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生活習慣病

高血圧での通院治療の豆知識~通院頻度や検査、病院選びなど~

 

高血圧で病院に行くとなると、月に何回くらい行けばいいのかと心配になる方もいるでしょう。

仕事をしているとなかなか都合がつかなかったりもしますし、通院頻度が多いと病院の検討をもっとしたいという方もいるかもしれません。

 

●大体1か月か2か月に1回程度

高血圧の治療中の通院頻度は、どれくらいしっかりと血圧コントロールが出来ているかによって異なります。

高血圧の薬の多くは90日まで処方が出来ますので、最大で90日に1回ということは出来ますが3ヶ月に1回のケースはそれほど多くありません。

高血圧は自覚症状があまりないので、3ヶ月に1回では血圧の揺り戻しが起きる可能性が高いからです。

適切に血圧コントロールが出来て、尚且つそれほど負担にならない通院頻度として採用されるのは、一般的には1か月に1回か2か月に1回、1か月半に1回くらいと言われています。

 

●血液検査は随時行う

血圧の検査だけではなく高血圧ではその他の生活習慣病のリスクも考え、血液検査が行われます。

この血液検査は毎回行われるケースは少なく、基本的には半年から1年に1回の頻度で行われると考えてください。

ただ、血圧・血液状態を頻繁に確かめる必要があり検査を行うケースもなくはないので、毎回の診察ごとに血液検査を行うと言われた場合は理由を聞いてみてください。

 

高血圧で合併症を起こしていない場合の通院頻度は1か月から2か月に1回程度と言われています。

合併症を起こしている場合(脳や心臓などの合併症)は入院治療で集中的に治療、リハビリを終えての通院となるので経過観察を細やかにする必要があり、さらに通院頻度は高まります。

血圧コントロールがうまく行っていれば通院頻度は徐々に長くなっていくでしょう。

 

高血圧の治療と「生活習慣病管理料」の算定についての豆知識

健康診断などで高血圧の疑いがあった場合、病院で詳しい検査や治療を受けることとなるでしょう。高血圧は生活習慣病であるだけに、長い時間をかけて生活習慣を改善し、病気の治療に取り組んで行く必要があります。そこで気になってくることの一つが「医療費」です。病気は治したいけど治療費はできるだけ安く抑えたいものです。費用に関わる話として「生活習慣病管理料」というものがあります。

 

生活習慣管理料とは

病院で診察を受けると、医療費の明細に「薬剤料 110点」などという、費目と点数が記載されているかと思います。医療費はこの診療点数を全て加算し、1点10円として金額が設定されます。

 

通常、高血圧で病院にかかっている場合、診察料や管理料、薬剤料や調剤料などが個別に加算されて料金が出されます。一方で、「生活習慣管理料」という加算の方法があります。これは高血圧、糖尿病、高脂血症を主病とする患者に、服薬、運動、休養、栄養、喫煙及び飲酒についての指導や治療を行った場合、その管理料、検査、投薬、注射の費用を全て包括して点数にするというものです。具体的に言うと、高血圧で院内処方の場合「1400点」となり、これには検査や注射などの費用が全て含まれているということです。

 

この方法で加算するには、医師が算定月に「療養計画書」を作成する必要があります。また、1月に1回は診察をすることになるなど、適用する際の条件などが決められています。療養計画書は食事や運動について細かい記載事項があり、患者さんごとに計画を設定でき、包括的な治療を行えます。

 

場合によっては医療費が大きく異なることも

高血圧の治療で、個別に加算する方法と包括して計算する方法では、治療内容などによって双方の金額に大きな差がでることがあります。状態が安定していれば治療内容も通院する回数も少なく、個別に計上した方が患者負担は安くなります。治療内容が多く通院回数も多ければ包括で計上した方が患者負担は軽くて済みますが、病院側の負担が大きくなるため、最新の薬ではなく料金の低い薬を処方するなど、治療内容を制限せざるを得なくなる場合もあります。両者の兼ね合いが難しく、生活習慣管理料として計上した場合、料金について患者から苦情が出たり、細かい療養計画書を書くのが時間的に厳しいという医師の意見があったりと、適用が難しいこともあるようです。

 

生活習慣病管理料を適用する場合は医師から説明があると思います。もし治療の費用について疑問があれば、よく医師に確認すると良いでしょう。

 

白衣高血圧に血圧治療は必要ないと思っていませんか?    

