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高血圧の症状と薬物治療についての基礎知識!高血圧に使われる薬の効果と副作用!

高血圧の治療薬には様々な種類があります

 

薬物療法の進め方

薬による治療は基本的に少量からスタートして、効果が見られなかった場合は量を増やしていったり別の薬に切り替えたりします。

重度の高血圧患者さんになると3~4種類の薬を飲む方もいらっしゃいます。

しかし、薬には副作用が存在しますので他の疾患の薬との飲み合わせなどにも注意が必要です。

 

高血圧に使われる薬の効果と副作用

高血圧治療には血管を広げるものや血液量を減らすものがあります。

そのなかでよく使用されるものをいくつか紹介します。

 

・Ca拮抗薬

血管の筋肉を収縮させるCaをブロックして血管を広げます

副作用:動機や頭痛、便秘など

 

・アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬

血管収縮や体液の貯留に働くアンジオテンシンⅡを阻害します

副作用:高K血症など

 

・利尿薬

尿を出して血液量を減らします。

副作用:低K血症、脂質異常症、高尿酸血症など

 

・β受容体拮抗薬

心臓の働きを抑えて体全体に送り出す血液量を減らします

副作用:脂質異常症など

 

薬の副作用は必ず発生するものではありませんので、神経質にならない方がいいですよ。

副作用に対する薬が処方されることもありますしね。

 

高血圧は薬物治療が基本になりますので、お医者さんや薬剤師さんの指導を守ってしっかり薬を飲むようにしましょう。

 

 

妊娠中でも使用する降圧剤…危険性も知っておこう!

高血圧の治療に使用する降圧剤には様々な種類があります。

どれも降圧効果はそう変わらないのですが、副次的な効果の違いや副作用によって、患者さんに処方する薬を選びます。

 

妊婦さんの高血圧

妊娠している女性の場合、極力は薬の使用を控えます。

また高血圧の場合でも、血圧が140/90mmHg以下にコントロールされていれば妊娠経過やお産は良好にできます。

しかし、妊娠する前に多剤による降圧治療を受けていたり、臓器障害を伴っている場合、高血圧であり高齢出産である場合、そして高血圧に肥満や糖尿病を併発しているような場合には、高血圧の専門医と相談して妊娠経過を見守り、お産を検討する必要があります。

 

妊娠中に降圧剤を使用する

妊娠中の降圧薬の使用は広く浸透しており、その数は増加傾向にあるとされています。

妊婦さんの実に約5%が降圧剤を使用すると言われています。

 

禁忌とされる降圧薬

一般的に使用される降圧薬でも、妊娠中の服用は禁忌とされている降圧薬があります。

 

・ACE阻害薬

・ARB

 

これらを妊娠中に服用すると、胎児の発育不良や腎障害、新生児死、羊水過小症などといった障害が生じることが報告されています。

これらは頻繁に見られるということではなく、むしろ確率としてはそれほど高くないものとされていますが、発症の可能性があることにかわりはありません。

しかし、中には妊婦に対してこれらの降圧剤を処方する例もあるようです。

 

安全性が確認されている降圧薬も

禁忌とされている降圧薬がある一方で、妊娠中に使用しても問題ないとされている降圧薬もあります。

メチルドーパやラベタロールといった降圧薬なのですが、これらの降圧薬は通常の処方では使用しないものです。

そのため、最近は通常の高血圧に対して処方されるカルシウム拮抗薬などの有用性も認められるようになってきています。

また、妊娠中に禁忌とされている降圧薬は日本とアメリカでも大きく違います。

妊娠中の降圧薬だけでなく、これから妊娠するという人も薬剤の選択には慎重になる必要があります。

 

 

強力な降圧作用?!高血圧性脳症の静注で使用される降圧薬とは

緊急に降圧を行わなければならない症状の場合は静注用の降圧薬が使用されます。

ほとんどの薬は投与してから10分以内に効果が表れ、強力な降圧作用を示します。

 

高血圧緊急症

合併症によって生命に危険を及ぼす可能性のある疾患として、高血圧性脳症や頭蓋内出血、高度の高血圧を伴う心筋梗塞、大動脈解離、不安定狭心症などがあります。

これらの疾患や基礎疾患がなくても悪性~加速型高血圧によって数時間以内の急速な降圧が必要な場合の状態を高血圧緊急症といいます。

 

治療によって過剰に血圧を低下させてしまうと心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすことがありますので、160/100mmHg程度を治療目標に設定することが多いです。

 

使用される薬

血管拡張薬

・ペルジピン

ほとんどの緊急症に有効がありますが頭蓋内圧亢進には注意が必要です

 

・ヘルベッサー

急性心不全以外の緊急症に有効です

 

・ニトプロ

ほとんどの緊急症に有効がありますが頭蓋内圧亢進や腎障害の例には注意が必要です

 

・アプレゾリン

子癇に有効な交感神経抑制薬です

 

・レギチーン

褐色細胞腫やカテコラミン過剰に有効です

 

・インデラル

他薬による頻脈に有効です

 

アダラートの舌下投与も強力に血圧を低下させますが、用量調節が不可能ですのでこの疾患には使用してはいけません。

 

ニトプロは手術中の低血圧維持にも使用されますが、過剰投与によって過度の血圧低下やシアン中毒が出現することがありますので注意が必要です。

 

 

Ca拮抗薬や利尿薬…高血圧の薬物治療にみられる副作用とは

血圧を下げる主要な作用以外にも副作用が表れることがあります。

 

・Ca拮抗薬

血管拡張作用による頭痛やめまい、立ちくらみ、ほてり、歯肉肥厚や便秘などがみられます。

 

・アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)

めまい、ふらつき、冷や汗などの低血糖症状、高K血症など

 

・アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬

乾いた咳(空咳)、血管神経性浮腫、高K血症など。

アクリロニトリルメタリルスルホン酸膜を用いた血液透析施行中ではアナフィラキシー様症状が発現するため使用してはいけません。

 

・利尿薬

チアジド系またはループ利尿薬では低Na血症、低k血症、高尿酸血症、食欲不振などが見られます。しかし、これらの副作用は少量投与にすることで降圧効果を損なわずに減少することができます。

カリウム保持性利尿薬では食欲不振、悪心、嘔吐、高K血症など・β受容体遮断薬心不全、除脈、気管支喘息、低血糖症状などが見られます。特に心機能が低下傾向にある高齢者や糖尿病、耐糖異常などを合併している患者さんには注意が必要です。

 

様々な副作用がありますが、これらの症状が必ず表れるわけではなく、ここに書いていない副作用が表れることもありますので何か気になる症状が表れましたら医師や薬剤師にご相談ください。 

 

(Photo by http://pixabay.com/static/uploads/photo/2012/12/21/10/06/addiction-71575_640.jpg)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-05-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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