妊娠・出産
帝王切開後の痛み!自然分娩とどっちが痛い?
自然分娩では難しいと医師が判断した場合は、帝王切開での出産となります。帝王切開と手術後の様子についてみていきましょう。
(帝王切開での出産について)
帝王切開は、自然分娩では母体または胎児の生命の危険性がある、安全に出産ができない場合に医師の判断で手術が行われ胎児を取り出すことを言います。また、最初から帝王切開での出産の場合は予定帝王切開と言い、妊娠37週~38週頃の陣痛が起こる前に手術をします。この予定帝王切開は、腰椎麻酔をかけて腹部を横か縦かに切開し、(最近では、傷跡が目立たないように腹部は横に切開しますが、緊急時は縦に切開します)子宮の下側を横に切り、卵膜を破って赤ちゃんを取り出します。取り出した後に、胎盤を剥がして、卵膜や羊水なども吸引してから、中身をきれいに取り出して切開した部分を縫合します。母体の意識もあるので、ちゃんと産声も聞くことができます。赤ちゃんへの影響もありません。
しかし、赤ちゃんや母体に問題が起き、緊急に帝王切開になった場合は、全身麻酔をかける為、母体の意識はなく、産声も聞くことができません。現在、日本では何らかの理由で5人1人が帝王切開での出産しているのです。
(手術後のお母さんの様子)
帝王切開の手術は、一般で30分~1時間で終わります。無事に赤ちゃんを出産し、経過観察を行います。手術後は、数時間で麻酔が切れますが、そこから傷の痛みと子宮が元の大きさに戻ろうと収縮する為に起こる後陣痛の痛みが出現します。入院期間は7日~10日位です。
帝王切開での出産は、自然分娩よりも回復するまでに時間もかかり、後からの痛みがひどいようです。痛みがひどいようなら我慢せずに痛み止めを処方してもらいましょう。
写真:http://www.ashinari.com/2012/12/31-374652.php?category=265
著者: カラダノート編集部