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生活習慣病

心臓病における検査とは?入院期間と費用の目安、治療の方法なども

 

心臓病になった場合の入院期間、費用について日本心臓財団が提供した情報があります。

簡単に入院期間と費用の目安を見ていきましょう。

 

●バルーンカテーテルでは1週間程度の入院

バルーンカテーテル(風船状の物体を取り付けた管で動脈を広げる)治療での入院期間は約1週間です。

バルーンカテーテルの手術自体は検査を含めても1時間と短いですが、ステント挿入やその後の経過観察も含めると1週間の入院は必要です。

費用は3割負担で大体30万円程度となります。

 

●心臓バイパス手術では25日以上の入院

心臓近くの動脈の流れを変えて、詰まりかけている動脈ではなく血管がしっかりしている動脈とつなげるのがバイパス手術です。

このバイパス手術は費用の差が大きく、3割負担でも70-130万円と大きな違いがあります。

心臓の冠動脈のもともとの状態や体のその他の問題に合わせて適切なバイパス手術をします。なお、入院日数は25日以上が目安です。

 

●3日目くらいから徐々に動き始める

心臓の手術を行った後、痛みは確かに残りますが、一般的に皮膚の痛みは1-2日、骨の痛みは3-5日で治まるとされています。

そのため、入院期間中ではありますが3日目くらいになると自分でトイレに行ったり、少しずつベッドから起き上がって過ごすようになる方が多いです。

糖尿病などその他の治療が必要ない場合は、入院し始めるのは手術前日もしくは前々日からです。

 

心臓病での入院期間と費用の目安はカテーテルで7日間-30万円、バイパス手術で25日間-70-130万円程度です。

ただし、高額療養費制度への申請を行えば所得に合わせてもっと低い負担割合で済むこともあります。

公的な医療費助成制度を上手く利用しながら負担の少ない入院生活を送りましょう。

 

重症患者のための集中治療室CCUとは?狭心症や心筋梗塞の治療

救急心筋梗塞と診断される場合や、それが強く疑われる場合には、初期治療とともに、原則としてCCU管理の可能な高次医療機関に搬送して治療を行うべきだとされています。

CCUとは狭心症や心筋梗塞など心臓血管系の重症患者を対象とする、特殊な集中治療室のことをいい、冠疾患集中治療室とも呼ばれています。

 

このCCUでの治療や再灌流療法、冠動脈インターベーションなどの治療の進歩により、圧倒的な死亡率を誇っていた急性心筋梗塞の死亡率は低下をみせました。

しかし、一方で発症早期の死亡率が依然として高く、救急車や一次医療機関での適切な処置や、初期治療の重要性がますます強調されるようになっています。

 

我が国での救急医療体制は、各都道府県の医療計画に基づいていて、患者の重症度に応じて第一次、第二次、第三次救急医療の3段階の体制をとっています。

 

1. 初期(第一次)救急医療

入院治療の必要がなく、外来で対処できる帰宅可能な軽症患者に対応する救急医療。

 

2. 第二次救急医療

入院治療や手術を必要とする重症患者に対応する救急医療。

 

3. 第三次救急医療

二次救急まででは対応できない、一刻を争う重篤な救急患者に対応する救急医療。

 

三次救急では複数診療科にわたる特に高度な処置が必要であり、「救命救急センター」や「高度救命救急センター」が対応します。

 

ちなみに「高度救命救急センター」とは「救命救急センター」のうち特に高度な診療機能を有するもので、厚生労働大臣が認可した医療機関です。

 

CCU管理が可能な病院とは、主にこの高度救命救急センターのことをいいます。

 

自分や自分の家族がもし急性心筋梗塞になったら、このCCU管理が可能な病院に搬送してほしいと思うでしょうが、現状として、このCCUはいつも満床状態です。

 

急性心筋梗塞は一刻を争う疾患です。CCUですぐに治療をするのが理想だと言えるでしょう。良く救急隊員に「○○病院をお願いします」というご家族がいます。

そうしたいのは山々ですが、救急医療にはそれなりの決まりや手順がありますので、そういうリクエストや希望はわがままにしかなりません。

 

そして、急性心筋梗塞の場合は、二次・三次を問わず、応急処置をすぐに行うことが救命のポイントであることには変わりありません。

応急処置後の対応については医師とよく相談してから決めましょう。

 

心筋梗塞が疑われる場合に重要な検査~早急に治療をするために

急性心筋梗塞による死亡は発症直後ほど高く、危険な状態であると言えます。急性心筋梗塞が疑われた場合、その是非をはっきりさせ、早急に治療を実施する必要があります。

 

急性心筋梗塞診断のために必要な検査

1. 心電図

虚血性波形の検出に有効で、心臓の状態がはっきりとします。

 

2. 心エコー

心電図のST上昇範囲と一致して、左室壁運動異常が心エコー上検出されれば、診断はほぼ確実です。

 

3. 心筋トロポニンT

心筋トロポニンTの検出は、現在簡単に検出できる検査キットが発売されており、急性心筋梗塞の診断に大きく役立っています。

診察室で血液を試験紙に滴下し、15分で心筋梗塞の有無を検出できます。

 

4. 血液検査(白血球数と血清クレアチンキナーゼ活性)

白血球数(WBC)は急性心筋梗塞では発症2時間以内に上昇するので有効な検査です。

しかし心筋梗塞以外の原因でも上がることがあるので注意が必要です。血清クレアチンキナーゼ(CK)活性値の上昇は、白血球上昇よりもわずかに遅れ、発症3~4時間後に上昇します。

 

急性心筋梗塞の疑いで救急搬送もしくは受診した場合は、次の疾患との鑑別が大切です。

*高血圧

*弁膜疾患

*心筋疾患

*大動脈解離

*肺塞栓

*気胸

*消化器疾患

*肋間神経痛

*帯状疱疹

 

心臓神経痛やいわゆる胸痛症候群も同様です。

しかし、多くの場合、詳細な症状の分析と検査により、急性心筋梗塞との鑑別は可能です。診断が確定であれば、血栓溶解薬静脈注入などを行います。

 

急性心筋梗塞が疑われ、診断された病院に専門治療が可能な設備がない場合は、応急処置を施したのち、総合管理が可能な(できればCCU設備がある病院)へ移って専門的な治療を受ける場合もあります。

急性心筋梗塞は早期治療が救命率のカギとなります。

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2012/02/14-357720.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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