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健康診断・健康管理

HDLコレステロールとは!?!糖代謝異常とHDL数値の関係!

健康診断や血液検査を行うと、検査結果に「HDL」という項目があります。

この項目は血中の善玉コレステロール値を示していますが、このHDLについて、詳しく知らない!という方も多いのではないでしょうか。

あまり詳しく知らないという意見が多いHDLについて学べるよう、まとめてみました。

 

◆HDLって何?

そもそもHDLという項目についてですが、HDLは文頭でも述べたように血中に含まれるコレステロールの一種で、善玉コレステロールの事で、私たちが生きていく上で必要不可欠な脂質成分です。HDLは血液にのって体中に運ばれています。

 

◆HDL単体では血液に溶け込まない!

HDLは脂質成分なので油分と同じ存在です。よって、HDL単体では血液中に溶け込むことが出来ません。

 

しかし、“リン脂質”と“アポ蛋白”という成分に包まれることでHDLは血液中に溶け込むことが出来ます。このようにリン脂質とアポ蛋白に包まれて血液中に溶け込むことが出来るようになったHDLのことを「リポたんぱく」と言います。

 

◆リポたんぱくはお掃除上手!

血液中に溶け込むことが出来るようになったHDL(リポたんぱく)は、同様に血液中に溶け込んでいるLDL(悪玉コレステロール)を排除していく役割をしています。

LDL(悪玉コレステロール)は、血管の壁にひっついて、血管を狭くしたり、血管をふさいでしまうマイナスな効果をもたらす性質です。

 

このLDLを排除するためにはHDLが必要不可欠なのです。LDLと言われる善玉コレステロールはとても厄介なものではありますが、私たちが生きていく上には、このLDLもHDLもバランスよく両方を保持していなければなりません。

 

◆HDLの基準値とは?

血中にあるHDLも、多ければ多いほど良いと言うわけではなく、理想とする基準値があります。数値は以下の様になっています。

 

基準値とされる範囲・・・・・40?74mg/dl

上昇が認められる範囲・・・・・75mg/dl以上

低下が認められる範囲・・・・・35?39mg/dl

注意が必要な数値・・・・・35mg/dl以下

 

HDLコレステロール値が基準値内であれば問題はありませんが、やや低下が認められる場合であっても、原因を調べることが大切です。

低下の原因が何かしらの病気の早期発見という事もあります。また、注意が必要な数値を示している場合には、早急に具体的な検査をする必要があります。

 

私たちの血液中に存在するコレステロールは、体に悪い働きをしてしまうものもありますが、体の悪いものを排除してくれる良い効果をもたらしてくれる働きもあります。

 

どちらも過剰に多い・少ないとバランスが悪く、体に不調という形で出てしまいますが、毎日栄養バランスの良い食事をすることでコレステロールも左右されます。まずはご自身の食事から見直してみることが大切です。

 

長寿の秘訣!?HDLコレステロールとは

コレステロール値が高い、と聞くと不健康なイメージがありますがひとくちにコレステロール値とはいってもLDLコレステロール値とHDLコレステロール値があります。

このうちHDLコレステロールは善玉コレステロールと呼ばれる存在です。

 

●HDLコレステロールの働きは?

HDLコレステロールの働きは、主にLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を除去することにあります。

LDLコレステロールは動脈硬化、高血圧などを引き起こすほか、血をどろどろにしてしまう存在です。

LDLコレステロールが血管の内側にへばりつこうとするのをHDLコレステロールが引きはがして肝臓に運んでいます。

LDLコレステロールとHDLコレステロールのバランスが取れていることが大事です。

 

●長寿症候群とは?

HDLコレステロール値が遺伝的に高い状態を長寿症候群と呼んでいます。名前の通り、長寿になりやすいことからです。

HDLコレステロール値が遺伝的に高い人とそうでない人、その他の条件はほぼ同じと仮定すると寿命に4年もの差が出るのです。

HDLコレステロール値の平均は80㎎/dl程度ですが、長寿症候群の方は100㎎/dl以上にもなります。

ただ、一部の方にはたんぱく質の異常があるケースも見られ、必ずしも長寿というわけではない点に注意しましょう。

日本人を含むアジア系の場合はタンパク質異常の長寿症候群も多くみられます。

 

●バランスを大事にする

HDLコレステロールが少なかったとしても、処理すべきLDLコレステロールも少ないのであればバランスが取れています。

大事なことは総合的なコレステロール値のバランスを取ることにあります。

 

HDLコレステロールは悪玉コレステロールを排除するコレステロールで、このHDLコレステロールが遺伝的に多い場合は長寿症候群と呼ばれます。

長寿症候群であってもなくても、HDLコレステロールとLDLコレステロールのバランスを取ることが大事です。

LDL値/HDL値が4.0を超えないようにしましょう。

 

善玉なのに多いとだめ?HDLコレステロールって?

