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強迫性障害の治療に使われる3種類の薬 強迫観念の軽減させる薬とは?

 

不安感から特定の行動を繰り返すが、それに意味がないことは十分わかっている…というのは強迫性障害の特徴的な症状です。

意味のない行動に振り回されて社会生活に影響を及ぼすことも少なくはありません。

そんな強迫性障害の治療では薬を使うこともあります。

 

●強迫観念の軽減のための薬

強迫性障害の治療に使われる薬は、強迫観念の軽減のために使われるのが特徴です。

強迫性障害の行動の原因になっているのは『パッと頭に浮かぶ不安感や焦燥感』ですので、薬によってこれらの不安感や焦燥感を軽くするのが目的です。

不安感・焦燥感とかかわっているセロトニンへの作用の仕方から薬は主に2種類に分かれています。そしてその他に例外的に抗不安剤の使用もあります。

 

●三環系抗うつ薬

うつ病の治療にも使われる三環系抗うつ薬は、脳に働きかけて安心物質のセロトニンを増やしてくれます。

さまざまな三環系抗うつ薬がありますが、強迫性障害に特に効くとされるのはクロミプラミン(商品名:アナフラニール)のみで、そのほかの三環系抗うつ薬を飲むとすれば強迫性障害にプラスしてうつ病やパニック障害が出ている可能性があります。

 

●SSRI

強迫性障害の薬としてはSSRIが使われることが非常に多いです。

SSRIはセロトニンを増やすのではなく、セロトニン再吸収を阻害するのが目的です。

脳内では安心物質のセロトニンが出ているのですが、すごい勢いでセロトニンを再吸収しようとするのが不安障害の患者の脳の問題です。

そのため、セロトニンの再吸収を防止して、脳内のセロトニン分泌を正しくしようというのがSSRIです。

商品名はデプロメール、ジェイゾロフトなどがあります。

 

●抗不安剤

強迫性障害は脳の暴走的な一面も持っており、脳が興奮しているとの見方もあります。

そのため、脳の興奮を落ち着けるために抗不安剤を利用します。

抗不安剤の種類はSSRIなどに比べると多いので、患者の体質に合わせて処方されます。

 

抗不安剤、三環系抗うつ薬、SSRIと強迫性障害の治療に使われる薬は多いですが、薬を飲んでいるだけでは寛解しにくい病気です。

薬を飲んで、尚且つ精神療法に取り組む姿勢が必要なのです。

 

(Photo by: [//pixabay.com/static/uploads/photo/2014/03/07/10/00/hand-281963_640.jpg])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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