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健康診断・健康管理

これらの検査によって何がわかるの?体性感覚誘発電位検査と針心電図検査とは?

 

さまざまな検査の中でも誘発電位検査と言われるものは、脳の反応を見るための検査です。

例えば視覚誘発電位検査、聴覚誘発電位検査、体性感覚誘発電位検査などがあります。

そんな誘発電位検査の中でも体性感覚誘発電位検査についてみていきます。

 

●体性感覚誘発電位検査で行うこと

体性感覚誘発電位検査では体に刺激を与えて脳の様子を見るので、まずは頭部や背中に電極をつけます。

その上で調べたい末梢神経に刺激を与えるのですが、上半身を調べるなら手首に、下半身を調べるなら足首に電気刺激の機械を取り付けて調べます。

 

●服装は少し余裕のあるものを

体性感覚誘発電位検査での電気刺激の機械は手首、足首だけではなくその上に機械を取り付けますのであまりぴったりしたものを着てくるのはお勧めしません。

膝、肘くらいまでめくれるくらいの余裕のある服装にしていくのがおすすめです。

 

●検査後は多少頭がべたつく

体性感覚誘発電位検査以外でも、脳波を見る検査は電極をつけるときにクリームも塗ります。

人体には影響のないクリームですが、多少なりともべたつくことがあるので家に帰ったらその日は洗髪しておいた方がよいです。

また、検査前は頭皮の脂や汗を取りますので、整髪剤やヘアアクセサリーは最初からつけていかないほうがよいでしょう。

ヘアーピースは検査直前まではOKですが、検査準備の段階で外すことになります。

 

体性感覚誘発電位検査を受けるときに特に気をつけるべきは整髪剤をつけないことと、肘や膝くらいまで露出できる服装をすること、そしてそれにプラスして内服薬を服用している方は医師への事前確認が必要です。

どのような内服薬ならOKなのか、どれくらい前から飲むのを止めた方がよいのかを確認してみてください。

 

体性感覚誘発電位の検査によって何がわかるの?

体の電気刺激によって脳がどんなふうに反応するか、刺激は正しく伝わっているかどうかを見るのが体性感覚誘発電位検査です。

では、この体性感覚誘発電位検査によって一体どんなことがわかるかを見てみましょう。

 

●末梢神経障害の判断

末梢神経障害とは全身の器官から脳や脊髄に情報を送る・受け取るといった働きを持っている末梢神経の異常です。

末梢神経に異常があると痛みや冷たさを感じにくくなったり、逆に何もしていないのに痛むといった症状が出ます。

日本人に多いと言われているのは、生活習慣病である糖尿病と関わる糖尿病性末梢神経障害です。

糖尿病の合併症のひとつで、足の感覚が変化し、最後は神経が死滅する恐ろしい病気です。

末梢神経に異常があると、刺激に脳が反応しにくくなるので体性感覚誘発電位検査で異常が出ます。

 

●脳の病気ももちろんわかる!

体性感覚誘発電位検査で刺激を与えた方に異常がないとすれば、刺激を受けた方に異常があると考えます。

刺激を受け取って反応するはずの脳が反応しない病気、例えば脳幹障害や大脳半球の病気なども体性感覚誘発電位検査で調べられる病気です。

具体的には脳幹梗塞、脳幹グリオーマなどがあり、脳の病気は命にかかわることも珍しくはありません。

腫瘍によって脳の一部が圧迫されている場合は手術などで対応しリハビリをすれば、以前の日常生活に限りなく近づくことも出来るので早期発見が重要です。

そういった意味合いでも体性感覚誘発電位検査の意義はあるといえるでしょう。

 

なお、体性感覚誘発電位検査は刺激を与えるという点から、痛みを伴う検査でもあります。

電気刺激によるピリっとした痛みがあるのですが、慣れてくると痛みというよりは違和感ぐらいに感じる方が多いようです。

 

頭に電極、手足には電気刺激…体性感覚誘発電位検査の流れについて知ろう

体性感覚誘発電位検査は末梢神経、そして脳の働きを知るためには重要な検査です。

そんな体性感覚誘発電位検査の流れを見ていきます。

 

●頭に電極、手足には電気刺激

体性感覚誘発電位検査のためにはまず初めに頭に電極をつけることと、手足に電気刺激を送る準備が行われます。

頭に電極をつけるときには事前に頭の汗などを拭いてからクリームのついた電極を貼られます。痛みは特にありません。

手足に電気刺激を送る準備では、上半身の検査は手首、下半身の検査は足首に機械を取り付けます。こちらも準備時点での痛みはありません。

 

●30-40分かけて脳波を測定

手首、もしくは足首につけた電気の機械で刺激を送り、30-40分間にわたって脳がどのように反応するかを確認します。

30-40分で行う刺激の数は1000回と非常に多いですが、ひどい痛みを伴うものではありません。

なんだかチクチクするなという違和感程度ですので安心してください。

ただ、最初のうちは電気刺激に慣れていないので痛いと思うかもしれません。

 

●眠ってもOK!

体性感覚誘発電位検査は寝ていても覚醒していても安定した検査結果が望めます。

そのため、電気刺激を受けている間に寝てしまっても特に問題はないのです。

検査室に入ったら準備段階から実際の電気刺激・測定段階までずっと仰向けでいるだけですので、眠くなってしまう方も少なくはありません。

お子さんの場合は眠らせて検査をすることもあります。

 

体性感覚誘発電位検査の流れはまず電極や電気刺激の準備、そして30分以上かけて電気刺激と測定、最後に検査が終了したら電極と電気刺激の機械の取り外しで終了です。

検査中に眠ってしまってもOKですが、検査終了後しばらく頭がボーっとするかもしれません。

車などで来ている場合は少し休んでから帰ってください。

 

針筋電図検査を受けるときの時間と注意点…どれくらい費用がかかるの?

