育児
子供の夏風邪とウイルスによる感染症「ヘルパンギーナ・手足口病・プール熱」
夏風邪は大人でも子供でもかかりやすく、注意が必要です。子供の夏風邪の場合はエンテロウィルス、アデノウィルスという2種類のウィルスが夏風邪に関係しています。
●エンテロウィルスによる感染症
エンテロウィルスはヘルパンギーナや手足口病などを引き起こすウィルスで、接触感染と飛沫感染をします。
ヘルパンギーナの症状
・3日程度続く発熱
・のどの痛み
・口内炎
・関節の痛み
一般的に『夏風邪』と呼ぶ場合にはヘルパンギーナを表すことが多いようです。
手足口病の症状
・手足口への水疱
・口内炎
基本的にはエンテロウィルスにかかった場合でも経過観察が普通で、様子を見て徐々に治ってくればそのまま治るまで待ってOKです。
ただし、例外的に発熱・頭痛・嘔吐・うなじの硬直などがみられる髄膜炎の症状が出ていればすぐに病院に行った方が良いです。
髄膜炎は早期の治療を行わないと重症化する例も多いです。
●アデノウィルスによる感染症
アデノウィルスもエンテロウィルスと同じように飛沫感染・接触感染が見られるウィルスです。アデノウィルスで起きる病気の代表はプール熱です。
プール熱の症状
・4-5日続く高熱
・目の痛みや目の充血
・喉の痛み
プール熱もエンテロウィルスの感染症と同じように対症療法で様子を見ます。
特に注意したいのは目やにや目の痛みがある病気ということで、目やにを溜めないように水で濡らしたガーゼでふき取ってあげてください。
また、風邪のときと同じように安静にして水分摂取を怠らないことも重要です。
子供の夏風邪といえばプール熱やヘルパンギーナなどがありますが、原因はエンテロウィルス・アデノウィルスの2種類です。
いずれの感染症であっても幼稚園・保育園への登園は相談してください。
プール熱については、熱が下がり結膜炎や咽頭痛がなくなってから2日以上経っていないと登園できない法律があります。
ヘルパンギーナなどは条件次第で登園不可になるかどうかが決まります。
(Photo by: [http://pixabay.com/static/uploads/photo/2013/05/14/18/09/kid-111124_640.jpg?i])
著者: カラダノート編集部