病院などで血圧を測る際、白衣高血圧という言葉を耳にしたことはないでしょうか。

これは「診察室だけの高血圧」と呼ばれ、外来などの医療環境下で医師を目の前にして測る血圧は常に高血圧なのに、日常生活下で測定した血圧は正常な状態を言います。

 

誰しも、体調が悪くて病院を訪れると、医師に何を言われるかドキドキするでしょうし、注射や採血などの日頃経験する事のない痛い思いをするとなると、血圧だって上がるでしょう。

「なら、別に治療する必要なんてないんじゃない?」と思う方がほとんどでしょうし、この白衣高血圧に関しては必ずしも治療は必要ないとされています。

 

しかし、場合によっては治療が必要な場合があります。それは臓器障害が存在する場合です。

 

白衣高血圧とは、病院環境下で高血圧になることを言いますが、言い換えると「ストレス環境下」での血圧という事になります。

人は生活していくうえで絶えずストレスにさらされ続けています。

事実上の高血圧として治療する必要がなくても、日々のストレスにならされることで血圧が高くなるのだとすれば、それはその方にとってあまり良く無い事です。

血圧が上場する事で、腎臓や心臓には多大な負担がかかります。

 

研究者によっても異なりますが、外来高血圧のうち、白衣高血圧の頻度は約18.9%で、高血圧の軽症例に多いとされます。

この白衣高血圧では、糖尿病や脂質代謝異常とが合併した際には動脈伸展性の障害が強いとの報告もあります。

そのため、臓器障害を抱えた人に白衣高血圧の存在がある場合は、早期治療を開始する事で、その予後に大きく影響を与える可能性があります。

 

この場合、交感神経緊張による血圧上昇が機序として考えられるため、α遮断薬が有効です。

 

あくまでもその方の病状と検査データによりますが、白衣高血圧は全てそのまま放置していいというわけではなく、臓器障害を抱えた方の早期高血圧発見と早期治療に役立つと考えてよいでしょう。

 

この設備があるところをチェック!高血圧症の病院選び

健康診断で、高血圧の疑いがあり、再検査。

高血圧なんて、みんな年をとるとなるんだから大丈夫でしょとタカをくくっていたりしませんか?

高血圧はたくさんの病気のきっかけにもなる病気です。また、他の病気が隠れているかもしれません。ですから、高血圧の診断や治療を行うためには、高血圧に関連するいくつもの検査が必要です。

 

血圧測定だけではない

血圧が高いかどうかは、自宅でも測定できます。むしろ、自宅で落ち着いた状態の朝食前の血圧が、正しい値とも言われています。医師や看護師の前では緊張などから高めに出ることがあるためです。

高血圧が疑われる場合には、病院でゆっくり時間をかけて、一定時間間隔での血圧測定が必要です。入院設備があるところでの検査になるのは、こうした背景があります。

 

高血圧に関連する病気の検査

高血圧だとわかったら、高血圧に関連した検査が必要になります。合併症などがある場合には、治療方法が変わるからです。とくに懸念されるのが、心臓と腎臓、肝臓、そして脳です。これらの臓器は、高血圧によって機能が低下している可能性があります。

また、これらの臓器の異常から、高血圧が引き起こされていることもあります。

 

どの治療を最優先させるか、ということも含めて、全身の検査ができる病院を選ぶのがよいでしょう。

 

具体的には

・長時間血圧モニター

・心電図、負荷心電図

・頭部CTおよび頸部CTなどの画像診断

・糖負荷試験

・超音波画像診断

・腎検査

などの設備があると、迅速で総合的な診断が行えます。

また、合併症が見つかった際にも対応できる医療体制であれば安心です。

 

高血圧くらい、と思わずに、隠れている病気がないか、これからどう生活習慣を改善したらいいかを考えることから始めましょう。もし、かかりつけのお医者さんがいれば、これらの設備が整った病院を紹介してもらい、万全の検査をしましょう。

 

高血圧診療に必要な問診と検査ってどんなもの?    

