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健康診断・健康管理

γ-GTPの数値が100〜199IU/Iの方は“要注意”!それは肝臓からの危険信号です!

 健康診断などの結果を見てγ-GTPの項目に“要注意”や“気をつけよう”などの指摘文が書かれてしまった経験はありませんか?

 

これだけを見ると「注意すれば良いんだな」と解釈し、特に何が危険なのか、何に注意すべきなのかが明白にならないまま・・・なんてことも。

数値が100〜199IU/Iだった方に当てはまる内容とはどんなものなのでしょうか。

 

肝臓からはSOS信号が!

これだけの数値を出している方は、すでに肝臓からSOSの信号が出ています。

肝細胞が壊れてしまっていることを意味します。この場合、とにかくまずは再診を受けることが第一歩です。

 

再度受診をし、原因を突き止め、改善策・生活での取り組みなどを医師から指導してもらいましょう。

 

放置するとどうなるの?

これだけの高い数値を出しているにも関わらず放置をしていると、肝細胞の中の血管がどんどん蓄積された脂肪で圧迫され、血行が悪くなってしまいます。こうなってしまうと肝臓そのものの機能が低下してしまうリスクも起きてしまいます。

 

アルコールや脂肪分の多い食事により出来てしまった脂肪肝は、そのままの生活を続けると、肝臓が次第に動けなくなり、デコボコ状態の“肝硬変”に変化し、正常な肝臓には二度と戻らない姿になってしまいます。

 

毎日の生活で注意することとは?

まずは基本となる食事です。アルコールや脂肪分の多い食事を避け、肝臓が元気になるような食材を積極的に使いましょう。大豆・青魚・海草などがおすすめです。低カロリー・低脂肪・高たんぱくが理想です。

 

更には食事だけでなく運動も行いましょう。

 

せっかく運動をするのであれば激しい運動ではなく、酸素を沢山取り入れることのできる有酸素運動を選びましょう。肝臓の負担となる喫煙や飲酒も禁止するように心がけます。

 

「数値がまだ200IU/Iを超えていないから大丈夫」や、「さほど具体的な指導をされなかったから大丈夫だろう」とは決して思わないでください。

 

すでに危険信号が出ているレベルですので、素人判断での対策をとっている余裕はありません。医師に相談をしましょう。

 

γ-GTPを下げるためにはどうすればいい?有酸素運動の重要性

γ-GTPを下げるためには、簡単な方法はなかなかありません。γ-GTP の値は肝臓の状態を示すバロメーターであり、男性の場合はγ-GTP の値が100を超えてしまうと要注意であると言えます。

 

γ-GTPを下げる薬はなく、禁酒や食生活の改善などを行う必要がありますが、他にも適度な運動を行うことが大変重要となります。

 

肝臓のもつ重要な役割

肝臓は、余分なエネルギーを分解するという機能も有しています。そのため、必要以上にエネルギーを摂取してしまうと、肝臓は分解するために通常以上の働きをしなければなりません。

 

肝臓で処理できないエネルギーは肝臓脂肪として蓄積し、このことが肝臓の機能低下につながります。食生活を改善し、食べすぎ飲みすぎに気をつけることも大変重要ですが、これに加えて適度な運動をすることで、余分なエネルギーを消費してしまうことが大切です。

 

有酸素運動のメリット

まず筋肉をつける運動、無酸素運動を行い筋肉を付けましょう。筋肉がつけば基礎代謝量も増加し、消費されるエネルギーも増えます。そして、有酸素運動を行うことでエネルギーが消費され、肝臓への負担の減少が期待できます。

 

激しい運動は逆にNG

気をつけなければならない点は、激しい運動は逆にγ-GTPの値を上昇させる場合があるという点です。

 

激しい運動をすると細胞が破壊され、細胞内にとどまっていたγ-GTPが血中内に溶け込むので、γ-GTPの値が上昇します。そのため、運動の強度は適度なレベルにとどめ、毎日継続して行うことが非常に重要です。

 

運動のほかにも、十分な睡眠も大変重要です。睡眠中には肝臓の機能は起きているときよりも活発になるので、たまっているエネルギーをしっかり分解してくれるからです。

 

食生活の改善や禁酒はもちろんのこと、継続した適度な運動を行い、十分な睡眠をとるというような生活習慣の改善が大切です。これはγ-GTPを下げるだけではなく、より健康的な生活を送る上でも重要な事です。

 

お酒を飲んでいないのになぜ?アルコール以外のγ-GTPの数値が高い原因とは?

