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メンタル

遺伝の可能性はゼロではない!強迫性障害が遺伝する可能性はどれくらい?

 

うつや不安障害といった精神科分野の病気は、ストレスなどによってかかるものと思われがちですが、実は遺伝が関係している可能性もあります。

小さなことが気になって仕方がない強迫性障害の遺伝の可能性はどれくらいなのかを見てみます。

 

●家族に患者がいれば10-20%

第一度親族(親、兄弟、子供)に強迫性障害の患者がいれば、障害の発生率は10-20%になることがわかっています。

また、遺伝の可能性を見るためには一卵性双生児を使った実験が頻繁に行われますが、強迫性障害の場合は一卵性双生児で双方が障害を持つ確率は60-90%です。

このことから、多少なりとも遺伝の可能性がある病気と言えるでしょう。

ただ、遺伝病ではなく遺伝にプラスしたストレス耐性やストレスの大きさなどとのかかわりもあると考えられます。

 

●環境的な遺伝も否めない

遺伝というと遺伝子に組み込まれた情報の遺伝、つまり体質的な遺伝が一般的に想像されます。太りやすい、目が大きい、がん家系などといった遺伝です。

強迫性障害の場合は強迫性障害のなりやすさ=不安を抱えやすい、神経質な体質の遺伝の他に、環境的遺伝もあります。

強迫的傾向を持つ親の元で育てられることで、もともと持っている不安を抱えやすい体質が強化されてしまうのです。

親と子の食生活が似るように、強迫的傾向が似る場合もあります。

 

●今後のゲノム解析に期待

現在、主に医学分野で注目されているのが人の遺伝情報を解析するゲノム解析です。

強迫性障害の場合にはセロトニントランスポーターなど、いくつかの遺伝子との関わりがあるのではないかと予測され、研究が進められています。

今後の解析によってさらに遺伝とのかかわりが明らかになる、もしくは今まで思いもつかなかったような原因が明らかになる可能性があります。

 

強迫性障害の遺伝の可能性はゼロではないので、もしも両親や兄弟に強迫性障害の患者がいる場合は、自分もストレス管理をしっかり行っておくのがお勧めです。

 

(Photo by: [//pixabay.com/static/uploads/photo/2013/11/28/10/05/people-220039_640.jpg])

著者: あさこすさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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