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生活習慣病

痛風は遺伝的要因も大きい!?痛風の発症に関係している「ABCG2」遺伝子の変異って?

 

20代や30代でも痛風を発症することがあります。

普通、生活習慣病というのは、その人の不健康や不摂生が積み重なって生じるものですから、ある程度年齢を重ねた上で発症します。

ですから若いうちに発症するとなると、生活習慣以外の何か他の要因が隠れていることが疑われます。

 

生活習慣以外の要因「遺伝」で痛風を発症する?

ある論文によると、20代以下の若年層で痛風を発症している人の約9割が、遺伝子に異変が見受けられるとされています。この遺伝子というのが「ABCG2」という尿酸輸送体の遺伝子です。

この遺伝子の変異が認められる場合は、そうでない場合と比べたとき、発症年齢は最大で6.5歳ほど若いことが判明しました。

また20代以下における発症リスクも約22倍高いことがわかっています。

 

"ABCG2"ってなに?

痛風の背景にあるのは高尿酸血症です。この高尿酸血症の状態になりやすいのは、「尿酸を多く作る」「尿酸を排出しにくい」のふたつの状態の場合があります。ABCG2という遺伝子はこのどちらにも関わっている遺伝子です。

ABCG2は尿酸をつくる量を制限し、腎臓から尿酸を排出する量を減らす作用があります。さらに腸から尿酸を排出するのを促進する作用も持っています。

そのためこの遺伝子に変異が認められるということは、この機能が低下するということで、尿酸の生成量が増え(2~3倍)、腎臓から排出される尿酸の量が増えるけれども、腸から排出する尿酸の量が減ってしまうのです。

腎臓から排出される量が増えても、腸から排出される量が減るので、高尿酸血症があらわれやすくなるのだそうです。

 

"ABCG2"への今後の期待

この遺伝子の検出は比較的簡便な方法で可能なのだそうです。

そのため研究が進むことによって、より簡易に痛風の発症リスクを早期に発見できるのではないかと期待されています。

 

こうした発見から、痛風は中高年の病気というイメージはどんどん薄くなっていくかもしれません。

また、遺伝的要因だけで痛風が発現するわけではありませんので、発症の危険がある場合は、生活習慣に気をつけるなどの基本的なことがとても重要です。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2009/07/18-024502.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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