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ガン・悪性腫瘍

肝臓がんの肝切除手術後の食事についての注意点とは?~肝臓がんの手術療法~

 

肝臓がんの治療の柱となるのは手術療法です。肝臓を切除するケースも多く、手術後はこれまで通り食事ができないのではと心配になるかもしれませんが、経過が良好で肝臓の機能が正常であればほとんど食事制限の無い食生活を送れるようになります。ただ、再発することも多い肝臓がんですので、食生活には十分に気をつけていきたいところです。

 

栄養バランスの良い食事を

肝臓は、切り取っても再生できるという驚異的な能力を持った臓器です。肝機能が比較的良い状態であれば手術で切り取ったとしても、元の大きさに近いくらいまで再生することができます。それぞれの状態によって時期は異なってきますが、食事もほとんど以前と変わりなく食べられるようになることが多いでしょう。

 

ただ、肝機能が低下していたり肝硬変で肝臓の繊維化が進んでいる場合は再生するのが難しくなります。肝臓の再生を促したり、がんの再発を防いだり、肝臓に負担をかけないためにも食事は重要となってきます。

 

肝臓は、体内に入ってきた飲食物を代謝したり解毒したりする働きをしています。体に必要な栄養素を十分にとることはもちろん重要なのですが、とりすぎてしまうと逆に肝臓に負担をかけることになります。過不足のない栄養バランスのとれた食事を心がけることが大切です。

 

特に注意したいこと

肝臓に負担をかけないためにも、塩分は控えめにしましょう。とりすぎるとむくみや腹水がたまる原因となります。肝臓の状態をよくするために、果物や野菜を食べ、ビタミンやミネラルを補給しましょう。アルコールも機能が正常であれば少量なら問題無いようですが、代謝時に発がん物質が作られることも知られていますので、できるだけ控えた方がよいでしょう。肝炎や肝硬変の人は禁酒する必要があるでしょう。

 

受けた治療の内容やそれぞれの状態で異なってきますので、食事については主治医によく確認しておくとよいでしょう。

 

手術が間に合うのはステージ3まで!?肝臓がんのステージについて

肝臓がんの症状が現れたら、すでに手遅れになっていると言われます。がんが進行していても自分ではまったく症状も無く、気づくことも無い「沈黙の臓器」肝臓。

肝臓がんの症状は1から4のステージがあり、手術が間に合うのがステージ3までと言われています。

 

肝臓がんの症状

食欲不振、体重の減少、疲労感、倦怠感、微熱が続く、右上腹部の痛みや圧迫感が症状として訴えられます。

これらが進むと、黄疸や腹水などの症状も表れます。

 

肝臓がんの治療は

肝臓がんの治療は肝臓自体の状態が良いことが前提で、手術はステージ3の時点までとされています。

それ以降は肝機能が低くなり、手術自体が困難なことと、施術を受ける患者さんの肉体的負担が大きいのが実際です。

 

肝臓がんの厄介な点

早期発見、肝機能が良い単純な肝臓がんなら、手術を受け治療が可能です。

 

ウイルス性肝炎や肝硬変などを併発している場合には、手術が大変困難になります。また肝機能が衰えている状態で手術を受けても、5年以内の再発の可能性が非常に高く存在します。

 

肝臓がんを早期発見する

肝臓がんになりやすい患者さんは、C型・B型肝炎ウイルスによる肝炎から肝硬変や慢性肝炎の持病から移行する場合が多いです。

肝臓に何らかの症状が無くとも、自分の肝機能があまり良くないと自覚するだけでも、早期発見となります。

 

早期発見には定期健診が大変有効で、血液検査と腹部の超音波検査があります。

 

肝臓がんになりやすい人

高齢の男性、アルコールを多く飲む、肥満と糖尿病が有り、脂肪肝になっている人があげられます。

肝臓に過度の負担がある場合、肝機能が悪かった経験の有る人が肝臓がんを発病する傾向があります。

 

‐ご心配なら‐

肝臓に一度何らかの不調の病歴があれば、ご家族のためにもご自身のためにも、思い立ったときに病院で検診を受けてみましょう。

 

検査で肝臓がんの進行度がわかる?!血液検査と画像検査について

肝臓がんかも知れないと診断され、検査を受けるように言われたら・・・

たぶん、どんな人でも目の前が真っ暗になってしまうかもしれません。

 

自分がどういった状態なのか知りたい、がんが治らないのだろうか、不安で心を引き裂くような気持ちに苦しんでいらっしゃるなら、検査ついてよく理解してみましょう。

 

