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大腸がんを治したい!注目される最先端の大腸がんの最新治療と今後の課題

手術器具

大腸がんと診断されると、病期にあった治療法の選択が必要となってきます。現在行われているのは、内視鏡的治療、手術療法、化学療法、放射線療法が一般的です。ここでは大腸がんの最新治療とその課題について紹介します。

 

単孔式腹腔鏡手術

腹腔鏡手術とは、大きくお腹を切らず、数カ所に穴を開けてそこからトロッカーという筒状のような道具を指して、そこに細長い手術器具を通して手術を行う方法です。一般的な腹腔鏡手術では4~5箇所の穴で操作しますが、単孔式腹腔鏡手術はそれをへその穴一つにしたものです。へその穴に2.5cm程度の穴を開けてそこに3本のトロッカーを入れて手術を行います。

利点は手術創がほとんどわからないことです。へそはもともとへその緒を切った傷のようなものですから、そこを切開しても傷がわかりづらいということです。穴が少ない分、痛みが少ないように思いますが、比較検討がまだされておらず、今後の課題です。

一方、狭い範囲での作業となり、穴は一個になるわけですから、通常複数人で手術の操作を行う腹腔鏡手術ですが、一人の手術者で行わなければなりません。なので、医療者にとってはとてもむずかしい技術です。

また、本来の目的はがんを治すこと。傷の治りが早い、傷がわかりづらいからといって、治療成績が低下、生存率が低下するようでは意味がありません。医療者の技術の向上が課題となっています。

 

重粒子線治療

がんの治療に用いられる放射線は大きく2つに分けられ、体の表面で最も力が強く、奥に行くほど弱くなる光子線(電磁波、X線など)と、体内に入ったあとある程度の深さで力を発揮する粒子線(陽子線、重粒子線など)に分かれます。ある程度の深さで力を発揮するので、そこまでの細胞に負担をかけることが少ないのが特徴です。

利点は従来の放射線治療よりも副作用が少なく、治療回数も減らせることです。治療対象は局所限定のがんで肺がん、肝臓がん、腎臓がん、そして直腸がん術後局所再発などです。狙いが定めにくいもの、広範囲のものは適さないと言われています。

欠点は「先進医療」であり、保険適応外ということです。また、重粒子線治療を行っている施設が限られているのも課題と言えます。

 

それぞれの人にあったがん治療で、患者の負担が少ない方法が日々研究されています。患者自身も、自分にあった方法を医療者と一緒に検討し、納得した上で治療を受けることが大切になってきています。

 

(Photo by://pixabay.com/ja/%E6%89%8B%E8%A1%93%E5%99%A8%E5%85%B7-%E6%89%8B-%E6%8A%80%E8%A1%93%E8%80%85-%E6%BA%96%E5%82%99-%E6%89%8B%E8%A1%93-%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AD-%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97-%E6%BB%85%E8%8F%8C-81489/?oq=%E6%89%8B%E8%A1%93)

著者: amママさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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