり、顔が赤くなったり、頭痛がする原因です。

代謝2:アセトアルデヒドはアルデヒド脱水素酵素2型によって酢酸に分解されます。分解しきれなかったアセトアルデヒドは体中を循環して、再び肝臓に戻ってきます。

排出:酢酸は無害で、循環してるうちに水と炭酸ガスになって体外に排出されます。アルコールの約10%は分解されずに尿や汗となって排出されます。

 

このようにアルコールの代謝は全て肝臓が行っており、これは肝臓の細胞に栄養素を代謝するのとは異なる形の変化や能力を要求することとなります。大量に、しかも継続して飲酒をすると、それだけ多くの時間を変化した状態でいることとなり、しいては肝臓の細胞の変性・壊死がおこり、肝機能が衰えていくのです。これが肝機能障害です。

なので、通常はアルデヒド脱水素酵素2型を持っていない、『下戸』の人はアルコールを飲むことができないので、アルコール性肝障害になることはありません。しかし、アルデヒド脱水素酵素2型が部分欠如している『少し飲める人』は、完全にそれを持っている人よりも少ないアルコールの量で肝機能障害になることがあります。

 

上手なお酒と肝臓の付き合い方

・最低週2回の休肝日。

・胃の粘膜を守るため空腹では飲まない。

・肴をたべながら飲む。

・自分の適量を理解して飲む。

・人と飲むときは会話を楽しみながら飲む。

・酔うために飲むのではなく、味わうために飲む。

 

お酒は百薬の長。さわやかな気分になったり、気分がよいほろよいになる程度の適量飲めば健康にも良いとされています。肝臓のアルデヒド脱水素酵素の能力が違うため、一人ひとりの適量には個人差が大きく、日頃から自分自身の適量を理解しておく必要があります。上手にお酒を飲んで、自分も楽しく、肝臓にもやさしい生活を心がけましょう。

 

(Photo by //www.ashinari.com/2009/07/13-024312.php)

著者: amママさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

オススメ検索ワード

肝障害に関する記事

中毒性とアレルギー性~2種類の薬物性肝障害

  医師から処方された薬であれ、自分で手軽に買える市販薬であれ、どんな薬であっ...

お酒を楽しむために知っておきたい!アルコール性肝障害の4分類

  最近良く聞く、『アルコール性肝障害』。脂肪肝?肝硬変?なんて言葉はよく...


毎日ビール中瓶1本程度のアルコール摂取は、発がんリスクに影響する?

さまざまな部位のがんの発症(特に大腸・咽頭・肝臓・食道のがん)と過剰なアルコ...

薬物性肝障害はどんな風に発症する?

  アルコールの摂取によって肝臓に負担をかけると言うイメージのある人は多いと思...

カラダノートひろば

肝障害の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る