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乳腺エコーではしこりの良性・悪性判断が出来る!?マンモ+超音波で乳がん発見率が1.5倍?

 

乳腺症は胸にしこりができる病気で、乳癌(にゅうがん)と症状が似ていて不安になりますが、乳腺症のしこりが乳がんになる可能性は低いとされています。胸のしこりが良性か悪性化は乳腺エコーでわかるので、しこりが気になる場合は定期的に受けましょう。

 

では、乳腺エコーとはどんなものなのでしょうか。

 

●乳腺エコーではしこりの良性・悪性がわかる

乳腺エコーの持つ特徴のひとつが、乳房に出来たしこりの良性・悪性を判断しやすいということです。

直径5mm以上のしこりの場合は80%以上の確率で、乳腺エコーによる良性・悪性判断が可能です。

悪性腫瘍の場合は湿潤が見られ、良性腫瘍とはしこりの内部構造が異なっているので乳腺エコーでの判断が出来るのです。

 

●痛みを伴わない検査

乳腺エコーはしこりの良性・悪性判断がしやすいという特徴の他に痛みが少ないメリットも持っています。

乳がん検診で一般的に行われるマンモグラフィは痛みを伴う、特に胸を潰される圧迫感で検査後もしばらく胸が痛いといったデメリットがあります。

乳腺エコーであれば超音波検査ですので痛みもなく、被爆も心配しなくてOKです。

 

●石灰化はわかりにくい

一方で乳腺エコーの持つデメリットは石灰化がわかりにくいことです。石灰化とは乳腺にカルシウムが溜まる症状を指しています。

乳がんには石灰化が伴うことが多いので、より早期のガンを素早く発見する、その判断の手助けに石灰化も利用するとなるとエコーよりもマンモグラフィの方が適しています。

 

乳腺エコーはしこりの内部構造の違いを見ることで良性・悪性腫瘍の判断がしやすいです。

乳がんやそのほかの乳房の病気を調べるためには乳腺エコーの他にマンモグラフィ、MRI、視触診などが行われます。

乳房にしこりがあるなと感じる場合は、たとえしこりが小さく思えても検査に行くことをおすすめします。

 

 

乳がん検診を受けても発見できない!?進行の早い・治療困難な乳がん

身近に感じるタレントさんが、身近な病気にかかると我身を振り返るきっかけになりますよね。女性であれば乳がんに関するニュースは、自分のことのように感じるのではないでしょうか?

 

北斗晶さんの「発見できなかった」乳がん

乳がんというと、予防のための検診の必要性が叫ばれるような、よく知られたがんのひとつです。

 

そのため毎年自発的に検診を受けている方もいるのではないでしょうか?実際、タレントの北斗晶さんも、毎年欠かさず検診を受けていたと言います。

 

それにもかかわらず、北斗晶さんは結果的に乳がんを発症し、手術での全摘出が必要になりました。毎年欠かさず検診を受けている人にとっては、この事実は非常に怖いものですよね。

 

 

どうして検診を受けているのに発見できなかった?

基本的に乳がんはがんの中でも進行の遅いがんです。ではそれなのになぜ、検診で早期発見ができなかったのでしょうか?検査の際に見落としがあったのでしょうか?

 

実際北斗晶さんのケースについて、現段階では詳しくは分かりません。そのため、どのタイプの乳がんだったのか判断がつきませんが、乳がんの種類にもいろいろとあり、進行の早い遅いなどがあるようです。中でもここでは、進行が早い乳がんについてご紹介します。

 

 

進行の早い乳がん

・多くの人にみられる「硬がん」

これは乳がんの中でも40%を占めるとされているがんです。がん細胞が分化するスピードが早く、進行の早いがんです。

このがんは乳管の外側に砂をまき散らしたように進行していくもので、体の表方向よりも、背中方向に広がりやすいです。そのため他の重要部位への転移が起こりやすく、治療が難しいため、最も危険度の高いがんのひとつとされています。

 

それでも定期健診を毎年受けていれば、早期発見のできるがんではあります。

 

・まれに起こる「炎症性乳がん」

がん細胞が乳房のリンパの流れを止めることで、皮膚が炎症を起こしているような症状の出る乳がんです。まれな乳がんで乳がん全体の1%程度とされています。

 

これは乳頭周辺に発症し、しこりがはっきりせず、皮膚症状が見られるのが特徴です。全年齢で可能性はありますが、最も多いのは40~50代です。

しこりがないケースが多いので、マンモグラフィなどの検査ではほとんどわかりません。早期に発見するには、乳房の一部を採取して調べる生体検査をしなければなりません。

 

このがんは進行が早く、転位を起こしやすいという特徴があります。そのため診断がついたときには、すでに他の場所に転移していたというケースも珍しくないそうです。

 

これらに対して「乳頭腺がん」や、「充実腺管がん」と言ったものは比較的進行の遅いがんとして知られています。北斗晶さんのケースと照らし合わせてみると、炎症性乳がんが疑われるかもしれません。

 

それでも検診は大事

毎年きちんと検診を受けていたのに乳がんを発症し、乳房を全摘出するという話を聞くと、なんだか報われない思いになってしまいます。たしかにそんなケースもあるでしょうが、それだからといって検診を受けることが無駄だということではありません。

 

病気は私たちの知りえないところで体をむしばむものであり、それを医学で全てカバーするにはまだ至っていないのです。それでも「できる予防をしっかりとする」のは、健康の下地になるもので間違いはありません。

その点はよく心得ておきたいですね。

 

 

やっぱり両方受けた方がいい?マンモ+超音波で乳がん発見率が1.5倍になる

タレントの北斗晶さんの乳がん発覚から、乳がんについて注目が集まっています。

そんな中で2015年11月、乳がん発見に関する気になるニュースがありました。

 

今回は、乳がん発見率が1.5倍になるマンモグラフィ・超音波検査についてご紹介します。

 

乳がん検診といえば…?

