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生活習慣病

内臓脂肪が体に及ぼす影響~メタボの原因は内臓脂肪~

 

メタボリックシンドロームというのは、腹囲と共に血圧や血糖といった数値を参考にして診断が下されます。

 

腹囲というとただ、お腹周りの太さと示しているように思えてしまうかもしれませんが、この腹囲が示すのは「内臓脂肪の多さ」のことです。

 

内臓脂肪ってどんなはたらきがあるの?

内臓脂肪は筋肉を動かす際のエネルギーになるものですから、人が体を動かす際に欠かすことができません。

 

そもそも内臓脂肪だけでなく皮下脂肪なども含めた脂肪組織というのは、体に必要な物質を色々と作り出してくれる器官でもあります。

 

作り出した物質は血中に放出されて全身を巡るのですが、こうした物質をアディポサイトカインと言います。

 

このアディポサイトカインは糖の代謝や血圧などに影響を与えています。

 

内臓脂肪って何が怖いの?

アディポサイトカインは健康維持に欠かせないと考えられています。しかし、その中には、体に良い働きをする善玉と、悪い影響を与える悪玉があるとこが分かっています。そしてその悪玉は内臓脂肪が過剰に蓄積されていることによって、血中に分泌されます。

 

内臓脂肪が過剰になると悪玉が多く分泌されるだけでなく、善玉を減少させるという働きもしてしまいます。

 

悪玉が増加するとどうなる?

内臓脂肪が作り出す悪玉にはいろいろと種類があり、それぞれが高血糖、高血圧、高脂血症、動脈硬化、血栓症などの可能性を増大させます。

 

こうした作用は、同じ体脂肪である皮下脂肪も関係している部分もあるのですが、内臓脂肪の方が皮下脂肪よりもより代謝が活発です。そのため内臓脂肪の方がよりこうした作用が大きいのです。

 

内臓脂肪が多いと思われる方は、すぐにその対策に取り掛かった方がよいでしょう。内臓脂肪はつきやすく、落としやすい特徴がありますから、適切な食事と運動によって比較的簡単に落とすことができます。

 

 

「エネルギーをためる脂肪細胞」と「エネルギーを消費する脂肪細胞」について

人間の体には、エネルギーをためる脂肪細胞と消費する脂肪細胞があります。このエネルギーをためる脂肪細胞と消費する脂肪細胞の割合は、遺伝的要因で決定されているとされています。今回は、エネルギーをためる脂肪細胞と消費する脂肪細胞についてご紹介します。

 

エネルギーをためる脂肪細胞

エネルギーをためる脂肪細胞は「白色脂肪細胞」と呼ばれます。「白色脂肪細胞」は体内に吸収されたエネルギーを中性脂肪として蓄える役割を担っています。下腹部や太もも・背中・二の腕や内臓の回りなどに多く存在しており、体重の重さに関係せず、ついている人にはついています。特に下腹部やお尻、太ももなどの太さが目立つ人はついている可能性が高くなります。「白色脂肪細胞」は飢餓に備えるための大切な役割を持っていますが、近年の人間にとっては厄介な細胞とされています。

 

エネルギーを消費する脂肪細胞

エネルギーを消費する脂肪細胞「褐色脂肪細胞」と呼ばれます。「褐色脂肪細胞」は脂肪を蓄えることは苦手で、「白色脂肪細胞」より少ないのが一般的です。そのかわり、蓄積された脂肪を利用し、エネルギーを熱にかえて体を温めたりする役割があります。首の周りや脇の下・肩甲骨の周り・心臓・腎臓の周りなどに存在しています。この「褐色脂肪細胞」は体温を一定に保つことが可能な変温動物において、重要な役割を果たしています。また、この機能は内臓を機能させる、脳を働かせるなどとともに基礎代謝に分類されます。「褐色脂肪細胞」が活発な人は脂肪を受け取りエネルギーに変えるため、肥満になりにくいとされています。この「褐色脂肪細胞」と「白色脂肪細胞」の割合は遺伝的な要因で決定されています。

 

以上が、エネルギーをためる脂肪細胞と消費する脂肪細胞です。この細胞は遺伝的な要因で決定されてしまうため、「褐色脂肪細胞」の割合が少ないと思う方はきちんと運動するようにしてください。しかし、「褐色脂肪細胞」が多い方でも、偏食を続けていると病気にはなりますので、健康的な食事をとるようにしてください。

 

 

太って見えるお相撲さん…でも実は内臓脂肪は少ない!?そのヒミツとは?

