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生活習慣病

実際のところ運動療法はどれくらい効果があるの?

 

糖尿病は症状が見えにくい病気でもあり、そのため今すぐに改善しなければという意識が出来にくいデメリットも持っています。

症状が見えないからこそ、生活習慣を改善しても数値によってしか体の調子がよくなったことが分からないのです。

実際、食事療法や運動療法をやっていても、効果がわかるのは血糖値やコレステロール値を計った時だけだし、意味がないような気がして続けられなかったとの声もあります。

ですが実際のところ、運動療法は高い効果を持っている糖尿病対策なのです。

 

●運動療法と薬物療法はほぼ同じ!?

イギリス医師学会雑誌『BMJ』にハーバード大学他が発表した研究論文によれば『運動療法は薬物療法に匹敵する効果がある』ことが明らかになったそうです。

これは糖尿病を始めとする、いくつかの生活習慣病において運動療法と薬物療法での死亡リスクを比較した研究です。

糖尿病については、ビグアナイド薬(肝臓に働く糖尿病の薬)は運動療法よりも効果的に死亡リスクを下げましたが、グリニド薬やACE阻害薬などと比べると運動療法も効果的であるとわかりました。

 

 

●低強度の運動でも効果はある!

公立日高病院で、糖尿病の運動療法の強度を低強度運動にした場合における研究が行われました。

低強度運動は最大酸素摂取量の半分くらいで、心拍数は人によって違うものの110-130/分程度です。

無酸素運動やかなり早いジョギングとは違い、低強度運動は続けやすいのが魅力です。

結果的に運動療法への意欲改善、運動療法に対する壁の低さなどが影響し、公立日高病院で行った7名の調査では効果的に糖尿病改善ができました。

 

運動療法の効果は一部の薬物と変わらないくらいと言われるほどです。

薬物療法にありがちな副作用も運動療法の場合はほとんど心配しなくてよいですし、低強度の運動でもある程度の効果がみられることがわかっています。

 

(参考:糖尿病ネットワーク資料室 //www.dm-net.co.jp/calendar/2013/020884.php)

 (参考:CiNii論文 糖尿病患者における低強度運動療法の体脂肪減量効果に関する検討 //ci.nii.ac.jp/naid/110003996566)

(Photo by: [//pixabay.com/static/uploads/photo/2012/02/17/09/03/man-13917_640.jpg])

著者: あさこすさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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