血液検査の結果などで、コレステロール値が高い低いというのは聞いたことがあると思います。

コレステロールには悪玉コレステロールと善玉コレステロールがあり、善玉コレステロールのことをHDLコレステロールと言います。

 

HDLコレステロールって?

善玉コレステロールと言われるHDLコレステロールは、血管内の内壁にくっついて動脈硬化を引き起こす危険の高いコレステロールを剥がし、肝臓まで運ぶ働きをしています。

そのためHDLコレステロールの値を知ることは動脈硬化を防ぐ作用がどれくらいあるかを調べる検査で、例え総コレステロールの値が高くなくても、このHDLコレステロールの値が低いと動脈硬化の悪化から心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしやすいということが分かっています。

 

HDLコレステロールが高いと?

このようにして見てみると、HDLコレステロールの値が低いと問題になりそうですが、高い場合には悪いのかと考えてしまいます。動脈硬化を防いでくれるものであれば血中にあればあるだけ、体に得なのではないかと思ってしまいます。

確かに大筋はそれで間違ってはいません。低い場合は動脈硬化の危険が増して問題視されますが、高値であればむしろ心筋梗塞や脳卒中が起こりにくく長生きする人が多いのです。

このことからHDLコレステロールが高い人は長寿症候群と言われることもあります。

 

HDLコレステロールの基準値

HDLコレステロールの基準値は以下の通りです。

男性:30~80mg/dL

女性:40~90mg/dL

高値であれば長寿と言われる数値なのに上限がしっかりとあります。

 

確かに一般的にはHDLコレステロールが高値なことは問題ないのですが、あまりにも高すぎる場合で何らかの疾患が懸念される場合には医師から指示があり、この値を下げる方向に治療が進められます。

 

血液に関する疾患を判断する!糖代謝異常とHDL数値の関係とは

糖尿病などを心配し、血液中の糖を調べようと糖代謝異常の検査を行う方がいますが、血液を検査することで見えてくる別の病気もあります。

現在の日本では血液に関する疾患にどのようなものがあるのか、また、HDLの数値が意味するものとは何なのか?を調べてみました。

 

◆血液に関する疾患とは?

現在“生活習慣病”として様々な病気が挙げられる中で、約60パーセントも占めている血液の疾患。これは心疾患や肝疾患、脳疾患よりもはるかに大部分を占めています。

 

血液の疾患を更に具体的に見ていくと、脂質代謝異常・高血圧症・糖代謝異常が多く、これら3項目が悪化することで発症してしまう病気に脳梗塞・動脈硬化があります。

 

今まで、脂質代謝異常症や糖代謝異常は高血圧症とは原因が異なると言われてきましたが、最近の研究ではこれら3項目が深く密接な関係にあることが解っています。

 

◆健康診断の結果を見てみよう

一番最近受けた健康検査の結果をしっかり見てみましょう。脂質代謝・糖代謝に関する項目の数値に異常が見られる場合には、今現在症状として感じていなくても、将来的に血圧が上がってしまうなどの危険性が潜んでいることも。

 

脂質代謝異常は血中の脂質が多いことを示しており、糖代謝異常は血中の糖が多いことを示しています。どちらにしても、高い状態を継続させてしまうと、メタボリックになってしまったり、血管が詰まってしまうなどの大きな問題を引き起こしてしまいます。

 

◆HDLの数値とは?

健康診断の結果を見た時に、「HDLの数値が高い・・・」と感じてしまう方もいるかもしれません。しかしHDLの数値が高いことは、大きな問題として捉えなくても大丈夫なケースが殆どです。

 

HDLは善玉コレステロールを示していますが、総コレステロール値が高く、その中でもHDLの数値が高いようであれば、すぐに治療を開始しなければならないという危険性はありません。

しかし注意すべきはHDLではなく“LDL(悪玉コレステロール)”値が高い場合です。

HDLの数値を確認する際には併せてLDLの数値も確認をしてみましょう。

 

◆糖代謝異常とHDLは関係があるの?

糖代謝異常は先ほど述べたように、血中の糖に関する異常を指しています。HDLは血中にあるコレステロール(脂質)に関して示す数値です。

 

よって、脂質と糖という存在そのものが別物なので、直接的な関係はありませんが、同じ血液中に存在するものであり、互いに深く密接な関係にあるため、血液検査をすることで糖尿病だけでなくメタボリックなどの診断も可能という事が言えます。

 

HDLの数値が高いと糖尿病になる?と心配される方もいますが、糖と脂質は別物です。

 

糖代謝の検査で知ることが出来たHDLの存在。血液中にある糖だけでなく脂質も併せて健康管理をすることが大切です。毎日の食事を見直すことで健康もしっかり改善させていくことが出来ますので、定期的な検査・毎日の生活習慣を見直してみましょう。

 

(Photo by: http://www.ashinari.com/2011/08/29-349509.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-06掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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