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麻薬は怖い?誤解の多いモルヒネ~安心して治療を受けるために~


欧米の先進国では、癌生疼痛の緩和治療が積極的に行われています。日本では疼痛緩和に使用される「モルヒネ」について誤解があることなどを背景に、あまりさかんに行われていません。一般の人だけでなく医師でさえ誤解している場合があると言われていますが、適量を使用すれば問題がないばかりか、患者さんの苦痛を取り除き、積極的に日常を送るための支援をすることができるでしょう。安心して疼痛緩和の治療を受けるため、モルヒネについて本当のところを知っておきましょう。

 


◾︎多くの誤解

 

医療用麻薬であるモルヒネに関する誤解として、「麻薬だから依存性がある」「末期で他にできる治療が無くなってから初めて使えるもの」「だんだん効かなくなってきて、投与量がどんどん増えていく」などがあります。依存性については、痛みがある人にそれを取り除くための分量を投与しただけでは、薬物依存になることはありません。また、投与の時期についても、痛みが我慢できないほど強くなる前に使用した方がより効果があります。投与の量についても、痛みの強さの段階によって薬を使い分けたり、投与の方法を変えたりなどの対応があり、単純に効かなくなったらどんどん量を増やすということではありません。

 


◾︎3段階除痛ラダー

 

疼痛治療では、WHO方式が世界的な基準とされています。これは「3段階除痛ラダー」というもので、痛みを「軽度」「中等度」「高度」の3段階に分けて、それに応じて作用の弱い薬から強い薬へと変えていくというものです。これによると、医療用麻薬は中等度から、作用の弱いものを使用します。この基準に従って、安全性の高い疼痛緩和治療が行われるでしょう。

 

 

適切に使えれば痛みを取り除くだけでなく、延命効果も見込めます。納得できない点や疑問があれば、解消するまで医師に相談して決断すると良いでしょう。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2013/09/29-382650.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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