筋肉に関する検査のひとつが針筋電図です。ここでは針筋電図検査の時間や注意点、費用を見ていきます。

 

腕や太ももを出せる服装

針筋電図検査では、針で皮膚を刺激してその様子を観察しなければなりません。

 

基本的な注意事項として、上半身なら腕がすべて出るくらいまでまくり上げられる服を、下半身なら太ももまで出せるような服装をおすすめします。

女性はワンピースなど上下一体になっているタイプの服装は避けてください。

 

また、顔の検査をするときには化粧が取れるので、最初は化粧をしていかない選択肢もあります。

 

1つの筋肉につき600円(3割負担)

診療報酬点数では筋電図は1つの筋肉につき200点、3割負担に直すと600円の費用がかかります。

 

いくつの筋肉に対して検査を行うかは検査を必要とする状況によって異なりますので、事前にどれくらい費用がかかるかを医師に確認しておいた方が良いです。

 

時間は30分以上

針筋電図の検査にかかる時間は30分以上、場合によっては1時間を超すこともあると言われています。

時間がかかるのはもちろんですが、筋肉に力を入れる・抜くといったことを指示されますので指示に従ってください。

 

針筋電図検査は針を刺すことによる痛みを伴う検査でもあります。

 

針筋電図検査を受けてから3日目くらいまでは、ややだるいような痛みが検査部位に出ることがあります。

ですがある程度時間が経つとともに軽快している場合は特に心配いりませんので普段通りに過ごしてください。

 

また、針筋電図検査を受けた当日は基本的には入浴禁止ですので、忘れないように気をつけてください。

 

針筋電図検査を受けることによって筋肉・神経疾患の程度やどのような疾患にかかっているかがわかります。

 

針を刺すので痛い!針筋電図検査の流れ~検査からわかることとは

針筋電図検査は痛みも伴うということで具体的にどんな流れで行われるのかが気になる方もいるでしょう。

針筋電図検査の流れ、そして検査からどのようなことがわかるのかを簡単に紹介します。

 

●針筋電図検査の流れ

1. 針筋電図検査で検査室に入ると、まずはベッドやいすなど所定の位置に座る・寝るなど体位を定めます。

2. そして肩や太ももなど筋肉の検査をするべきところを露出して、印をつけて針電極を入れていきます。

3.あとは力を入れて・抜いてなど技師及び医師から指示が出ますので、指示に従えば30分から1時間程度で検査は終了です。

 

痛みを伴うのは針を刺した時と電気を流した時で、どれくらい針を刺すのか・電気を流すのかは症状によって違います。

検査終了後はしばらく筋肉が痛いこともありますが、長引かないので心配は要りません。

 

●筋肉の異常か神経の異常かをチェックする

針筋電図検査でわかるのは、筋肉の障害の原因が筋肉の異常なのか神経の障害なのかということです。

筋肉に障害のある病気としては筋無力症、多発性筋炎などがあり、神経に障害のある病気には変形性脊椎症や末梢神経炎などがあります。

このほかに体内の物質に関する検査、CT検査、筋肉の一部を実際に見る検査などを行って最終的に病気を見つけ出します。

 

針筋電図検査は単純に言えば筋肉と神経についてみるために筋肉に針を刺して電気を流すだけの検査です。

その結果、得られたグラフなどを元にして筋肉の異常・神経の異常を発見します。

筋ジストロフィーでは進行が急激なものだと余命数年となる可能性もあり、早期の発見と適切な対処が必要です。

もちろんこれらの病気は針筋電図検査だけではわからないのでさまざまな検査をしたうえでの診断となります。

 

針電極を皮膚に刺す針筋電図検査…どれくらい痛い?

針筋電図検査の特徴は針電極を皮膚に刺すということで、異常があると思われる部位に針を刺すことから、痛みを伴う検査でもあります。

 

その痛みの感じ方は人によって違いますが、大体どんな感じの痛みを想像していけばよいのかを見ていきます。

 

●ビリビリとした痛み・針を刺される痛み

針筋電図検査には針を刺して筋肉から出ている電気信号を読み取る検査と、針から電気刺激を送って様子を見る検査の2種類があります。どちらにも共通するのは針を刺される痛みで、注射と似たような感じの痛みが襲ってきます。

 

またそれに加えて、針から電気刺激を送るタイプの針筋電図検査では、電気によるビリっとした痛みも追加されます。

 

いずれにしても大人が大声を上げるほどの強い痛みではないので安心してください。

 

●針の大きさにびっくりするケースも

針筋電図検査を受けた人の中には痛みというよりも、受ける前の恐怖感の方が大きかったという方もいます。

 

針筋電図検査に使われる針は普通の注射針などに比べると長めなので、この針が刺さるのかと思うと緊張してしまうケースも見られます。

 

特に顔の検査の場合は目の近くに針が見えるので恐怖感も大きくなりがちですが、痛み的には十分耐えられる範囲ですので出来るだけリラックスしましょう。

 

●異様な痛みを感じたら報告

筋肉や神経は複雑な形で人間の体を作っているので、ちょっと刺す場所を変えただけで痛みがひどくなるといったこともあります。

 

ですので、もしも単なる針の痛みやビリビリした痛みではなく、肉がぎゅっと持ちあげられるような痛みなどを経験した場合は、すぐに検査技師か医師に告げてください。

 

針筋電図検査の痛みはまったくゼロではなく多少なりともありますが、ここで緊張しては検査結果が正しく出ない恐れもあります。リラックスして、針が刺さっても死ぬことはないと安心しながら受けてください。

(Photo by: [http://pixabay.com/static/uploads/photo/2013/11/09/03/46/hospital-207690_640.jpg])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-11掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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