カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 食道 >
  4. 逆流性食道炎の症状、注意点、治療法!食道神経症と間違われやすい病気!逆流性食道炎、食道がん…!?

気になる病気・症状

逆流性食道炎の症状、注意点、治療法!食道神経症と間違われやすい病気!逆流性食道炎、食道がん…!?

 

 

逆流性食道炎はストレスや食生活の乱れが原因となるものです。食生活の乱れに関して詳しく見ると、脂質の摂りすぎやアルコールの摂りすぎ、甘いものの摂りすぎなどがあります。ストレスに関してはさまざまな外的要因があり、なかなか1人で打破することは難しいですが、食生活は自分自身で気を付ければかなり改善できます。そのため、今回は逆流性食道炎の食事の仕方で注意する点を紹介します。

 

 

逆流性食道炎の食事の仕方の注意点

・食べ過ぎない

胃は食事量が多いと消化をするために胃酸を多く分泌しなければいけなくなります。このため、逆流性食道炎の場合、食べ過ぎないが鉄則です。できることなら、普段の食事量よりも大幅に減らすことを心がけてください。だいたいいつもの6~8割くらいの食事量にしましょう。ただし、ストレスで食事量が元々減っている場合は食事量を減らさないでください。

 

 

・よく噛んで食べる

よく噛んで食べると食材が小さくなり消化しやすくなる他、だ液に含まれるアミラーゼによってデンプンの消化が行われます。胃に負担をかけないようにしっかりと噛んでください。噛む目安は1回口に食材を含むごとに、30回以上噛むように心がけてください。

 

 

・食事に時間をかける

急にたくさんの食事が胃に入ると刺激が強くなり、余計に胃酸が分泌され、逆流性食道炎を発生しやすくさせます。食材を口に詰め過ぎず、家族や友人とおしゃべりを楽しむなどしてゆったりと食事をとってください。

 

 

・食事前に水分を摂りすぎない

食事前に水分を摂りすぎると胃酸を薄めてしまいます。そのため、消化のために胃酸の濃度を上昇させるため、胃酸の分泌が促進されてしまいます。食事前はあまり水分を摂りすぎないようにしてください。

 

 

以上が逆流性食道炎の食事の仕方で気を付ける点です。逆流性食道炎の方は気をつけてみてください。

 

それって逆流性食道炎かも!?逆流性食道炎チェックリストと主な症状

 

それって逆流性食道炎かも!?

■こんな症状ありませんか?

~逆流性食道炎チェック~

1.胸焼けがしますか?

2.お腹がはることがありますか?

3.食事をした後に胃が重苦しい(もたれる)ことがありますか?

4.思わず手のひらで胸をこすってしまうことがありますか?

5.食べた後、気持ちが悪くなることがありますか?

6.食後に胸焼けが起こりますか?

7.喉の違和感(ヒリヒリなど)がありますか?

8.食事の途中で満腹になってしまいますか?

9.ものを飲み込むと、つかえることがありますか?

10.苦い水(胃酸)が上がってくることがありますか?

11.ゲップがよくでますか?

12.前かがみをすると胸焼けがしますか?

このような症状のある方は逆流性食道炎の可能性があります。

 

■日本人に増えている病気なの?

近年、日本でも逆流性食道炎を訴えて医療機関を受診される患者さんが増えています。

逆流性食道炎は、強い酸である塩酸ペプシンという消化酵素を含む胃液が食道内に逆流し、長時間滞在するために食道粘膜に傷ができ、炎症をおこした状態です。

内視鏡で見て傷が見つかる場合は逆流性食道炎、傷が見つからなくて症状を起こす場合は非びらん性胃食道逆流症と診断されますが、それらをまとめて胃食道逆流症(GERD)と呼んでいます。

 

■症状は?

症状としては胸焼け、呑酸(のどの辺りや口の中が酸っぱい、胃の中身が逆流する感じ)が典型的ですが、胃が痛い、胃がもたれる、胃が熱いなど、上腹部全体の様々な症状を感じることがあります。

このほかにも、

・胸の痛み

・食べ物がつかえたような感じ

・のどの詰まり感

・朝起きたときの慢性の咳

・咽頭部の不快感

・肺に胃酸が流れ込んで起きる肺線維症

・中耳炎

・副鼻腔炎

・歯が酸で溶ける酸蝕症

などの様々な症状がひきおこされることがわかっています。

胸焼け、呑酸を含む何らかの不快感がある場合は、一度は逆流性食道炎を疑う必要があると思われます。

 

アルコールによって悪化する逆流性食道炎

逆流性食道炎は再発することが非常に多く、完璧に治ることが少ない病気です。そのため投薬などによる治療によって症状が治まっても、しばらくは薬の服用を続けることが必要ですし、その後も生活習慣に気をつけて生活していかなければなりません。

 

 

お酒と括約筋

胃と食道の間には胃液が食道に入り込んだり、摂取した食べ物が逆流しないようにフタがあります。このフタの役割をしているのが下部食道括約筋と言う筋肉なのですが、これが何かを飲み込んだときにゆるみ、それが胃に入ったらしまるといった働きをしてくれています。逆流性食道炎はこの括約筋の力が弱まることも原因の一つになり得るのですが、アルコールはこの筋肉に影響を与えます。

 

アルコールによって鈍くなる括約筋

アルコールはこの括約筋に限らず、筋肉の動きを鈍くする働きがあります。アルコールを飲んだ後によく千鳥足になると言いますよね。こうしたようにアルコールは場所によらず筋肉を弛緩させる働きをします。括約筋も例にもれず、アルコールによって動きが鈍くなるので、逆流が起こりやすくなってしまいます。

