育児
子どもの内または危険?小学校に上がっても、内またが治らない場合には注意が必要!
子どもの中には歩くときや立っているときに内またになってしまう子がいます。
内またというのは内転足とも言い、主に歩行時につま先が内側を向いてしまうことを指します。
ふたつの内またにわけられる
つま先が内側に向いてしまう内またには二つのタイプがあります。
・足関節のみが内側に向くタイプ
・股関節から脚全体が内側にねじれるタイプ
足関節のみが内側を向くタイプはすねの内側の筋肉の緊張が強く、つま先が内側に向いてしまうとされています。
一方、脚全体が内側を向いてしまうタイプは、ももの内側の筋肉の緊張が強く、モモが内側を向くのに連動するように脚全体が内側を向いてしまうものとされています。
他にも関節の変形や関節の柔らかさなどが関係する場合もあります。
内またの危険
内または女の子らしい歩き方と言えばそうなのですが、実際には以下のような運動時の危険がついてまわります。
・捻挫や転倒をしやすい
・運動能力を発揮しづらい
・運動能力が低下する
・靴底が左右いずれかに偏ってすり減る
(足の力の入れ具合が左右でアンバランスになる)
・足の筋肉の緊張によって血行不良が起こり、冷えなどが起こる
これらはいずれのタイプの内またでも見られるものです。
さらに足全体が内側を向くタイプに行おいては、脚がうまく腰を支えられないため、体がバランスをとろうとしてお尻を突き出すような格好になることが多いです。
これは膝や腰に大きな負担がかかり、将来的に膝痛や腰痛を引き起こすことにもなりかねません。
多くは自然に治ってしまう
こうした内または多くの場合で小学校に上がる頃までに自然に治ります。
そのため過度に心配する必要はありませんが、変形がひどい場合や、年齢が上がっても改善されない場合には積極的な治療が必要になることもあります。
内またになっている原因にもよりますが、ギブスで矯正したり、筋肉の過緊張を治したりといった治療が必要になります。
内または正しい歩き方ではありません。子どものうちはそれである程度良くても、その負担は蓄積され大きくなってから関節の変形などで困ることになるかもしれません。
自然に治らない場合には親御さんが内またについて気にしてあげましょう。
(Photo by: [http://www.ashinari.com/2009/02/03-013315.php?category=51])
著者: カラダノート編集部