血圧が高いから、医者にみてもらおう。そう思って内科を受診する場合、殆んどの内科医は血圧治療に関して専門的な知識を持っています。

 

しかし診てもらう側としては、その医師がどの程度血圧治療の専門的知識を持っているかなどわからず、様々な検査をされることで、ただ血圧が高いだけなのにどうしてこんなに色々と聞かれたり、検査をされるのか心配になる方がいるかもしれません。

 

そこで、血圧治療に最低限必要な問診内容と検査内容を知ることで、その心配が解消されるかもしれません。

高血圧で治療を要すると思われた場合は、次のような問診と検査が行われます。

 

◆ 問診項目◆

1. 発症状況と経過

① 疾患の持続時間と経過を確認し、臓器障害の程度を予測

2. 生活習慣・嗜好

① 食塩摂取量 

② 食生活の状態 

③ 適正体重の確認 

④ 日常における運動の程度 

⑤ 飲酒量 

⑥ 喫煙量

3. 既往歴

① 特定の降圧薬が禁忌となるような疾患の有無

② 脳血管障害既往の有無

③ メタボリックシンドロームの有無

4. 自覚症状

① 二次性高血圧を鑑別するために重要

5. 家族暦

① 家族暦(特に一等親)を有する人

② 脳血管障害の有無

 

◆ 身体所見・基礎検査◆

1. 視診・触診

① 心尖拍動の部位と範囲

② 抬起性心尖拍動の有無

2. 聴診

① 親雑音・過剰心音の有無

② 頚動脈雑音の有無

③ 眼瞼部での雑音の有無

3. 血圧測定

① 外来血圧測定

② 起立時血圧変動の有無

③ 家庭血圧測定

④ 24時間血圧測定

4. 基本的検査

① 採血(Cr, TC, TG, LDL-C, HDL-C, FBS, HbA1c, 高感度CRPなど)

② 尿検査

③ 胸部単純レントゲン写真

④ 心電図

5. オプション

① 心エコー

② 頚動脈エコー

③ 眼底検査

④ 頭部MRI

⑤ 動脈波速度検査 など

 

診察を受ける方の年齢や既往歴などによって、これら全ての検査が必要というわけではありませんが、より慎重に検査をすすめてもらうことで二次性高血圧との鑑別をきちんとし、高血圧の治療をしてくれるということです。

 

心配に思う前に、まずは高血圧が高くなっている理由を知り、きちんとした治療を受けましょう

 

高血圧での診察ってどんなことをするの?

高血圧での診療は月に1回か2か月に1回程度に落ち着くケースが多いようです。

最初は薬の効きを確かめたり、その他の検査を行うためにもう少し頻度が高い場合もあります。

さて、では高血圧で通院したときに診察ではどんなことが行われているのかを見ていきます。

 

●血圧測定と問診

高血圧で病院に通っていますので、血圧測定は普段から家で行っている方が多いと思います。

もちろん病院でも基本的には血圧測定をして、その結果と家での結果を見ながら血圧コントロールをしていきます。

また、問診をしないと薬が出せない決まりがありますので問診も行います。血圧検査と問診は毎回の通院の必須コースと考えてください。

 

●問診内容は生活習慣に関するものが多い

高血圧の合併症が疑われる段階ではなく、血圧コントロールが必要な段階での問診は、生活習慣について問われることが多いです。

一番最初に高血圧を確定する際にも家族歴や飲酒習慣、喫煙習慣、運動習慣、食習慣の確認があります。

通院している間は問題となる生活習慣をどのように変えたか、生活で最近大きな変化はあったか(転勤した、家族が病気になったなど)を聞かれます。

上手く血圧コントロールが出来ているようなら問診の時間はそれほど長くはなく、数分で終わる場合もあります。

問診が終われば薬が出るのを待って(院外薬局の場合は薬局に処方箋を持っていく)、薬をもらったら終了です。

 

高血圧の診察の流れは血圧検査、問診、薬の受け取りという流れで行われるのが一般的です。

これは血圧コントロールのみで高血圧を上手く取り扱えているケースです。

合併症が出てきた場合は血圧測定の他に、合併症に関する検査、合併症に関する問診(生活習慣等)が入りますのでもっと診察時間が長くなるケースもみられます。

(Photo by: [http://pixabay.com/static/uploads/photo/2014/03/22/11/24/hospital-292568_640.jpg])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-19掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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