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健康診断・健康管理

AST数値に影響する?!「お酒に強い人=肝臓も強い」は間違っている!?

 飲み会などに行くと、必ずと言ってよい程、お酒に強い方がいます。

 

お酒をどれだけ飲んでも酔わない・顔に出ない、そんな方を見て「お酒に強いな〜」と関心するかもしれませんが、お酒に強くても、肝臓が強い!という誤った認識はしないようにしましょう。

 

ASTの数値が高い方はお酒の飲み方を改善するように心がけましょう。

 

お酒に強い!では肝臓も強い?

お酒に強い=肝臓も強い!は、誤った考えです。お酒の強さと、肝臓の強さは、全く別物だと理解をしましょう。お酒に強くても、弱くても、アルコールを分解させるためには、どんな方でも同じ量の肝臓の働きが必要になります。

 

お酒の強さは、中枢神経の感受性が深く関係しています。感受性が高いと、頭痛・吐き気などを感じるようになります。

 

さらには、アルコールを摂取すると肝臓では2種類の酵素が働くのですが、生まれつき酵素の働きが活発な方と、そうでない方がいます。活発でない方はお酒に弱いという見方が出来ます。

 

アルコールの影響は脳にまで!?

アルコールの影響は肝臓だけに響いてしまうと思われがちですが、実は脳にまで影響してしまいます。人間の脳細胞は約150億個存在すると言われていますが、20歳を超えると1日約10万個ずつ減ってしまいます。

 

しかし、アルコールを飲んで意識をなくしてしまうと、それだけで60〜80万個程の脳細胞が減ってしまうのです。脳細胞の減少は、人格崩壊や精神行動などに出てしまいます。無理のない範囲で楽しむようにしなければ、ゆくゆくご自分の人生さえ変えてしまう問題につながってしまいます。

 

エタノール・パッチテストをしてみよう。

ご自分がお酒に強いタイプなのか、弱いタイプなのか解らない!という方には、是非一度試していただきたいテストがあります。それがエタノール・パッチテストです。

 

方法が以下のような手順です。準備物は消毒用アルコール・ガーゼ・テープです。

運動直後や飲酒時には絶対に行わないでください。

 

【1】消毒用アルコールをガーゼに湿らせて、上腕の内側(皮膚が柔らかい部分)に当て、テープで止めます。特に押さえつけたりせず5分待ちます。

 

【2】5分経過したら、テープをはがします。約20秒後にガーゼを当てていた箇所が赤くなった場合には、お酒にとても弱い(飲めない)タイプということが解ります。

 

約5分後に赤くなった場合には、お酒に弱いタイプと言えます。5分たっても特に変化がない場合にはお酒に強いタイプだと言えます。

 

お酒に強いことが格好いい!お酒を沢山飲めることが良い!と思っている方もいるかもしれませんが、お酒は適度に楽しみ、節度のある飲み方をしましょう。

 

ご自身がどれほどアルコールに強いのか・弱いのか、しっかりと理解した上で、飲める範囲での飲酒を楽しみましょう。

過剰に飲みすぎたり、沢山摂取することは肝臓に影響を与えてしまうので危険です。

 

AST・ALTの数値が物語る!肝機能の異変とは?

肝機能の異変を知るためには、ASTやALTの数値が大きく関係します。このASTとALTの数値を見るだけで、肝細胞や肝臓に異変が起こっているという事実を知ることが出来、その治療にも取り組むことが出来ます。

 

今回はASTやALTの数値が物語る、肝機能の異変とはどんなものがあるのか?を調べていきましょう。

 

ASTとALTを見てみよう

肝機能の異変に気付くことはなかなか難しいとされています。自覚症状を感じにくい肝機能なので、早期に発見するためには、定期的な検査が必要です。

 

定期的な検査をおこなうことで、検査結果としてもらえる結果データですが、このデータに記載されてあるASTとALTの数値を見れば、肝炎などの肝機能の異変に早く気付くことが可能となります。

 

肝炎の原因とは?

肝炎を起す原因として考えられているものは、アルコールです。過度の飲酒を行うことで、肝臓が受けたアルコールを処理しきれず体内に毒素として蓄積していき、肝炎を引き起こすなどのケースも考えられます。

 

しかし、アルコールが一番多い原因ではありません。一番多いとされている原因はアルコールではなく、【ウィルス】です。ウィルスによる肝炎の発症は、約8割ほどです。

 

ウィルスはどんどん進化する!

インフルエンザなども同様ですが、ウィルスは人の体内で増殖し、体に影響を及ぼしてしまうのですが、世界の医療・医学は新化するウィルスにも適応できるようにと、日々新薬の開発をしています。

 

新型インフルエンザや、1980年代の終わり頃に話題となったB型肝炎などもそうですが、ウィルスはなんとか人間と共存できるように、進化をし、新種のウィルスが誕生していきます。そして、そのウィルスに打ち勝つために人間もまた、新しい新薬を開発します。

 

こうして、人間の医学・医療が進歩していくと同時にウィルスもどんどん型を変え、進化を遂げていきます。これは、もう避けようのない現実で、これから先も、こうして新たなウィルスが誕生していくことは明白であります。

 

なぜウィルス感染するの?