乳がんは検診によって多くを早期発見できる貴重ながんです。

 

乳がん検診といって思い浮かべるのはマンモグラフィではないでしょうか?

マンモグラフィでは乳房を板で挟み、乳房を押しつぶし、平たくして検査をします。

とにかく痛いというイメージが強いかもしれません。

 

このマンモグラフィの検査と同時に、超音波検査を受ける人もいると思います。

あるいは医師から両方受けるように勧められたという人もいるでしょう。

 

両方の検査をすることの意味

乳がんを発見するにあたって、マンモグラフィと超音波検査はそれぞれに利点があり、欠点があります。

 

それは以前から言われていたことで、両方の検査を受けることで、それぞれの欠点を補うことができるのです。

ただ、北斗晶さんの例にもあるように、毎年検診を受けていれば全ての乳がんを早期発見できるわけではありません。

 

きちんとした研究で示された「発見率1.5倍」

今回ニュースになったのは、東北大学のグループが行った研究の結果です。

この研究の内容をご紹介します。

 

対象:40歳代の女性76196人

 

内容:2007年7月から2011年3月にかけて行われ、初回と2年後の検診を実施しています。

 

被験者を二つのグループ、(マンモグラフィ+超音波検査)のグループと、(マンモグラフィ検査のみ)のグループに分けられています。

これらはランダムに振り分けられました。

 

研究結果

がんが見つかった発見率は

(マンモ+超音波)のグループは、発見率0.5%

(マンモのみ)のグループは、発見率0.33%

 この発見率が併用群で1.5倍となりました。

 

また、がんを見逃さない「感度」に関しては

(マンモ+超音波)のグループは、感度91.1%

(マンモのみ)のグループは、感度77.0%

 という結果が得られました。

 

平たく言えば、乳がんの発見数、発見率において(マンモ+超音波)のグループの方が有意によかったのです。

特に併用群では大きさが2センチ以下で転移のない、初期のがんの発見率が高まりました。

 

ひとつの参考に

例えば私は大学生のときに乳がん検査として医師に勧められ、マンモと超音波の両方を受けました。

その結果、私は乳腺が多かったため、「まだ若いし、次回は超音波だけでいいよ」と言われました。

 

ただ私は「でもできることは全部しておきたい」という気持ちから、次も両方受けました。

ですが人によってどんな検査を受けるか、何が適しているかは違うと思います。

そのため、自分に合った検査を選ぶ必要がありますね。

 

マンモグラフィの「痛い」から解放される!?痛くないマンモグラフィ「エルマンモ」に期待!

「マンモグラフィ=痛い」と連想される方も多いでしょう。もしかしたら、そのイメージは今後なくなっていくかもしれません。というのも、先日新たに開発された乳房専用PET装置という、乳房に特化した検出器が承認を獲得し、発売されたのです。

 

新たな乳がん診査の機械「Elmammo(エルマンモ)」

新たに開発、販売されたのは、エルマンモという乳房専用PET装置です。この医療機器に期待されるのが、女性への負担なく、乳がんの診断に使用できるということです。

 

従来のマンモグラフィ

乳房を板のようなもので強く圧迫し、検査をするというのが、マンモグラフィです。

これは女性の負担が非常に大きいことが常々問題視されていました。そして、かなりの苦痛を伴う検査であるのにもかかわらず、マンモグラフィ検査を受けるだけでは、見逃してしまう乳がんがあるというのですから、何ともがっくりきてしまいます。

 

従来の全身用PET装置

こちらの医療機器は馴染みがない方もいるかもしれません。

PETというのは、放射能を含む薬剤を用いて行う検査の一種です。特にがんの病巣を見つけ出すことを得意としています。方法としては、放射線性の薬剤を体内に入れ、特殊なカメラで体内の様子を画像化します。薬剤はがんの病巣に溜まって目印となるため、発見することができます。

全身を一度で調べることができますが、乳がんの発見においては、患部から離れた位置での検出になってしまうため、感度が低く精密な結果を得ることが難しかったのです。

 

新しく登場した、乳房専用PET装置

乳房専用PET装置、エルマンモでの検査は、装置の寝台にうつ伏せに横たわって、直径18.5cm穴のような部分に乳房を入れるだけで検査ができます。

全身に行っていたPET検査を、乳房に限定して行うということです。マンモグラフィのような苦痛は伴いませんし、全身用のPET装置と比較すると、高感度で精細な画像を得ることができます。

全身用PET検査に書いたように、PET検査では、放射線性の薬剤を体に入れる必要があります。これは怖いような気もしますが、胃のバリウム検査と同じ程度であるため、体への大きな害はないということです。

 

 

現時点では、全身PET検査と同日使用でのみ保険適用がされるという条件があります。まだ発売されたばかりで、一般的に普及し、気軽に検査を受けられるようになるのは先の話でしょうが、痛みを伴わないマンモグラフィというだけで、検査への抵抗感はかなり小さくなりそうです。

(Photo by: [http://pixabay.com/static/uploads/photo/2013/03/02/01/06/breast-88941_640.jpg])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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