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てんかんなど一部の病気を判断する検査!脳波検査にかかる時間と費用とは?正常な脳波って?

脳波検査はさまざまな脳の病気の検査の中で、もあまり一般的ではありません。どちらかといえば脳の検査ではMRIやCTの方が使われがちですが、てんかんなど一部の病気を判断するには、脳波検査が役立っています。

 

時間は短くても30分 

脳波検査はどんなに短くても30分はかかると言われており、長ければ1時間半を超えることもあります。てんかんの定期検査のような脳波検査であれば、特に服薬変更がなければ30-40分程度で終わることが多いです。

 

一方で病気が特定されていなかったり、緊急で脳の状態を確かめているときには時間がかかるケースもみられます。準備時間も入れると40-50分はかかるものと考えてください。

 

脳波検査の費用は1800円 

脳波検査の診療報酬点数は600点(1点=10円)で、全額自己負担で6000円となっています。健康保険を使って医療機関を受診する方が多いと思いますので、3割負担に直すと1800円です。

 

ただし、眠った時の脳波検査の場合は、それに加えて250点(10割負担で2500円分)の点数加算です。ですので、脳波検査で眠った時の検査を行ったなら、3割負担で2550円となります。

 

頻度は数か月に1回 

脳に異常がなければ、それ以上脳波検査を受ける必要はもちろんありません。

 

脳波検査を何度も受けるのは、てんかん患者など脳の病気を持っている患者で、基本的には数か月に1回、通院で脳波検査を受けます。入院している場合は1か月に1回程度になることもよくあります。

 

脳の病気を持っていると、脳波検査や脳のMRI検査を定期的に受けなければいけないことも珍しくはありません。

 

費用は睡眠検査を含んでも2550円程度で、それに初診料や再診料がかかるので、4000円前後と考えてください。 

 

脳波検査で調べられる脳波って何?正常な脳波とは? 

脳に電極をつけて検査するシーンは映画やドラマなどでもおなじみですが、あれは多くの場合脳波検査を指しています。

では、そもそものところ脳波とはいったい何なのか、正常な脳波とはどんなものなのかを見てみます。

 

周波数によって分かれる脳波 

脳波は周波数によってデルタ波、シータ波、アルファ波、ベータ波に分かれています。

 

デルタ波は0.5-4ヘルツ未満、シータ波は4-8ヘルツ未満、アルファ波は8-13ヘルツ未満、ベータ波は13-40ヘルツ未満です。

 

これらの脳波がどれくらい出ているか、状況に応じて正しく出ているかが脳波を測る際には非常に重要なポイントです。

 

脳波検査を行うとこれらの脳波がグラフになって出てきます。

 

正常な脳波の特徴 

健常人であっても常に脳波の出方が一定ではなく、活動によって脳波の出方が変わります。

 

これらの変化も含めて正常な脳波は定義されています。

 

目を閉じた状態や安静にしているときは後頭部を中心にアルファ波がよく見られ、その他にはベータ波もあります。

 

逆に目を開けたり何らかの作業をしているとアルファ波よりもベータ波の方が多く出るといった特徴があります。

 

脳血管障害や脳感染症で異常脳波が出る 

正常な脳波は、グラフにしたときに棘のような形になることはまずありません。

 

発作的に棘のような形を作る脳波を持つ人の場合はてんかん、脳感染症、こん睡状態などがみられる可能性が高いです。

 

脳波とは人間の脳の中を流れる微弱な電流のことで、睡眠時の脳波や安静時の脳波についてそれぞれグラフ的な特徴を持っています。

 

この特徴から著しく外れてある特定の脳波が弱い・強いことがあったり、グラフが棘状に示されているときには脳波異常がみられる病気の危険性があります。

 

突然起こるてんかん発作~こんな症状がでたときの対応の仕方は? 

てんかん発作が起こると突然意識を失ったり、体の一部がけいれんしたりします。このときどう対応すればよいでしょうか。

 

てんかん発作は突然起こる 

てんかんを持っている人は、突然目の前でてんかん発作を起こすことがあります。発作の時間は数秒のこともありますし、数分続くこともあります。発作そのものは致命的になることはありませんが、見える症状が突然で重大な症状に見えることから、周りの人は冷静さを失ってしまいがちです。しかしだからこそ、正しく理解して冷静に対応する必要があります。では具体的にどのような症状が見られて、それに対してどのように対応したらよいのでしょうか。

 

体が強く突っ張っているあるいはガクガクとけいれんしているとき 

体が強くこわばったりけいれんが激しいとき、本人は自分の身体をコントロールできませんから、そのままでは舌がのどに落ちてしまって息がうまくできなくなって窒息してしまったり、誤って舌を噛んでしまったりする危険があります。そのため、こうした症状が見られる場合には下あごに手をあてて押し上げ、気道確保をします。方法は人工呼吸の際の気道確保と同じで、適切に行えば舌が正しい位置に落ちて呼吸がスムーズになります。

 

食事中や食後に発作が起きたとき 

食事中や食事の直後に発作が起きると、未消化の分の食べ物が吐しゃ物として出てきてしまう可能性があります。ことのきに患者本人が仰向けになっているとスムーズに嘔吐ができなくなります。すると自分の吐しゃ物に気道がふさがれて窒息する危険が出てきますので、この場合は患者の体ごとあるいは顔だけを横に向けてあげて嘔吐をしやすい姿勢にしてあげましょう。そして嘔吐したら吐しゃ物や唾液をふき取ってあげます。

 

過度に発作の状態を改善しようとする必要はありませんが、できるだけ本人が苦しくないように、危険がないようにしてあげることが大切です。

 

てんかんの様々な種類 

突然体が不随意に動いてしまう病気がてんかんです。

そんなてんかんですが実はさまざまな種類に分かれています。

 

てんかんは基本的には4-6種類に分けられます。 

まずは脳の一部が異常を起こすのか、脳全体が急に異常を起こすのかで2種類に分けます。

 

一部から異常が起きるのが部分てんかん、脳全体が急に異常を起こすのが全般てんかんです。

 

原因がわかるものが特発性、原因がわからないものが症候性、原因がはっきりしないが脳内に原因物質があると予測されるのが潜因性です。

 

これらの組み合わせで6種類のてんかんに分けますが、潜因性部分てんかん、潜因性全般てんかんを含まず4種類と大別する場合もあります。

 

症状に違いはあるの? 

全般てんかんと部分てんかんを比べた時には『意識』という面で大きな違いがあります。

 

全般てんかんの発作は意識がなくなるのが特徴で、てんかん発作中のことはまったく覚えていません。

 

一方で部分てんかんの場合は意識がなくならない、もしくは意識がはんぶんない状態が多く、精神不安定ではありますが意識自体は保っています。

 

治療法に違いはあるの? 

てんかんの種類による治療法の違いはほとんどありません。

 

例えばてんかん治療薬としてよく知られているフェニトインという薬は全般てんかんにも部分てんかんにも効く薬です。 

このような薬が非常に多く、てんかんの治療で全般てんかん、部分てんかんによる大きな違いはないと考えてOKです。

 

てんかんは原因、そして発作の起こり方によって分類されています。 

ただし治療法にあまり大きな違いはありません。

 

(Photo by: [http://pixabay.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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