カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. 健康診断・健康管理 >
  3. 検査項目 >
  4. 聴覚誘発電位検査ってどんな検査なの?聴力障害と脳の病気をチェック!

健康診断・健康管理

聴覚誘発電位検査ってどんな検査なの?聴力障害と脳の病気をチェック!

 

聴覚誘発電位検査は聴覚に刺激を与えて脳の状況を調べるための検査です。

聴覚誘発電位検査で一体何がわかるのか、どんなことのために聴覚誘発電位検査が必要とされているのかを見ていきます。

 

●聴力障害と脳の病気の判断

聴覚誘発電位では音の刺激を与えて、それに体や脳がどのように反応するかを見ています。

耳の方ではなく脳の方で音のとらえ方が変になっている聴覚障害はもちろん、脳の病気や脳死の判定にも使うことが出来ます。

健康診断などで行われる一般的な検査とは違い、手術中のモニタリングなどに使用されることが多い検査でもあります。

 

●1時間程度、音を聞く検査

聴覚障害や脳の障害などの疑いで聴覚誘発電位検査を受けるときにかかる時間はおよそ1時間程度と言われています。

お子さんでも受けられる検査ですが、1時間じっとしていられない年齢(幼稚園児くらいまで)の場合は眠ってから検査を行います。

左右の耳にカチカチという音を流して、それに脳が反応するかどうかを見るので、こちらとしては横になってリラックスしているだけで終了します。

緊張していると検査結果が正しく出ないこともありますので、リラックスして、眠るなら眠ってもOKです。

 

聴覚誘発電位検査では左右の耳を通して脳や耳の病気を明らかにしますが、この誘発電位検査にはほかの部位での検査もあります。

例えば、視覚誘発電位検査、体性感覚誘発電位検査などで、いずれも脳・神経関連の病気を検査するのに使われています。

聴覚誘発電位検査の場合は最高で大体2000回程度の音を流して、その刺激によって変化する脳波を記録します。

どの脳波が出ているか、出ていないかによって異常のある部位や、どれくらい異常があるのかがわかります。

 

聴覚誘発電位検査を受けるときの注意点!整髪剤は×、検査前のトイレ、食事は食べていい?

聴覚異常、脳の病気の疑いがあるなどのときに、耳から刺激を与えて脳がどのように反応するかを見るのが聴覚誘発電位検査です。

この聴覚誘発電位検査を受けるときの注意点をいくつか紹介します。

 

●整髪剤などはつけていかない

聴覚誘発電位検査では脳波から病気の部位などを判断するため、頭に電極をつけます。

整髪剤をつけてしまうと頭に電極をつけるときに邪魔になってしまうので、検査日は何もつけていかないでください。

また、ヘアバンドやヘアピンなども同様ですので、シンプルな髪で検査に臨みましょう。

かつらを外していくのは抵抗がある、という場合は外せる準備をして検査室内で外しましょう。

 

●検査前のトイレは必須

お子さんの場合は、短い時間でもトイレに行きたがることがあるので色々な検査の前にトイレを済ましておいた方がよいですが、聴覚誘発電位検査なら大人も検査前にトイレに行っておいた方がよいです。

というのも聴覚誘発電位検査は検査時間が1時間程度、短くても30分はかかるからです。

 

●食事などはいつも通りで大丈夫

心臓や胃を見る検査ではないので、食事はいつも通り摂取して大丈夫です。

ただし、内服薬については検査結果に影響を与える危険性もあるので、医師の指示に従ってください。

市販の風邪薬などを飲むときも同様で、検査前に薬を飲んでよいかどうかは事前に医師に確認しておきましょう。

 

聴覚誘発電位検査は診療報酬点数が670点で、健康保険が3割負担の方の場合は2010円の費用となります。

それにプラスして再診料・初診料などがかかるので3000円くらいを見込んで病院に行った方がよいでしょう。

また、入院して行う検査ではありませんが、検査結果次第では入院してさらに詳しい検査をしたり治療に入るケースもあります。

 

誘発筋電図検査と針筋電図検査の違いとは?検査方法は似ているけど分かることは違う!

