カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 肝臓 >
  4. 肝障害 >
  5. お酒を楽しむために知っておきたい!アルコール性肝障害の4分類

気になる病気・症状

お酒を楽しむために知っておきたい!アルコール性肝障害の4分類

ノートパソコンと聴診器

 

最近良く聞く、『アルコール性肝障害』。脂肪肝?肝硬変?なんて言葉はよく聞きますし、肝臓に障害が出るんだろうなということはわかっても、一体肝臓がどうなるのかはよくわかりませんよね。肝臓は『沈黙の臓器』と言われるように、頑張り屋さんで症状をなかなか出しません。アルコール性肝障害は大きく4つに分類されます。原因と症状の違いを分類ごとに確認します。

 

 

アルコール性脂肪肝

アルコール性肝障害の初期の段階ですが、注意が必要です。肝臓がアルコールの代謝にばかり追われて、脂肪の分解する能力が低下してしまうことで起こります。日本酒5合を5週間飲み続けるだけでなってしまうこともあります。おつまみなどにカロリーの高い食べ物を多く取ると、より危険性が高まります。

症状はほとんどありません。重度の場合でも倦怠感や食欲不振がある程度です。

 

アルコール性肝線維症

アルコール性脂肪肝の次の段階で、アルコールを長期的に大量に摂取することで肝臓の細胞が壊死して周囲が線維化してしまうことによります。

症状は食欲不振や倦怠感、腹痛があります。重度になると発熱や黄疸の症状が現れます。

 

アルコール性肝炎

長年アルコールを多量に摂取したり、宴会などで急激に大量のアルコールを摂取した時に発症する急性肝障害です。肝細胞の中に脂肪がたまって膨化し、好中球により炎症が起きて、壊死・破壊されていきます。

症状は倦怠感、食欲不振、吐き気、発熱、黄疸、右上腹部痛、肝臓圧痛があります。重症化すると意識がなくなったり精神障害を起こしたり、昏睡状態になって死亡に至ることもあります。

 

アルコール性肝硬変

肝臓の線維化が進んで肝臓の機能が極めて低くなった状態です。肝硬変が軽度であれば、慢性肝炎に若干の改善することは可能ですが、基本的には肝細胞は二度と再生することはありません。重度になると、肝がんの発症率が高まります。

症状は初期はまだ壊死していない細胞が機能を補うために無症状のことが多いです。さらに進行すると手掌紅潮、腹水、浮腫、女性化乳房、発熱、月経異常、黄疸、痔出血、吐血などが起こります。

 

アルコール性肝障害の経過

 

過剰なアルコール摂取

    ↓

アルコール性脂肪肝 → アルコール性肝線維症

    ↓            ↓

アルコール性肝炎  → アルコール性肝硬変

    ↓            ↓

   死亡     ←     肝がん

 

アルコール性脂肪肝、アルコール性肝炎は軽度なうちであれば、禁酒、適切な治療により治癒する可能性もあります。自分には関係ないと思わずに、飲酒する自分と向き合ってみてはいかがでしょうか。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2011/07/19-348514.php)

著者: amママさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

肝障害に関する記事

中毒性とアレルギー性~2種類の薬物性肝障害

  医師から処方された薬であれ、自分で手軽に買える市販薬であれ、どんな薬であっ...

毎日ビール中瓶1本程度のアルコール摂取は、発がんリスクに影響する?

さまざまな部位のがんの発症(特に大腸・咽頭・肝臓・食道のがん)と過剰なアルコ...


薬物性肝障害はどんな風に発症する?

  アルコールの摂取によって肝臓に負担をかけると言うイメージのある人は多いと思...

あなたは飲み過ぎていませんか?アルコール性肝障害の原因

    アルコールの総消費量は戦後著明に増加し、最近は若干減少してきています...

カラダノートひろば

肝障害の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る