育児
転びやすい子どもにできたたんこぶ!病院に連れて行く…でも何科に?
つかまり立ちをし始めたり、自分で自立して歩き始めたりすると、何とも不安定ではらはらしてしまいますよね。そうして見ているうちに「ガンッ」と音がして、「ああほらやっぱり転んだ」ということは多いと思います。
転び方によっては子どもが頭に大きなたんこぶをつくることがあります。子どもは本当に転んで頭をぶつけるということが多く、単に床などで転ぶということから、テーブルの角に頭をぶつけるということまで様々です。ではこのとき親御さんはどうすればよいのでしょうか?
病院に連れて行く!…でも何科に?
たんこぶができていても、子どもの意識状態や出血などの有無を確認して問題がなければ、病院に連れて行く必要はありません。
しかし、ぐったりしている場合やひきつけを起こすような場合には病院に連れて行く必要があります。
また親御さんでは判断ができないような場合には、念のため病院に連れて行ってよいでしょう。
このときに問題になるのが何科に連れて行けば良いのかです。たんこぶができたことによって考えられるのは、脳の損傷や骨折などですが、これを親御さんがその場で判断するのはできませんし、逆に危険です。ですから最も安心できるのは小児科でしょう。
たんこぶができてから何時間も後に病院に行くのは意味がない!?
たんこぶができる状況で最も危険なのは、頭蓋内で出血を起こしているケースです。子どもの場合、大人よりも頭蓋内の余白部分が少ないので、もし出血が起こっていたら、大人に比べて早く悪化します。
そのため、本当に重症の場合は、たんこぶができた何時間も後になって病院に行くというのは意味がありません。本当に重症ならば、一分一秒を争う速さで状態が悪化していくからです。
とはいっても、たんこぶによって起こるのは、頭蓋内の出血だけではなく、骨折や、皮膚の損傷という場合もあります。
たんこぶができて数時間も経ったからといって、それらを放っておいてよいわけではありませんから、そうした可能性を考えて病院に行くことは正しいと言えます。
たかがたんこぶでも子どもの場合は心配してしまいますよね。心配な点が見つけられる、あるいは病院に行くべきかどうか分からない場合には、とりあえず病院で専門の方に見てもらった方がよいでしょう。
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(Photo by: http://www.ashinari.com/ )
著者: カラダノート編集部