誘発筋電図検査と針筋電図検査はどちらも筋肉・神経に関する病気の診断に使われるという共通の特徴を持っています。

ですがいくつかの点では誘発筋電図検査・針筋電図検査には違いも当然あります。

 

●障害を見分ける針筋電図、神経の伝達を見る誘発筋電図

針筋電図検査と誘発筋電図検査の最大の違いはその目的にあります。

針筋電図検査は針を刺したうえで筋肉を動かしたりリラックスしたりして、どんなふうに筋電図が出るかを見ています。

これによってわかるのは筋肉に障害があるタイプの病気か、神経に障害があるタイプの病気かということです。

一方で誘発筋電図の場合は刺激を与えてどれくらいで刺激が伝わるかということを検査しています。

誘発筋電図検査は感覚神経・運動神経など神経系の異常を見るために主に使われる検査でもあります。

 

●検査の方法はよく似ている

針筋電図検査も誘発筋電図検査も検査の方法はよく似ています。どちらも刺激を与えるタイプの検査だからです。

ただし針筋電図検査の方は誘発筋電図検査と違って、針を刺す分の痛みもあります。

そのため一般的に痛みという観点から見れば針筋電図検査の方が痛みが強いと言われています。

 

●さまざまな検査で病気がわかる

針筋電図検査と誘発筋電図検査はそれぞれ目的が違いますので、針筋電図検査も受けて誘発筋電図検査を受けることもあります。

あらゆる病気がある中から正しい診断を下すためには筋電図検査もいくつか受ける、血液検査や尿検査、脳の検査なども受けなければいけないことも珍しくはないのです。

 

針筋電図検査と誘発筋電図検査の他に、筋電図検査には表面筋電図検査もあります。

表面筋電図検査では筋肉全体の状態を広く把握することが出来ることのほか、誘発筋電図検査と同じように針筋電図検査ほど痛みがないのも特徴です。

 

誘発筋電図検査でわかる病気にはどんなものがあるの?多発性神経炎、ギランバレー症候群…

誘発筋電図検査は筋電図を取るのはほかの筋電図検査と同じですが、ポイントとなるのは神経の伝達の早さや伝達の様子を見られることにあります。そのような理由から、誘発筋電図検査によってわかる病気には神経系の病気が多いです。

 

●誘発筋電図検査でわかる多発性神経炎

誘発筋電図検査でわかる病気のひとつが多発性神経炎で、これは手足の末梢神経の障害です。

 

多発性神経炎の原因は様々で、糖尿病による多発性神経炎、遺伝による多発性神経炎、ビタミンB欠乏による多発性神経炎などがあります。また、アルコール中毒患者にも多発性神経炎は見られやすいと言われています。

 

多発性神経炎になってまず出てくる症状は手足(末端)のしびれです。なんだか最近何もしてないのにしびれやすいなと思った時が、多発性神経炎に気づくきっかけになることもあります。

 

●多発性神経炎の仲間・ギランバレー症候群

誘発筋電図でわかる多発性神経炎の仲間でもあり、急性多発性神経炎とも呼ばれるのがギランバレー症候群です。

 

ギランバレー症候群は自己免疫機能が狂ったことによる病気のひとつで、10万人に1-2人程度患者がいます。ギランバレー症候群でも手足のしびれや力が入らなくなるなどの症状がみられますが、それ以上に特徴的なのは顔の筋肉や目の筋肉にも異常が出ることです。

 

顔をうまく動かせないのでろれつが回らない、食事を飲み込めないなどの問題が生じて生活に与える影響も多いです。ギランバレー症候群が始まる前にはきっかけとして、発熱や下痢がおよそ7割の人にみられます。

 

誘発筋電図も診断に役立つ病気のひとつがギランバレー症候群ですが、そのほかに髄液検査や血液検査も行っています。ギランバレー症候群では呼吸不全になることも多いので、人工呼吸器を使って対処します。

(Photo by: [http://pixabay.com/static/uploads/photo/2013/10/06/16/48/ear-191625_640.jpg])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

検査項目に関する記事

もしかして悪性リンパ腫?~リンパ節エコー検査で早期発見!方法や注意点など

リンパ節の腫れやしこりのうち、最も気になる病気が悪性リンパ腫や白血病などの悪...

電解質の検査方法と異常が見られた時に疑われる主な疾患とは

人間の体の約60%を占める水分ですが、その水分は細胞内液や血漿として存在してい...


若い女性にもありうる!AST数値が“低い”場合、危険はあるの?

 “ASTの数値が高い”場合には、問題視され、食事療法などを行ったり精密検査...

心電図検査では何がわかる?心電図検査の目的と異常値の場合に考えられる疾患について

  心臓は筋肉が全身に血液を循環させるために、拡張と収縮を繰り返しています。こ...

カラダノートひろば

検査項目の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る