A型肝炎などは、食べ物によって人の体内に入り感染してしまうという報告がありましたが、現在の日本では、衛生管理も徹底しているので、食べ物による感染は見られなくなりました。

 

また、B型肝炎は、輸血によって感染するという報告も上げられていたことがありますが、これも現在の日本では輸血に関する徹底な管理から、感染の可能性がなくなりました。

 

現在の日本で、感染経路として注目されているものは“性行為”です。

性病の感染経路と同等だと考えることが出来ます。また、衛生状態の悪い国へ旅行へ行くことで感染することも考えられます。

 

肝臓や肝機能に異変を感じた場合、感じた段階では、もう初期ではなく、末期や進行が進んでいる段階だと言えます。定期的に検査をおこなっていない場合でも、会社で行う健康診断を元に知ることが出来ます。

 

まずは、ご自身の体を検査してみてください。早期発見によって防げる・出来る治療もあります。

 

お酒を飲む人は必見!肝機能の数値、AST(GOT)やALT(GPT)の半減期とは?

お酒をよく飲むから肝機能に関する健康診断結果には目を光らせている、という方におすすめなのがさらに詳しく肝機能に関する健康診断結果を見る方法です。

 

肝機能を表す検査項目のうちAST(GOT)とALT(GPT)の半減期を見るとさらに検査結果から健康状態を予測しやすくなります。

 

半減期とは?

半減期とは、血中濃度が半分になるまでの期間のことを指す専門用語です。

半減期という言葉を使うのは健康診断の検査項目の他に、病気の治療のために使う薬物などもあります。

 

薬を体内に入れたあと、血中濃度が半分以下になるまでの期間を見ることで『薬の効き』を見られます。

 

薬の場合は、一般的に半減期になると生体に作用しにくい、離脱症状が出やすいなどの特徴が出てきます。

 

AST(GOT)・ALT(GPT)の半減期

AST(GOT)の半減期は約半日(12時間程度)、ALT(GPT)の半減期は約2日で、同じ瞬間にASTとALTが同時に肝細胞から漏れたとしてもより長く血中にとどまるのはALT(GPT)と言えます。

 

それにプラスしてALT(GPT)にはAST(GOT)よりも肝細胞から漏れやすいという特徴も持っているので肝機能に関する検査結果ではALT>ASTになるケースがみられることがよくあります。

 

AST>ALTの場合に考えられる病気

ASTの検査結果値がALTよりも高い(基準値異常がみられるケースで)という場合には、急性肝炎、アルコール性肝障害などの可能性があります。

 

急性肝炎の場合は初期において肝細胞の壊死が見られ、肝細胞全体に占める割合の高いASTがより多く血中に流れ出しているケースと考えられます。

肝臓機能を表すASTとALTでは、肝細胞内の数が多いのはASTの方ですが血中への流れやすさや血中にとどまる時間が長いのはALTです。

 

そのため、一般的な多くの肝臓病ではALTの方がASTよりも血中濃度(検査値)が高く出やすいのですが、アルコール性肝障害など一部の病気ではASTがALTよりも検査値が高いです。

 

AST・ALTが高い!肝臓のために…生活の中でできることは?

肝臓には幹細胞と胆管細胞に接する形で多くの血管が張り巡らされています。そのため、肝細胞や胆管細胞に問題が生じると普段とは異なる物質が血中に流れ込むことになります。

 

肝臓が悪い=AST・ALTが高い

血液検査によって体の多くのことが分かります。その中にはASTとALTという値があります。ASTやALTは酵素を指すもので、肝臓の細胞が障害されたときに血中に放出されます。特にALTは肝臓のみ、ASTは肝臓、心臓、手足、赤血球などに含まれます。

 

AST・ALTを下げるには…

これらの値、特にALTが高い場合には肝臓の不調が疑われます。まだ病気とまでいっていなくても、肝臓に何らかの負担がかかっていればこれらの値は高くなります。

 

まだ病気とまでいかないうちに、肝臓が再生可能なくらい元気な段階で肝臓を労わってあげるのがよいでしょう。

 

食事

アルコールを控えたり脂質を控えたりすることはもちろんのこと、栄養バランスを考えることが大切です。

 

特に肝臓が再生したり働いたりするためにはアミノ酸やビタミン、ミネラルが大量に必要ですので、これらを一定量確保することが大切です。

 

睡眠

肝臓は眠っている間に再生してくれますので質の良い睡眠は必要です。また眠っている間の方が肝臓の脂肪は燃えやすいのです。

 

運動

カロリーコントロールの一環としても運動は大切です。ただし激しい運動は活性酸素を大量に生み出し細胞を傷つける結果にもなりますので逆効果になります。

 

ストレス

ストレスコントロールをすることもASTやALTを下げるためには必要です。ストレスをなくしただけでこれらの値が下がったという結果もあります。

 

肝臓はある程度傷ついても、傷ついていない部分を補って働いてしまいますので、なかなか自覚症状が出てきません。まだこれらの値が高いと言っているくらいの段階で手を打てるだけ打ちましょう。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/2014/03/13-386931.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-24掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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