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下肢動脈瘤の手術と合併症について

 

手術後に手が震えるのは麻酔の副作用のせい?!~全身麻酔と局所麻酔~

手術中に、無意識の状態にしたり、手術の痛みをなくしたり、体の反射を起こさせないようにするために使われ、脳や脊髄神経、手や足先の末梢神経なの神経の働きを一時的に抑制するために使用する薬が麻酔薬です。

 

麻酔の種類

麻酔薬には、意識がなくなる全身麻酔と、意識はあるが痛みを感じなくなる局所麻酔の2つの方法に分けられます。

 

人は、寝ている時も意識がない状態になりますが、眠っている間に痛みを与えると、反射的に目が醒めてしまいますよね。手術のような痛みを伴う傷や身体に刺激を与えたり、大きなストレスを与えても、無意識、無痛、反射で動かない、記憶にも残らない状態を保つことができるのが全身麻酔です。

 

全身麻酔には、麻酔ガスを吸う吸入麻酔法と、点滴から麻酔薬を注射して麻酔をする静脈麻酔法があります。

 

一方、局所麻酔は、末梢神経に局所麻酔薬を注入して、意識を保ったまま痛みを感じないようにする麻酔法です。局所麻酔は、スプレーで噴霧したり注射することで麻酔をする、表面麻酔と浸潤麻酔があり、脊髄神経や太い神経の近くまで針をすすめて、局所麻酔薬を注入する伝達麻酔とがあります。

 

伝達麻酔には、腰から注射する脊椎麻酔、硬膜外麻酔などがあります。

 

麻酔の副作用と合併症について

全身麻酔で最も多い合併症は、のどの痛み、頭痛、吐き気、めまい、腰痛、目の違和感、手術後の震えです。また、中度の合併症になると手足のしびれや麻痺が出現する事もあります。

 

最も重症な合併症は脳障害や心臓停止などです。全身麻酔は頭や心臓、肺など大手術の時に使用されます。

 

局所麻酔は、全身麻酔に比べると意識もあるので、合併症やリスクも少なくなります。

 

麻酔を必要とする手術時には必ず、医師の説明をよく聞きましょう。

 

要注意!下肢動脈瘤の手術と合併症について

下肢静脈瘤手術とは??

下肢静脈瘤という病気をご存知でしょうか?

通常、足の中心部と表面部に存在する「深部静脈」と「表在静脈(前後に2本)」という静脈は、下部から心臓へと血液が逆流する際に、血管中の弁が機能し重力方向に戻っていかないような仕組みになっていますが、この病気においては、弁が機能しなくなっているために、深部静脈と表在静脈の結合部で(逆流圧が高い)瘤が生じてしまいます。

 

治療のための手術

この症状を改善するために行われるのが、「ストリッピング手術」「エンドレーザー手術」というものですが、この手術は局所麻酔にて行えるため、日帰りで行えます。具体的には、静脈内の病変のあった部位をレーザーで照射し、焼いて閉塞させてしまうというものです。

 

術後に気を付けたいことが合併症です。

次は合併症と術後に行いたいことについてご説明します。

 

術後の行動*じっとすることを避ける

静脈の除去などを行った後に気をつけたいのが、「血栓」が出来ることです。下肢静脈瘤の手術は、表在静脈を取るか閉塞してしまうというものですが、これまで存在していた静脈が無くなることで、血栓が出来てしまうことがあります。ですので、なるべく術後は体を動かし血流をよくすることが大事です。血栓を防ぐには以下のものがあります。

 

1)血栓予防薬を投与する

2)弾性ストッキングを履く

3)つま先で立ち、かかとを上げ下げするなどの運動を行う

4)血栓を防ぐ食品(納豆や魚)を摂取する

 

最後に

外科手術を行った際は、その後の合併症の対策も考えておく必要があります。

今回の血栓以外にも、化膿などを引き起こす場合がありますので、処方薬は全てのしっかり飲むなど指定されたことはきっちり行えるようにしておきたいですね。

 

働く女性は注意!立ち仕事で下肢静脈瘤に!?

長い時間立ち仕事を続けたり、妊娠や出産をする女性に多いのが下肢静脈瘤です。この下肢静脈瘤は、足への負担が大きくなることで、静脈の中にある弁が損傷してしまい、静脈の中を血液が逆流してしまうことで静脈瘤となります。

特に働く女性に多く発症し、多くの女性を悩まされている職業病とも言える疾患です。

 

下肢静脈瘤の原因

●静脈への過度な負担により弁を破壊

静脈には血液が流れるべき方向から逆流しないように弁がいくつも設置されています。その弁によってたとえ、足から身体へと血液が上昇して戻ることが可能となっているのです。

静脈への負担は下に行けばいくほど大きくなり、特に下肢は立ち仕事などによって長時間負担が蓄積することになるため、この弁が壊れやすいのです。

 

1.立ち仕事

世の中の仕事には仕事中ずっと立ち続けることが求められる仕事は珍しくありません。長時間立ち続けることは、その間ずっと静脈を流れる血流が重力に逆らい続けていることになります。

そのため静脈への負担はかなりのものとなり、弁を破壊する原因として非常に高いリスクとなります。

 

2.妊娠・出産

女性が妊娠すると言うことは、子供を育てるお腹に血液が集中し、更には立ち上がる際に下肢への負担が子供の体重分重くなります。なにより、出産は女性の身体にとって非常に大きな負担となり、それが原因で静脈弁が壊れてしまうことも充分に考えられるのです。

 

下肢静脈瘤は動脈瘤とは違い危険性は低い疾患と言えますが、だからこそじわじわと苦しみが続く疾患とも言えます。足のむくみや痛み、痒みなど危険性が低いからと放置しておくとさらに諸症状が悪化し続けるのです。

 

下肢静脈瘤は発覚してすぐに治療を行うことをお勧めします。今の最新治療では短期間に治すことが可能となっているので、仕事への影響も最小限で済むでしょう。

 

(Photo by http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-18掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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