肝臓がんの初期段階

肝臓がんは2センチ以下の初期段階では、殆どの人が全く症状も有りません。何の自覚症状も無い事が多く、自覚症状が現れた時には肝機能が低下してがんは進行しているケースが殆どです。

 

初期症状は全身の疲れを訴える人が多く、次は食欲不振やお腹の張りを訴えます。

 

肝臓がんが発見される

殆どの人が症状が全く無い状態で画像検査によって、肝臓がんが発見されます。この時点で体重減少、腹水、微熱、吐き気、黄疸、むくみ等の症状があります。

 

疲れ・倦怠感・微熱・体重減少・食欲不振などは肝臓がんとは中々想像できず、風邪や疲労かな等と他の原因だと納得されてしまっていることが多いです。

 

一般的な肝臓検査

■血液検査

1.  画像検査

2.  血液検査 

 

■肝炎ウイルス抗体検査 C型肝炎のウイルスを見つけます。

 

■一般肝機能検査 慢性肝炎や肝硬変の経過や発見の為に行います。

 

■腫瘍マーカー がんが有ると血液中に大量に見つかりますが、がんが3センチ以上の場合8割が見つかりますが小さいものは見つかり難いのが難点です。

 

■画像検査

1. CT検査

2. MRI検査

3. 血管造影検査

4. 超音波検査

画像検査で特定できない場合には病理検査をします。(腫瘍生検)

 

‐概要‐

検査といっても様々で、受ける検査で自分の現時点の状態を理解できます。

 

ひとこと

がんと言う響きで何もかも判らなくなってしまうかもしれませんが、着実な医学の進歩によりがんは不治の病では無くなりました。

不安で怖いという思いを、知ることと理解することで自分が今どんな状態なのかを把握できます。

知る事は貴方の力に成るでしょう。

 

肝臓がんの血液検査の精度とは?~ALP・PIVKAⅡの陽性率は何%?

腫瘍マーカーについて詳しく理解しよう!~肝臓がんについて

腫瘍マーカーとは、がん細胞が出現の際に特異的に産生される「蛋白質・糖蛋白質・酵素・ホルモン・その他関連物質」を検出して、癌の診断や病状の経過を行うというものですが、その陽性率や精度に関しては健診の際に詳しく説明されることが無いため、良く分からないまま活用できない場合も多いようです。では、実際の陽性率とはどのようなものでしょうか。下記では、肝臓がんに関連した腫瘍マーカーについて見て行きたいと思います。

 

肝臓がんのステージ区分について

まず、肝臓の腫瘍マーカーの代表である『ALP』『PIVKAⅡ』について見る前に、肝臓がんの進行度に応じたステージ区分を見て行きたいと思います。肝臓がんの進行度は、次の3要素の組み合わせによって「I、II、III、IVA、IVB」

の5段階に分類されます。3要素・・・T因子、N因子、M因子。

 

<T因子(がんの進行度)について>

T因子はがんの個数、大きさ、脈管侵襲のによって規定されます。

1)腫瘍個数が単発

2)腫瘍径が2cm以下

3)脈管侵襲がない

 

上記3項目のうち、

 

3つ全てに合致⇒T1

3つ中2つに合致⇒T2

3つ中1つに合致⇒T3

3つ中0つに合致⇒T4

 

となります。

 

<N因子(リンパ節転移の有無)について>

リンパ節転移が

ある⇒N1

ない⇒N0 

 

<M因子(遠隔臓器への転移の有無)について> 

遠隔転移が

ある⇒M1

ない⇒M0

 

<肝臓がんの進行度(ステージ表)と生存率> 

ステージⅠ

T1、N0、M0

⇒5年後生存率:54.6%

 

ステージⅡ

T2、N0、M0

⇒5年後生存率:43.1%

 

ステージⅢ

T3、N0、M0

⇒5年後生存率:24.8%

 

ステージⅣA

T4、N0、M0

⇒5年後生存率:9.4%

 

ステージⅣA

-、N1、M0

⇒5年後生存率:9.4%

 

ステージⅣB

-、-、M1

⇒5年後生存率:9.4%

 

ALP・PIVKAⅡとは?