健康診断や人間ドックを受けて、検査結果を見た際に医師から「γ-GTPの数値が高いのでお酒の飲み過ぎです。アルコールを控えてください」なんて言われた経験のある方は少なくありません。

 

しかし、中にはアルコールは飲まない・飲めないという方もいます。

 

アルコールを飲まない方が、なぜアルコールを控えるようにと指導をうけなければならないほどγ-GTPの数値が高くなってしまうのでしょうか?

 

γ(ガンマ)-GTPが高い原因とは?

やはり、原因として考えられるもので最も多いものはアルコールだと言われています。アルコールの過剰摂取によって肝臓に負担がかかってしまう事が考えられます。しかしアルコールが原因ではないとなると、また違った原因が見えてきます。

 

まず一つに胆道系などの病気です。肝臓病・胆石や胆道系の癌などが挙げられます。この場合にはアルコールを飲まないことを医師に伝え、胆道系の検査を具体的に行うと良いでしょう。

 

薬が原因?

胆道系の病気の他には、抗てんかん薬や抗けいれん薬、向精神薬、ステロイドなどによってγ-GTPが上がってしまうことも考えられます。普段から飲んでいる薬などがある方は、検査時に(検査前でも)医師に薬を見せておきましょう。

 

輸血などが原因?

検査をされる方の中には、過去に輸血経験があるという方もいます。γ-GTPの数値が高く、飲酒や胆道系の病気は考えられないとされる方には、過去の輸血歴なども関係してきます。輸血をうけることでC型肝炎などに、“知らないうち”に感染しているケースもあります。

 

肝機能の異常を教えてくれるγ-GTPですが、何もすべてがアルコールのせいだとは言えないようです。

 

もちろん、飲酒をされる方は、「それほど飲んでいない」と思っても、こうして数値として表れてしまえば自粛すべきですが、アルコールではないと断言できる方に関しては、毎日の生活習慣で食事のバランスを考え、適度な運動を行い、健康的な生活を送ることを心がけましょう。

 

γ-GTPの数値が高い…原因はアルコールだけでなく、“喫煙”も関係する?!

γ-GTPの数値が高い場合には、よくアルコールの過剰摂取が原因だとされる事が多いのですが、実はアルコールだけでなく“喫煙”でも関係していると考えられます。

 

喫煙がもらたす肝臓への影響とはどんなものなのでしょうか?

 

たばこが肝臓へ与える負担

喫煙は数値の上昇には関係ない!という意見も聞きますが、じつはタバコに含まれるタールやニコチンなどの有害成分は、肝臓で分解されることが解っているので、肝臓に対して大きな負担を与えてしまいます。

 

その中でも肝臓を最も痛めてしまう毒性の強い成分が“アセトアルデヒド”という物質です。このアセトアルデドは肝臓がアルコールを分解している際にも微量ながらも発生しているので、アルコールと喫煙を共にする方は、想像している以上に肝臓に負担がかかっています。

 

肝臓だけでなく心臓にも負担がかかっているのです。

 

禁酒・禁煙が理想的だが・・・

健康のことを考えると、適度なお酒は体にも良い効果をもたらしてくれると言いますが、加減が難しいです。タバコも体には良くないと解っていながらも止められない・・・こんな“依存”の症状が、かえってストレスになってしまう方は多いかと思います。

 

アルコール依存やニコチン依存は、とても強力なものでその力は麻薬にも劣らないとされています。ご自身で「やめよう」と意識して簡単に止められる物ではないという事は解っていただけるかと思います。

 

そんな時には、禁煙外来での治療がおすすめです。アルコール依存にしても喫煙にしても、専門医師の指導のもと、禁酒・禁煙生活に取り組んでみましょう。

 

禁煙による効果とは?

禁煙することで、体には様々な良い効果が現れます。もちろん一番辛い部分は“ストレスがたまってしまう”ことですが、上手にストレス解消法を見つけながら禁煙治療をしてみましょう。

 

効果としては、循環機能の回復や呼吸が楽になり肺活量が増える、体に酸素を沢山取り入れることが出来、咳や息切れがしにくくなる、肺がんのリスク低下・心臓病による死亡のリスク低下など、禁煙歴が長くなればなるだけプラスの効果が現れます。

 

そして何よりも、肝臓に対しての負担が軽くなることです。

 

今や「アルコールはだめだけど、喫煙なら大丈夫」だという誤った情報も沢山流れている現代で、何を信じると良いのか解らなくなります。

 

確かに直接的に喫煙が肝臓を蝕んで大ダメージを与えるという印象は無いかもしれませんが、タバコの成分が肝臓だけでなく体に有害だということは解っていただけるかと思います。

 

アルコールだけでなく喫煙も、止められるように取り組んでいきましょう。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/12/20-374343.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-24掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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