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パーソナリティ障害の原因にもなる!遺伝と環境の関わり~性格遺伝は環境が関係している

 

パーソナリティ障害は遺伝の可能性が絶対にある遺伝病というわけではありません。

徐々に遺伝子解析が進む中で明らかになってきている部分はありますが、遺伝だけがパーソナリティ障害の原因とするのはこれからも難しいでしょう。

原因のひとつとして遺伝と環境のかかわりに注目してみます。

 

●性格遺伝と環境

親と性格が似ている、ということを感じる方は多いかもしれません。

性格はある程度親から遺伝する似る部分があるのでパーソナリティ障害そのものではなく、パーソナリティ障害になりやすい性格、例えば内向的であったり妄想を抱きやすい性格が似る可能性は否定できないということです。

それにプラスして、親の今までの性格から作られた環境が生まれたばかりの子供を待っています。

環境によって子供の性格は更にパーソナリティ障害的に強まり、最終的に発症に至るのです。

 

●性格遺伝と環境の具体例

具体的な例として回避性パーソナリティ障害(人に嫌われるのが嫌で社会活動が制限される)の子が性格遺伝と環境で作られる例を見てみます。

ある子供の母親・父親はそれぞれやや神経質でしっかり規範を重んじるタイプでした。

この父親や母親の性格はやや神経質で回避性パーソナリティ障害の傾向は持っていますが病気ではありません。

むしろ世間では『しっかりしている』『真面目で丁寧』といった性格傾向ともみられます。

そこで育った子供は神経質で規範を重んじる性格を受け継いでいますが、そこに環境要因がプラスされます。

親は子供にもしっかりした子に育ってほしいので規範を守るように言いつけ、ある意味では子供らしいわがままも通しません。

社会の規範を守る親は、今後の不安定な時代をきちんと子供が生きられるように安定した職業や安定した大学選択を望みます。

その願いはけして悪いことではないのですが、子供からすると『親はありのままの私を見てくれない』『自分は親に排除されている』と感じさせてしまいます。

こうして、そこにさらにいくつかの心理的要因が重なるともともとの神経質な性格、親から排除された記憶、ストレスがかかわりあって回避性パーソナリティ障害になってしまいます。

 

今挙げた例は一例で、家族との関係だけがすべてではありません。

ただ、性格を受け継ぐ以上、ストレス耐性のあまりない子に対しては慎重な扱いが必要と言えるでしょう。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2009/04/17-017204.php])

著者: あさこすさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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