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生活習慣病

原因の病気があって生じる高血圧、二次性高血圧のスクリーニング検査ってどんなものがある?

 

高血圧を生じている人の多くは、本態性高血圧という高血圧です。これは具体的な原因がない高血圧で、主に加齢などによって生じます。一方で具体的に高血圧になる原因があった上で高血圧を生じることもあります。

これは二次性高血圧といって、頻度は少ないですが、適切な治療を受けることによって治癒が期待できます。

 

二次性高血圧のスクリーニング検査とは

若年発症の高血圧や、重症高血圧、また一般的な治療をしても効果を得られない高血圧の場合、二次性の高血圧が疑われます。

二次性高血圧が疑われる場合には、原因となっている病気を特定することが必要です。そのため、その病気を推定するためのスクリーニング検査を行います。

スクリーニング検査においては、詳細な病歴、身体所見、血液検査や尿検査によって、病気の鑑別に必要な検査が変わってきます。

では、実際にどんな原因疾患の場合に、どんな鑑別検査が必要になるのでしょうか。

 

原因疾患を鑑別するために必要な検査とは

腎実質性高血圧が疑われる場合

蛋白尿、血尿、腎機能低下、腎疾患の病歴などがある場合に疑われます。

 

血清免疫学的検査

…体の中にできる抗体の有無を調べて病気の感染を調べる検査です。

 

・腎超音波検査

…体の外から腎臓に超音波をあて画像として映し出し、腎臓の形、病変を調べる検査です。

 

・CT検査

…X線を使って体の断面図を画像に写し出し病変を調べる検査です。

 

・腎生検

… 背中から針を刺し、腎臓に届かせて腎臓の組織を採取する検査です。その組織を顕微鏡などで評価し、より精密な病気の診断に役立てます。

 

腎血管性高血圧が疑われる場合

若年者、急激な血圧上昇、腹部血管雑音、低カリウム血症などがある場合に疑われます。

 

血漿レニン活性検査

…腎臓から分泌される、体液保持や血圧保持をするホルモンのレジンの、血中濃度を測定する検査です。

 

・血漿アルドステロン濃度検査

…レニン同様、体液保持や血圧維持に関係するホルモンアルドステロンの、血中濃度を測定する検査です。

 

・腎血流超音波検査

…腹部大動脈から腎臓に流れ込む動脈の血流を、超音波をあてて画像に映し出す検査です。

 

・血管造影検査

…腎臓に造影剤を注入し、その流れをX線を用いて画像に映し出す検査です。

 

・レノグラム検査

… 腎臓で処理される薬剤を体に入れ、その薬剤が腎臓で処理される様子を観察する検査です。特に左右の腎機能の差を知ることができる。

 

原発性アルドステロン症が疑われる場合

四肢の脱力、夜間多尿、低カリウム血症などがある場合に疑われます。

 

血漿レニン活性検査

・血漿アルドステロン濃度検査

 …上記の検査内容と同じになります。

 

・副腎静脈採血

…カテーテルを挿入し、副腎静脈の採血をする検査です。

 

・CT検査

 …上記の検査内容と同じになります。

 

クッシング症候群が疑われる場合

→肥満、満月様顔貌、高血糖、妊娠線のような皮膚の萎縮などがある場合に疑われます。

 

コルチゾール検査

…ストレスホルモンと言われるコルチゾールの血中濃度を調べる検査です。

 

・副腎皮質刺激ホルモン検査

…通常コルチゾール検査と同時に行われる検査で、ストレスに関する検査です。このホルモンは副腎皮質ホルモンの分泌を刺激するホルモンで、これの血中濃度を調べます。

 

・腹部CT検査

…X線を使って体の断面図を画像に写し出し病変を調べる検査を腹部に行います。

 

・頭部MRI検査

…磁気の力を利用して、体の中の状態を画像にして写しだす検査です。これを頭部において行います。

 

褐色細胞腫が疑われる場合

発作性、動揺性高血圧、動悸、頭痛、発汗、神経線維腫などがある場合に疑われます。

 

血中・尿中カテコールアミン検査

…腫瘍ができると増えるカテコールアミンの量を測定する検査です。尿の場合は1日分の尿を採取し、血中の場合は血液を採取して行います。

 

・腹部超音波検査

…体の外から腎臓に超音波をあて画像として映し出し、腹部臓器の病変を調べる検査です。

 

・CT検査

 …上記の検査内容と同じになります。

 

 

もちろん他にも原因となっている病気によって、所見が異なりますし、行われる検査も変わります。

症状によっては、すぐに二次性高血圧と判断ができない場合もあり、しばらく高血圧の治療を続けてから、二次性の高血圧だったと分かる場合もあります。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2014/02/15-385899.php])

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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