育児
子どもの「頭が痛い…」その頭痛は心配のない頭痛?危険な頭痛?その見分け方を知っておこう!
子どもが突然「頭が痛い」と言い出したら、親御さんはどう思うでしょうか。
何も思い当たるふしがなかったら、「何かの病気では?」と不安に思うかもしれません。
子どもの頭痛の95%は重篤なものではありません。
多くは一過性か成長と共に消えてしまうか、また体に害はなくてもそのまま続いていくこともあります。
しかし、95%というと残りの5%の可能性が気になりますよね。
親として子どもの頭痛について正しく対処できるようになっておきましょう。
■子どもに多い2つの頭痛
感染症による頭痛
子どもの頭痛として最も可能性があるのが、風邪などの感染症による頭痛です。この頭痛は、以下のような症状が見られます。
・脈に合わせて起こる強い痛み
・ズキズキとする痛み
・頭がボーっとする
もちろんこの場合頭痛だけではなく、鼻水や咳、熱などが伴って見られます。
偏頭痛
子どもでも偏頭痛が起こることがあります。偏頭痛では、以下のような症状が見られます。
・頭の両側面がズキズキと痛む
・吐き気やめまいなどを伴う
・嘔吐や下痢を伴う
特に子どもの偏頭痛というのは、嘔吐や下痢を伴う非常に重いものに見えるのが特徴です。症状がはじまるのが大人に比べて急で、短時間で治まってしまうことも特徴です。
4、5歳頃から始めることもあります。しばしば子どものときに発症した偏頭痛がそのまま大人の偏頭痛として残ることがあります。
■危険な頭痛の場合は?
残りの5%の場合を考えておきましょう。以下のような頭痛が見られたら注意が必要です。
・頭痛が強い
・強い吐き気が伴う
・ぐったりとしている
・発熱を伴う
・ふらつきを伴う
・日を追って痛みが強くなる
・朝方に頭痛が発生する
重篤な原因の場合には先天的に持っている病気が原因の場合があります。例えば脳腫瘍などによって頭痛が起こることがあります。
「子どもの頭痛だから心配ない」と思いすぎるのも、残りの5%の可能性を否定してしまうことになりますからよくありません。親御さんがしっかりと見極めてあげることが必要なのです。
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(Photo by:http://www.ashinari.com/ )
著者: カラダノート編集部