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嘔吐が食道がんの下地をつくる!

食道がんになる原因として、日本人に最も多いとされているのが「喫煙・飲酒」です。女性よりも男性のほうが6倍かかりやすいのは、こういった因子が男性には多いからだと考えられます。

 

食道の内壁の表面は粘膜になっており、「扁平上皮細胞」という平たい形をした細胞で覆われています。喫煙や飲酒が原因となる場合、この扁平上皮にがんができる「扁平上皮がん」が多いようです。日本人の食道がんの9割がこの種類のがんです。

 

そして2番目に多いのが粘膜の下の層である「粘膜下層」内部にある食道腺の細胞「腺細胞」ががん化する「腺がん」です。こちらは煙草や酒をのむことが無い人であっても、習慣的に嘔吐を繰り返していると、発生する危険性が高くなる種類のがんです。

 

◾︎腺がんの下地を作ってしまう嘔吐・逆流 

胃は胃酸によって飲食したものを消化しますので、酸に強くできています。しかし隣接している食道は酸に弱くできています。

 

普段は胃の入り口にある括約筋によって、胃の内容物が逆流しないようにしっかり閉じられているのですが、括約筋の筋力が低下する「逆流性食道炎」や「嘔吐」などにより、逆流してしまうことがあります。

 

強い酸により、食道の表面の扁平上皮細胞が損傷します。これを繰り返していくうちに、食道は身を守るために自らを変化させます。平たかった細胞が円柱状に変化し始め、やがてさまざまな形の細胞が入り乱れた状態となっていきます。

 

このような状態を「バレット食道」といいます。バレット食道はがんになる下地を作っているようなもので、特に腺がんの原因になることがわかっています。

 

◾︎無理な嘔吐は他の病気になる下地も作っている

何らかの疾患で嘔吐してしまう場合ではなく、過食や拒食などで無理な嘔吐を繰り返している場合は、やめるために対策をとる必要があるでしょう。

 

嘔吐で十分に栄養を摂取しないことは免疫機能を低下させ、さらに食道がんのリスクが高まるだけでなく、他の病気になる可能性もあります。どうしてもやめられない場合は、専門家に相談するようにしましょう。 

(Photo by: [//www.ashinari.com/])

著者: はやぶささん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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