上記の5段階のステージの、ALP・PIVKAⅡによる陽性出率を見ていきましょう。

 

◆ALP(α-フェトプロテイン)

ALPは、分子量約7万、590個のアミノ酸からなる1本の糖鎖を持つ蛋白質です。胎児期には肝臓・卵黄嚢で多く産生されますが、出生後では産生されなくなり、肝細胞のがん化によって産生されるようになります。

 

<陽性率は?>

ステージⅣの肝細胞癌においても50%の陽性率しかなく、ステージⅠなどの小さな癌に対しては数値が基準値以下になることもある。また、肝炎・肝硬変でも20~40%の陽性率となるため、単独での早期診断は困難であると言える。

 

◆PIVKAⅡ

血液凝固因子の第二因子は肝臓で合成される際、ビタミンKが必要になりますが、ビタミンKが欠乏すると活性を持たないPIVKAⅡが合成されます。がん化の他、長期静脈栄養・閉塞性黄疸・ワーファリン投与などビタミンK欠乏で増加する。

 

<陽性率は?>

ステージⅢ・Ⅳの肝細胞癌においては高い陽性率だが、Ⅰ・Ⅱの早・中期がんについては0~27%と低い陽性率であるため、単独での早期診断は困難と言える。 

 

<原発性肝細胞癌におけるAFP/PIVKAIIの病期別陽性率一覧>

 

 PIVKAⅡ

Ⅰ⇒0%、Ⅱ⇒27.3%、Ⅲ⇒75%、Ⅳ⇒100%

 

 AFP

Ⅰ⇒37.5%、Ⅱ⇒31.3%、Ⅲ⇒25.0%、Ⅳ⇒50.0%

 

⇒したがって、腫瘍マーカーに加え、画像診断や肝生検を行って診断する必要があります。

 

その他の検査との併用について

肝細胞癌の早期診断のためには、1)血液検査・2)腹部エコーなどの検査を組み合わせることが必要です。

 

1)血液検査

AST/ALT比↑・ALP↑・LAP↑・γ-GTP↑・血小板↓

 

2)腹部エコー:5m程度の腫瘍発見可能。

2cm以上で、次の超音波所見(辺縁低エコー帯、側方陰影、内部エコーの不均一化など)

 

最後に

肝がんの切除を行った際の、ステージごとの5年後生存率に関しては以下になります。

 

ステージⅠ⇒80%

ステージⅡ⇒64%

ステージⅢ⇒51%

ステージⅣ⇒38%

( ※ステージⅣ:遠隔転移を伴うステージIVBを除く)

 

早期にがんを発見し、迅速な処置を行えば生存率は飛躍的に上昇します。腫瘍マーカーだけの結果を信頼せず、血液検査や超音波検査の毎年の変化を良く比較しながら、病状が変化しないうちに投薬・食事改善などの処置を行うことが非常に重要です。

 

原発性肝臓がんと転移性肝臓がんの違いは?治療法と診断方法

肝臓がんではないかと自分で疑ったり、医師から可能性を告げられたりすると、もう驚きで何も考えられなくなるかもしれません。

一言で肝臓がんは大きく分けて2つの種類があるのをご存知でしょうか。

それに拠って治療法も、診断方法も変わってきます。

 

肝臓がん2つのパターン

肝臓がんには、原発性肝臓がんと移転性肝臓がんの2つの種類があります。

原発性肝臓がん…肝臓の細胞が変異してがんになるもの

転移性肝臓がん…肝臓以外のがん細胞が血液で運ばれ、肝臓でがんになったもの

 

ともに共通する特色は、肝臓にしこりを作ります。

 

原発性肝臓がん

肝臓の細胞には、肝臓本体を作り肝臓機能を維持している肝細胞と、肝細胞で作られる胆汁が通る胆管細胞があります。

 

肝細胞ががん化となる肝細胞がん(原発性肝臓がんの内95%)

胆管細胞ががん化となる胆管細胞がん(原発性肝臓がんの内4%)

 

これらの2種類が原発性肝臓がんの殆どを占めています。

 

転移性肝臓がん

肝臓以外の臓器が発祥地で、血管を通る血液に乗ってたどり着き、そこで着床しがんのを形成します。この場合、他の臓器ががんを発生させており、その元の臓器との関係も大切な要素として関わってきます。

 

がんのオリジナルにこだわる意味(転移)

転移してきたがん細胞は、オリジナルのがん細胞の複製で、他の臓器に発症したがん細胞と同じものです。

 

例)始めに胃がんが有り、胃がんからの肝臓に転移(転移性肝臓がん)のがん細胞は胃がんと同じ細胞でできています。またその性質も胃がんと同じです。

 

‐要約‐

このがん細胞が他所から来た転移性肝臓がんと、原発性肝臓がんはまったく違う細胞からできています。

 

知ることは力

落ち着いて「がん」を知ることで、恐怖の対象から理解の対象へと変化します。知らないと不安を呼び起こし、不安は恐怖と変わり、恐怖は対象を隠して、全て無かった事にしようとします。

 

ただひたすら脅えず、知ることにで病と付き合えます。

知ることは力です、知ることは次のドアに進む大切なツールです。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2007/06/22-002749.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-14掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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