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ガン・悪性腫瘍

肋骨を切ったり胸や喉を開くことも!!食道がんで行われる手術の流れ

 

食道がんでは、ごく早期の0期では「内視鏡的切除術」による治療が適応されることも多いでしょう。病気がⅠ〜Ⅲ期であれば開腹や胸や喉を開いての手術が行われるのが一般的です。食道がんの手術は心臓や肺など重要な臓器が近くにあるため慎重に行う必要があったり肋骨を切る必要がある場合があったりと非常に難しく、手術時間も長くなり患者さんの体への負担も大きくなる傾向にあります。手術をよく理解し納得して受けるためにも、まずは食道がんの手術の流れについて知っておきましょう。

 

 

◾︎食道がんの手術の流れ

 

病気によって方法が異なります。

 

【ごく早期での手術】

 

粘膜固有層にとどまっているごく早期の場合は、内視鏡を用いた手術が行われる場合があります。食道の周囲の径の2/3以下の病変にとどまっているということも、この手術の適用条件となります。

 

1)内視鏡により、がんに着色できる「ルゴール液」を散布し、がんの広がりをよく確認します。
2)内視鏡によりがんの近くに針を刺し、病変部を持ち上げます。
3)持ち上げた部分にワイヤーをかけて締め、ワイヤーに電流を流して焼き切ります。切り取った部分は鉗子という器具でつまみとられ回収されます。

 

現在では、この方法では完全に切り取ることができなかったがんも、ナイフのような器具でグルっと切り取って切除する「内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)」によって取ることができるようになっています。この方法では高い技術と設備が必要になります。

 


【Ⅰ〜Ⅲ期の食道を切除する手術】

 

手術は全身麻酔で行われます。

 

1)まず食道の病巣部と、がんを確実に取り去るためにその周辺の組織を切除します。隣接している臓器があればその一部、もしくは全部も切除されることがあります。
2)次に転移が見られるリンパ節と、転移の可能性がある周辺のリンパ節を切除します。このことを「リンパ節郭清(かくせい)」といいます。
3)失われた食道を再建します。胃を細く伸ばして利用したり、腸の一部を移植するなどの方法があります。

 

 

手術の内容や病状をよく理解し、納得のいく手術が行えるようにしていきましょう。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2008/11/23-010458.php])

著者: はやぶささん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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