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生活習慣病

痛風に効果が期待できるのはこの漢方薬!尿酸値コントロールの薬の副作用とは?

 

 

尿酸値が高いと、痛風になる可能性が大きくなります。尿酸値が高くても痛風を発症していない場合、具体的な薬物療法は行われず、生活習慣の指導のみの治療になることもあります。

 

そんな場合には効率的に尿酸値を下げていくために、生活習慣の改善と共に漢方薬を試してみるのもよいかもしれません。

 

痛風に効く漢方薬って?

では具体的に痛風に効果のある漢方薬というのは、どのようなものがあるのでしょうか。具体的に挙げていきます。

 

1.柴苓湯(さいれいとう)

痛風は血中に過剰に尿酸値があることによって起きます。本来ならば尿と共に適切に排泄されなければならない尿酸が、何らかの理由で排出されないのです。柴苓湯は水分循環を改善し利尿作用や炎症を抑えるのに適した漢方薬で、痛風に効果が期待されます。

 

2.大柴胡湯(だいさいことう)

炎症を鎮める効果や、痛みをとる効果、肥満の解消にも向いています。痛風は肥満によって加速されますので、その点でも効果が期待できます。特に痛風の他に肝臓や胆のうに異常がある際に使用されるそうです。

 

3.防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

高血圧や肥満症に特に効果を発揮する漢方薬ですが、尿量の減少にも効くため、総じて痛風に効果があるとされています。

 

4.半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

これは吐き気や下痢といった症状に効く漢方薬ですが、猪苓湯(ちょれいとう)や十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)と併用して痛風の治療に使われることがあります。猪苓湯は尿量を適正にする効果があり、十味敗毒湯は腫れて痛みを感じるような皮膚疾患に使用します。

 

ただし、漢方薬も薬であることに間違いはありません。ですから服用する際は、予め医師に相談・報告の上服用しましょう。

 

 

痛風治療にNG!尿酸値をあげる薬 

痛風治療において、尿酸値を下げることは大きなテーマとしてかかげられています。そこで薬で尿酸値を下げる努力をする一方、日常生活で尿酸値をあげてしまう可能性があるものを排除していきます。肥満体型を解消したり、食生活を見直したり、プリン体の含有率を気にしてみたりと、いろいろと策を講じるものと思います。日常生活で尿酸値をあげてしまう可能性を探ることも必要ですが、普段飲んでいる薬は大丈夫でしょうか?

 

尿酸値をあげてしまう薬がある

痛風を発病する人は他の生活習慣病にかかっている可能性も大いにあります。すると、その病気を治療するために服用している薬が危険な場合があるのです。以下に上げる病気の薬は痛風治療の障害になる主なものです。

 

降圧利尿薬

 

サイアザイド系利尿薬(ダイクロトライド)

 

ループ利尿薬(フロセミド)

 

抗結核薬(ピラジナミド・エタンブトール)

 

消炎鎮痛薬(少量のサリチル酸=アスピリン)

 

パーキンソン病治療薬(レポドパ)

 

降圧利尿薬は生活習慣病である高血圧症を治療するために使用する薬です。降圧利尿薬とは腎臓に働きかけて尿量を多くし、血圧を上昇させるナトリウムを水分とともに尿として排出させる効果のある薬で、高血圧症に非常に効果の高い薬だそうです。

 

これらの薬は尿酸値をあげてしまいます。高血圧症は痛風と併発する可能性もある病気ですので、そうなった場合は医師との相談が必要です。

 

このように痛風治療の際には、医師に服用している薬をすべて伝えることが必須です。

 

痛風発作によくないのは尿酸値の「変動」!高尿酸血症薬の開始は×でも継続は〇って?

痛風では、痛風発作という急激に起こる関節炎が目立ちますが、その背景にあるのは高尿酸血症という、尿酸値の高さです。

 

それぞれの治療には、別々の薬剤が使用され、痛風発作のときには痛風発作のための、通常の高尿酸血症には高尿酸血症のための薬があります。

 

薬がかぶることはないのか?

それぞれ別の薬と書きましたが、それぞれの薬の使用がかぶることはないのでしょうか。

 

これはあると言えばありますし、してはいけないと言えばいけません。これはどちらが先かによるのです。

 

痛風発作→高尿酸血症の薬の投与は×

痛風発作を発症した後で、痛風発作の症状が出ているときに、尿酸値をおさえる薬の使用を開始すると、痛風発作が悪化したり、長期化することがよくあります。

 

高尿酸血症の薬の投与→痛風発作は〇

すでに尿酸値をおさえる薬を服用しているときに、痛風発作が起きた場合には、薬の服用をやめる必要はありません。むしろそのまま服用を継続することが求められます。

 

何が違うのか?

