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生活習慣病

慢性腎臓病(CKD)の人が知っておきたい食事療法の基準

 

糖尿病や高血圧を患っているのであれば腎臓への影響も見逃せません。

生活習慣病が主な原因となって起きるCKDは日本人の10人に1人がかかっているとも言われるのです。

そんなCKDの治療では腎臓に負担を与えないために、食事療法も用いられます。

 

●日本腎臓学会が定める食事療法基準

以下で紹介する、食事療法の基準は日本国内の腎臓関連疾患について学術的・臨床的な部分からアプローチしている日本腎臓学会が定めたものです。

この食事療法基準をもとにして生活習慣の改善を行っていきます。

すべてのステージにおいてエネルギー必要量は27-39kcal/kg(体重)/日とされていますが、実際の年齢や活動量でこの点は異なります。

ここでは、タンパク質量、食塩量、カリウム量の3つを見ていきます。

 

●ステージ1の食事療法基準

ステージ1は尿蛋白量が1日0.5g未満か0.5g以上かによって異なります。

 

・ステージ1で尿蛋白量0.5g未満/日

タンパク質量:任意、食塩量:10g未満(高血圧の場合は6g未満)、カリウム量:基準なし

 

・ステージ1で尿蛋白量0.5g以上/日

タンパク質量:0.8-1.0g/kg、食塩量:6g未満、カリウム量:基準なし

 

●ステージ2の食事療法基準

ステージ2でもステージ1と同じように尿蛋白量によって食事療法基準が異なります。

 

・ステージ2で尿蛋白量0.5g未満/日

タンパク質量:任意、食塩量:10g未満(高血圧の場合は6g未満)、カリウム量:基準なし

 

・ステージ2で尿蛋白量0.5g以上/日

タンパク質量:0.8-1.0g/kg、食塩量:6g未満、カリウム量:基準なし

 

●ステージ3の食事療法基準

・ステージ3で尿蛋白量0.5g未満/日

タンパク質量:0.8-1.0g/kg、食塩量:3g以上6g未満、カリウム量:2000㎎以下

 

・ステージ3で尿蛋白量0.5g以上/日

タンパク質量:0.6-0.8g/kg、食塩量:3g以上6g未満、カリウム量:2000㎎以下

 

●ステージ4、ステージ5の食事療法基準

タンパク質量:0.6-0.8g/kg、食塩量:3g以上6g未満、カリウム量:1500㎎以下

※ただし、ステージ5は透析療法を用いていない場合とします。

 

CKDの食事療法の基準はステージごとによって異なりますが、基本となるのはタンパク質、カリウム、食塩の3つに気を配ることです。

ステージ5で透析療法をしている場合はそれにプラスして水分とリンの基準も追加されます。

 

 (参考:腎疾患の食事療法ガイドライン2007 //www.jsn.or.jp/jsn_new/iryou/free/kousei/pdf/shokuji.pdf)

(Photo by: [//www.ashinari.com/2014/03/21-387492.php])

著者: あさこすさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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