あんなに身体大きく太って見える相撲の力士ですが、実は内臓脂肪はほとんど溜まっていません。その理由は、内臓脂肪と皮下脂肪の異なる代謝特性にあります。

 

カテコールアミンに対する反応

皮下脂肪よりも内臓脂肪の方が、交感神経末端や副腎髄質から放出されるホルモンであるカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)に対する分解能は高いです。また脂肪合成能も内臓脂肪の方が高いです。

 

つまり、短期的なエネルギーの増減が有った場合に、皮下脂肪よりも内臓脂肪の方が代謝されやすく、また蓄積されやすいということです。

 

運動の効果

運動をすることにより身体を活発にさせるカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)が放出されます。

カテコールアミンは皮下脂肪よりも内臓脂肪の分解に優位に働きます。

その為に力士は食事量が多く太ってはいますが、毎日稽古をしているので内臓脂肪の蓄積は少ないです。糖や脂質の代謝異常もほとんどみられません。

 

動物実験においても、運動が内臓脂肪の抑制に働きかけることが証明されています。

 

注意点

運動を習慣的にしていた人が、運動を中止した後も食事の量を変えなかった場合には内臓脂肪を増加させて生活習慣病を引き起こす可能性があるので要注意です。

          

まとめ

内臓脂肪は皮下脂肪に比べカテコールアミンに対する反応性が高い、つまり運動が効果的であるということです。

 

 

危険!「内臓脂肪」が引き起こす様々な病気とは

内臓脂肪は身体に様々な悪影響を及ぼします。

 

なぜ悪影響が出るのか

内臓脂肪からはアディポサイトカインという様々な生理活性物質が出ています。

内臓脂肪が溜まり過ぎると分泌のバランスが崩れ、身体に悪影響を与えるアディポサイトカインが増え、良い影響を与えるアディポサイトカインが減ってしまいます。

 

どんな病気を引き起こすのか

○動脈硬化

本来はゴムの様に柔軟性・伸縮性のある動脈ですが、中性脂肪によって古くなったゴムのように硬くなってしまいます。

 

○糖尿病

糖尿病それ自体よりも合併症が怖い病気です。網膜症や腎症、神経障害を引き起こします。

 

○高血圧症

高血圧自体は無症状であることが多いですが、脳出血や脳梗塞、心血管系疾患の危険因子になります。

 

○高脂血症

脳梗塞や心筋梗塞、粥状動脈硬化性病変を引き起こしやすくなります。

 

死の四重奏

『内臓脂肪型肥満』『高血圧』『糖尿病』『高血圧』は互いに関係が深く互いに症状を悪化させあいます。

このうちの二つ以上を同時にもっていると心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化性疾患を引き起こす確率が4~6倍になり、4つ全てを持っていると35倍もの確率に膨れ上がります。

 

内臓脂肪の溜まり過ぎは、外見上のマイナスだけではなく血管から始まり心臓や各臓器にいたるまで様々な疾患を引き起こす原因となります。

ちょっとした運動やカロリー計算から肥満を防いでいきましょう。

 

 

メタボの原因は内臓脂肪…本当はCT検査で調べる検査を「腹囲」に変えたのはなぜ?

メタボという言葉はもうだいぶ浸透してきており、日常的な会話の中で普通に使われるようになりました。

 

メタボリックシンドロームというのは、腹囲の測定という非常に簡単な指標で、普段病院に縁のない人にも浸透しました。

 

なぜ腹囲を測るの?

メタボリックシンドロームの測定で、自分でも手軽にできる測定が腹囲の測定だと思います。もちろん腹囲が大きければ肥満ということになるのですが、メタボリックシンドロームの腹囲測定はただ太ったということを指すのではありません。

 

では、腹囲は何のために測るのでしょうか。

 

「腹囲」とは内臓脂肪の蓄積を示すものです

内臓脂肪が過剰に蓄積すると、脂質や血圧、血糖の異常が起こる可能性が高くなります。

 

簡単に言えばその内臓脂肪の蓄積をあらわす示準として、腹囲があるのです。

 

本当は内臓脂肪の多さを測定するにはCT検査を受ける必要があります。

 

CT検査によってへそ周りの断面を撮影、測定した内臓脂肪の面積が100?以上ある場合に、内臓脂肪の蓄積があると判断されます。

 

ですから本当は内臓脂肪を測定する必要があり、それを簡易的にしたのが腹囲の測定なのです。

 

なぜ腹囲で代替したの?

内臓脂肪を調べる必要があるなら、「メタボのために内臓脂肪を調べましょう」となるはずです。しかし実際にCT検査の画像診断をするとなったら、大きな病院などで受ける必要があります。

 

その上、費用や時間の面でも気軽にというわけにはいきません。

 

さすがにそうした検査をみんなに受けましょうというわけにもいきません。

 

ですから内臓脂肪の面積が100?以上にほぼ相当する腹囲、ということで、腹囲の基準が設けられたのです。

 

腹囲でしたら大きな病院に行かなくても、メジャーがあれば家庭で簡単に測定することができますよね。

 

 

腹囲であれば、ズボンやスカートがきつくなるといった、身近な出来事で実感することができます。

 

メタボという意識を浸透させるには、腹囲で内臓脂肪を代用するのが、非常に有効ということだったのですね。

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2008/08/08-006230.php?category=226])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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