痛風発作中に症状を悪化させるのは、「尿酸値の変化」です。ですから発作が起こってから尿酸値をおさえる薬の服用を「開始」してしまうと、尿酸値を急激に変化させることになってしまいます。逆にすでに尿酸値をおさえる薬を投与されているならば、それを「やめる」と薬によって抑えていた尿酸値が急に元に戻ってしまうことになります。

 

ですから、もし尿酸値をおさえる薬を続いて投与すると言っても、増量したり減量したりすることも発作の悪化につながるのです。

 

急激な尿酸値の変動というのは、関節内の尿酸塩結晶の剥離につながると考えられています。そのため余計に発作を悪化させてしまうのです。

 

先に痛風発作が起こった場合、痛風発作が消失した後、2週間くらい時間をおいて、少量から尿酸値をおさえる薬を処方していくようです。

 

尿酸値を下げる薬は2種類

痛風発作を繰り返す場合、尿酸値に関わらず尿酸値を下げる薬の投薬治療が必要になります。尿酸値が高いこと自体に2種類の原因がありますので、尿酸値を下げる薬もそれにあわせて2種類あります。

 

尿酸大量生産型の薬

尿酸値が高い場合、一つの原因として尿酸を体内で過剰に生成してしまっていることがあります。この場合、薬は尿酸合成阻害薬を服用して尿酸値を下げます。尿酸合成阻害薬は体内でつくられる尿酸の働きを抑制して、血液中の尿酸の量を減らす薬です。

 

この種類の薬の代表的なものはアロプリノールという薬で、副作用が少なく、長期的に飲み続けてもあまり心配のない薬です。

 

尿酸排出機能低下型の薬

尿酸値が高い場合のもう一つの原因は、尿酸を体外に排出する機能が低下していることにあります。この場合、薬は尿酸排泄促進薬を用い、体内で生成される尿酸の排泄を促し、血中の尿酸量を減少させる方法をとります。

 

代表的な薬にはベンズブロマノンという薬があり、こちらも副作用がほとんどない薬です。

 

これらの薬は最初の処方から少しずつ量を増やしていき、尿酸値が正常になったところで量を一定に保って服用していきます。また、薬の服用が始まったばかりの段階では、急激に尿酸値が下がることがあり、それをきっかけにして痛風発作が起こることもあります。

 

これらの薬は毎日規則正しく飲むことが大切です。今日飲み忘れた薬を明日の分に回して飲むというようなことは、どの薬でもそうですが、よろしくありません。医師の指示に従って、適切な服用を心がけましょう。

 

尿酸値コントロールの薬の副作用とは?

痛風の治療に使われる薬で、副作用という言葉と結び付けられて説明されることが多いのが、痛風発作前に服用するコルヒチンという薬です。そのことからか、尿酸値をコントロールするために飲む薬の副作用についてあまり語られることはありません。たしかに尿酸値をコントロールする薬には副作用が少ないのは事実ですが、それでも全くないというわけではありません。

 

尿酸を排出する薬

尿酸値をコントロールする薬の内、尿酸の排出を促進して尿酸値を下げる薬は、ベンズブロマロンという薬です。この薬は腎臓に働きかけて、尿中への尿酸の排出を促進してくれます。この薬は副作用の少ない薬だと言われていますが、だからと言って油断してはいけません。この薬の副作用としては以下のようなものが挙げられます。

 

飲みはじめの痛風発作

 

肝機能障害

 

尿路結石

 

発疹

 

食欲不振

 

この薬を服用した初期は急激に尿酸値が下がるため、これによって痛風発作を起こしてしまうことがあります。(痛風発作は尿酸値の増加でも減少でも、その変化によって起こります。)また、痛風初期などはまれに腎臓病を発症することがありますので、倦怠感などを感じたらもしかしたら腎臓疾患の症状かもしれません。

 

尿酸の生成を抑える薬

尿酸値をコントロールする薬のもう一方は、体内で尿酸が生成されることを阻害して尿酸値を下げる薬です。これにはアロプリノールという薬が使用されます。この薬も副作用が少ない薬ですが、全くないわけではありません。 

 

飲み初めの痛風発作

 

肝機能障害

 

湿疹

 

皮膚障害

 

血液障害

 

腎機能障害

 

間質性肺炎

 

発疹

 

食欲不振

 

これも尿酸排出促進の薬と同様、薬の飲み初めに痛風発作が起こることがあります。 

 

副作用が少ないと言っても万人に副作用がでないわけではありません。とくに元々腎臓が弱い人は、これらの薬を服用するときに注意をしてください。

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2012/04/16-360887.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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