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「しみる」感覚には要注意!初期症状は無症状が多い食道がん

食道とは、喉から胃の入口あたりまでのびており、全長約25cmの飲食物の通り道となるものです。食道がんにかかる率はあまり高くありませんが、かかると進行が早く治療の難易度も高くなります。

できるだけ早期のうちに発見できると予後も比較的良いとされています。

 

初期症はほとんどない

食道がんは早期のうちでは初期症状がほとんどありません。それは、がん細胞自体が症状を出すわけではなく、がん細胞に侵されることによって臓器の機能に支障をきたしたり損傷を与えることで症状がおきてくるからです。

 

この段階で発見されるのは、定期健診や人間ドッグを受けた際に見つかったというケースが多いようです。ただ、あまり多くはありませんが、自覚症状として熱いものを飲んだ時などに、胸の奥や喉のあたりがしみるたりチクチクすると感じることがあるようです。

 

この症状はさらにがんが進行すると消失していきますので、「放っておいたら治った」と勘違いしてしまうこともあります。しみると感じた時は軽視せず、念のため病院へ行っておいたほうがよいでしょう。

 

進行してくると様々な症状が

がんが進行してだんだん広がってくると、食道が狭くなり食べ物が喉や胸につかえるようになったり、その影響で栄養を十分にとることができず体重が激減するようになります。がんが他の場所に転移し始めると、その場所で症状が出るようになります。多いのは食道のすぐ近くにある声を調節する神経に転移し声がかすれてくる、肺や気管支に転移すると咳や血痰が出るようになるなどの症状です。

 

アルコールやタバコが肺がんの原因となることが多いようですので、お酒をたくさん飲んだりヘビースモーカーである人は油断しないようにしましょう。

 

付きにくい?食道がんの初期に見られる症状

食道がんは中年以降の年齢で発症することが多く、ほとんどが40代以上です。発症の原因は様々考えられていますが、男女の差では男性が女性の2倍と男性の方が多くなっています。

 

初期症状

多くのがんと同じで、初期段階ではほとんど自覚症状がないケースが多いです。

 

食道違和感

…食べ物を飲み込むときに、胸骨の後ろに灼熱感を覚えたり、針で刺されているような痛みがあったり、引っ張られているような痛みを感じます。この食道違和感は特に刺激の強い食べ物が食道を通っているときに顕著に見られ、粒の粗いものや辛い食べ物、過度に熱いものを飲み込むときに感じやすいです。また食べているとき以外でもほとんどの時間は断続的に嚥下痛を感じることがあります。

 

嚥下違和感

食べ物などを飲み込むとき、食べ物が過度にゆっくり通過する感覚を覚えます。妙に食べ物が食道に長く滞在しているように感じ、胸骨の後ろの圧迫感を覚えます。もしくは食べ物が食道にくっついているように感じるかもしれません。こうした感覚がある位置がちょうど食道がんがある場所であり、こうした症状は食事の後しばらくすれば違和感は消えてしまいます。

 

軽度の哽噎

哽噎ではのどや食道がつまる感じがして窒息感がある場合もあります。のどや食道に何かがつまっているかのように言葉を出すことができず、気持ちの起伏に伴って発生したり悪化したりすることがあります。初期の段階では食べ物などを飲み込むときにこうした哽噎の軽い症状が見られることがあります。この症状は自然と消えたり、再発したります。

 

その他の初期症状

咽頭の乾燥、咽頭の不快感、恍惚の後ろの膨満感、上背部の痛み、げっぷなど

 

しかし食道がんのほとんどの場合は無症状で、こうした症状が必ず見られるわけではありません。

 

逆流や嚥下痛・・・食道がんの進行と共に見られる症状

食道は位置的に他の臓器よりも早い段階で、口や鼻から取り入れられたものに接します。そのためそうしたものから受ける影響も大きく、日本での発生率も非常に高いものになっています。

 

診断や治療の理想としては早期に発見し、早期に治療を開始することなのですが、食道がんは初期の段階で自覚症状が見られにくいです。病気が進行していくしたがって食道がん症状というものがより顕著に見られるようになっていきます。

 

嚥下障害

多くの患者さんで見られるのが次第に症状が増してくる嚥下障害です。これを主症状とする患者さんも多く、大半がこれをきっかけにして診察に訪れます。食道は柔軟性に富み、食べ物を流すための拡張機能を有しています。

 

そのために食道の一部の機能が低下しても他の部分で補えてしまうため、一部の機能低下があったからと言ってすぐに自覚症状としてあらわれません。食道円周の3分の2ががんの影響を受けるようになってはじめて自覚症状としてあらわれます。

 

ですから、この症状が見られるのは食道がんが中期以降になっているということなのです。最初は固形のものを飲み込むのに困難を感じます。その後流動食であっても飲み込みが困難になります。

 

逆流

がんの位置によっては食道が狭窄あるいは閉塞してしまうことがあります。すると飲み込んだ食べ物は食道の上部に滞在することになり、正しく下に流れていかないことで食道と胃を隔てる部分の機能がうまく働かなくなり逆流を起こします。逆流するものには粘液や食べ物が混ざり合ったもの、血が混じった物質や壊死物質などがあります。

 

嚥下痛

食べ物を飲み込むときに食道などに痛みを感じます。原因は浸食や潰瘍、がんの浸潤、食道炎などさまざまです。嚥下痛は熱いものや酸性の食品を食べるときに悪化することがあります。のどや食道に痛みを感じる他、首や肩、胸や背中に痛みを感じることもあります。

 

これらは中期・末期にみられる食道がんの症状です。末期になると他にも栄養失調や体重減少、慢性的な脱水症状や衰弱といった症状が見られるようになります。

 

嘔吐の症状があれば既に悪化している?!食道がんの症状の一つ「嘔吐」

食道がんは他のがんに比べ進行が早いがんです。胃など内蔵のほとんどは強い膜に覆われているのですが、食道にはそのような膜がありません。そのためがんが発生すると外側に侵食しやすく、周囲の臓器やリンパ節に転移しやすくなります。厚さも4mm程度と非常に薄くなっています。

 

食道がんにならないためには禁煙、節酒、バランスの良い食事、刺激物を避けるなどの予防と、早期発見・早期治療を行うということが重要です。がんはそれ自体が痛みなどの症状をおこすわけではありませんので、ごく初期のうちは無症状です。次第に臓器などが侵食されていくと症状が出始めます。最初に現れやすい症状としては「嘔吐」があります。 

 

■食道がんの症状である「嘔吐」

食道がんはまず食道の内側にでき始め、次第に外側に向かって侵食していきます。一番最初に自覚する症状には、熱いものや刺激のあるものを飲み込んだ時に「しみる感じ」がすることが多いようです。傷ついた細胞からがんが発生し、異常に増殖し始めそれが腫瘍と呼ばれるかたまりを形成します。そのため食道内が狭くなったりつれたようになります。食べ物を飲み込もうとすると詰まってしまい、結果嘔吐するという症状があらわれます。喉や胸に食べ物がつかえる症状があれば要注意です。

 

■症状が出る頃には周辺に転移していることも

先述の通り食道がんは転移しやすいので、嘔吐の症状がでるころには周辺に転移してしまっている可能性もあります。咽頭がんや喉頭がんも同時に発見されやすいでしょう。飲食物が飲み込みにくいといった症状があれば注意です。また、飲酒や喫煙が多い場合は、肺や胃など他の臓器もがんにかかりやすい状態になっているということを忘れないようにしましょう。

 

危険因子の多い人は予防と検診を心がけましょう。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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