 

アルコールが胃を抑制

上記に加え、アルコールは胃に直接影響を及ぼします。具体的には胃酸の分泌を増やす作用や、胃の動きを抑制する作用、胃の粘膜を傷つけるといった性質もあります。これらは逆流性胃腸炎を促進するといっただけでなく、悪化させるきっかけになり得ます。

 

炭酸はさらにNG

ほとんど飲酒をしない場合と、週に3本ほど缶ビールを飲む人ではビールを飲む人の方が逆流性食道炎を発症しやすいと言うデータがあります。さらに炭酸飲料を飲むと夜間に逆流性食道炎の主症状である胸やけ症状があらわれる人が多くなるというデータもあるので、ビールなどの炭酸のあるアルコール飲料は逆流性食道炎に最も悪影響があると言えます。

 

 

炭酸のアルコールは避けるべきといってももちろん、単純にアルコール濃度が高いウイスキーや焼酎はそのまま飲めば食道を刺激してしまいます。逆流性食道炎の治療中や治療後しばらくはなるべくお酒を避け、どうしても飲む場合は適度に抑えることが必要です。

 

逆流性食道炎の治療法

■逆流性食道炎はどんな治療をするの?

逆流性食道炎の治療では、生活習慣の改善を基本に、薬物治療を行います。

治療で大切なことは、まず症状をとって生活の質を改善することです。

最も副作用のない治療法は生活習慣の改善ですが、短所は効果が出るまでに時間がかかることです。

ですから、生活や食事の指導をしながら、多くの場合、まず酸の分泌を抑える薬を使用し、胃酸の強さを抑えて逆流した時に酸によっておこる傷害を軽減します。

 

■治療薬は?

治療薬としては酸の分泌を抑える薬、酸分泌抑制薬があります。

従来H2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)が使用されていましたが、この薬は胸焼けが起こりやすい時間帯である昼間に効きにくい点と、長期連用していると効果が弱まってくるという課題がありました。

現在は、昼間の時間帯にも効果を発揮し、かつ長期服用しても効果が安定しているプロトンポンプ阻害薬(PPI)が学会で最初に投薬される薬として推奨され、使用されています。

 

■生活習慣・食生活改善のポイント

・特定の食品を控える(脂肪食、アルコール類、甘いもの、炭酸飲料、辛いもの、コーヒー)

・一度にたくさん食べない

・寝る前に食べない

・肥満の場合は痩せる

・腹部を圧迫する衣服を避ける

・禁煙

・寝るときは頭を高くする

・左側を下にして寝る

日本全国の1000以上の医療機関で実施した試験では、生活習慣の改善指導をした患者さんとしなかった患者さんを比べると、改善指導をした患者さんには1.5倍の改善効果が見られたそうです。

非常に厳しい生活習慣の改善は、なかなか実行しにくいかもしれませんが、この研究の場合、指導内容はごくごく一般的なもので、厳格なものではなかったそうです。

要するに、逆流性食道炎の治療は薬物治療とともに、生活改善が極めて有効であるということです。

みなさんも、ご自分の生活習慣を一度振り返ってみてはいかがでしょうか。

 

食道神経症と間違われやすい病気!逆流性食道炎、食道がん…!?

食道神経症とは、胸のあたりにモヤモヤと気持ち悪いよう感じや痛み、違和感などを感じる病気です。

 

実際にどこかが悪いわけではなくそういう風に感じてしまうという精神状態なのですが、中には他の病気によって胸部の症状が出ていることがあるので注意が必要です。

 

 

逆流性食道炎

本来であれば、胃と食道の間にある噴門が締まっていて胃酸が食道に逆流することはありません。

しかし、老化やストレスなどが原因となって噴門の締りが悪くなると胃酸が食道に逆流してきます。

胃と違って食道には酸から細胞を守るための機構が存在しません。逆流してきた強力な胃酸に晒された食道粘膜は炎症を起こします。

炎症が軽度の場合は胸焼けや不快感ですが、重度になってくると痛みを伴います。 

 

症状による問診や内視鏡検査、薬を投与して症状が消えるかによって逆流性食道炎かどうかを検査します。

 

 

食道がん

初期には症状を感じないことが多いのですが、段々と食べ物を食べた時にしみる様な痛いような感覚が出てきます。

さらにガンが大きくなると大きなものや固いものを飲み込みづらくなってきます。

周りの組織も圧迫されるために胸の奥に痛みを感じます。

 

 

カンジダ性・ウイルス性食道炎

カビの一種であるカンジダや、ヘルペスウイルス、サイトメガロウイルスまどが食道に感染することによって起こります。

無症状のこともありますが、胸部の痛みや飲み込みづらさが出ることがあります。

内視鏡検査で食道に付着物がないかを検査します。

 

 

まとめ

精神的なものが原因となって胸部に異常があるような気がするのが食道神経症ですが、中には実際に食道に問題が起こっていることもあります。

気分的なものだろうと放置せずに、まずは病院で診察を受けてみましょう。

(Photo by http://www.ashinari.com/2013/09/30-382706.php?category=28)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-15掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

食道に関する記事

食道アカラシアはどのように進行する?喉に何もないのに違和感が…不安から起る食道違和感

  食道アカラシアは10万人に1人が発症するとされる程患者数の少ない疾患で、発...

ご存知ですか?恐ろしい食道と胃の病気、マロリーワイス症候群!高齢男性要注意の食道憩室!

    マロリー・ワイス症候群とは嘔吐を繰り返す事によって食道下端部の粘...

カラダノートひろば

食道の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る