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身体的・社会的・精神的などの苦痛が影響しあっておこる‘癌生疼痛’


がんの患者さんのうち、痛みを訴える人は全体の約80%ほどだといわれています。痛みの種類には様々なものがあり、がんによって神経や内臓が傷つけられる痛み、治療後に生じる痛み、薬の副作用で生じる痛み、体力の低下により合併症を起こすことで生じる痛みなどがあります。しかしそれらの一般的に思い浮かぶイメージだけでなく、他にも多くの種類の要因が絡み合い、痛みや不快の症状となって現れている場合があります。

 

 

◾︎あらゆる面での苦痛

 

がんの患者さんはさまざまな苦痛を抱えています。程度や状態は病気の進行とともに変化していきます。大きく分けると次の4つになります。

 

・身体的苦痛・・・痛みや食欲不振、倦怠感や慢性疲労、副作用などによる苦痛です。


・社会的苦痛・・・病気により社会的地位を失う、家計が苦しくなる、家庭の問題、疎外感などによる苦痛です。


・精神的苦痛・・・不安や恐怖、治療効果があらわれない苛立ち、先の見えない絶望感、容姿の変化、鬱状態などによる苦痛です。


・スピリチュアル面・・・死への恐怖、生きる意味があるかわからない、これまでの罪への意識、どうして私ががんにならなければならなかったのか、などの人生や自身の生死に関する悩みによる苦痛です。

 


◾︎あらゆる痛みをケアして症状を緩和する

 

これらの要因は痛みと相互に作用し合い、さらに痛みを強めたりなかなか治らないといった悪循環になることもあります。「これぐらいのことで弱音を吐いてたらこの先治療に耐えられない」「先生は忙しそうだから痛みについて話を聞いてもらいにくい」などと我慢したり遠慮したりすることはありません。自分の感じている苦痛や痛みについてよく把握し、積極的に痛みを取り除く治療に取り組むことは、人生を自分らしく送るためにも大切なことです。

 

 

緩和ケアなどを利用し、あらゆる方面での苦痛を取り除き、痛みのトータルケアを行っていきましょう。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/search/search.php?search=%E7%97%9B%E3%81%BF])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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