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塩分だけが高血圧の原因じゃない!?!血圧を上げる「高カロリー」な食事に要注意!

高血圧の原因は塩分だと言われることが多いですが、それは高血圧の症状を起こす要因のひとつです。

 

一般的には日本人の食生活における塩分摂取量は多いと言われ、社会全体が減塩ブームのようになっています。

 

減塩で高血圧の症状が緩和されるか?

高血圧は塩分が原因だと言われることが多く、塩分は高血圧の敵とも言える位置に存在しているのではないでしょうか。

塩分(ナトリウム)を過剰摂取するとナトリウム濃度を一定に保つ為、血液中の水分が増加し、結果、血液量が増し血管に対する圧力が強くなり血圧を上げると言われています。

減塩(1日に塩6から8g摂取)で高血圧の症状が改善する人は上記の食塩感受性タイプで、高血圧症状を持つ総数の約2割です。

 

残りの8割の高血圧人口は、塩分に反応しない食塩非感受性タイプで減塩しても血圧には殆ど影響がないようです。

 

過剰な塩分の摂取は避けるべき理由

肝臓は過剰な塩分を排出し、必要量のナトリウムの吸収を行います。過剰な塩分量の食事を継続していると、ナトリウムの排出が難しくなります。

ナトリウムはコレステロール値を高め、血栓を血管の中に作り易くしてしまう為、健康体であっても塩分の過剰摂取は避けるべきです。

 

なぜ「高血圧=塩」が一般的に定着したか

高血圧の症状は、塩分だけが関係しているという場合は少なく、塩分以外のことが原因の場合が多いようです。

高血圧の原因は複雑で、わかりにくい事が知られています。

1970年代の疫学調査では日本人の死因は脳疾患。当時の調査によると低塩分摂取量グループでは高血圧発症が少なく、25g以上の塩摂取量グループでは高血圧を発症することから厚生労働省が減塩指導をするようになったことが所以のようです。

 

‐概要‐

塩分が直接の高血圧の原因だとは必ずしも言い切れませんが、確かに過剰摂取は良くない影響を身体に及ぼします。

健康な体でいるためにも、塩分はなるべく控えめにすることが大切でしょう。

 

加工食品の塩分に気をつけて!~高血圧の予防・改善のために~

加工食品は一般的に塩分が多く含まれています。

これは塩辛のように製造上塩分が必要な場合もあれば、万人受けするために濃いめの味付けになっている場合があります。

 

また、例えば竹輪や蒲鉾といった水産加工品のように甘みが加えられることで塩分が感じづらく、舌で感じる塩分よりも実際には多くの塩分が含まれている場合もあるので注意が必要です。

同じようにハムやソーセージ、食パンなどにも塩分は多く含まれています。

 

塩分が多く含まれる加工品の例

・梅干し

・あみの塩辛

・豆板醤

・しょう油(薄口)

・しょう油(濃口)

・ザーサイ

・味噌

・オイスターソース

・ウニ

・ウスターソース

・こんぶの佃煮

・ハマグリの佃煮

・いかの塩辛

・しらす干し

・めんたいこ

 

これでわかるように、グラムあたりで考えると調味料の塩分が多いことがわかります。

調味料はかけすぎないようにする、例えばフライであればソースは小皿に取ってつけるようにすると良いでしょう。

最近では減塩のしょう油や味噌といった調味料が増えているので使ってみてはいかがでしょうか?

ただし、減塩の調味料は保存期間が短いことがあるので注意しましょう。

 

神経質に加工品を全て避ける必要はありませんが、蒲鉾にしょう油をつけて食べるのをやめたり、一緒に食べる野菜を増やすといった工夫をするようにしましょう。 

 

高血圧の食事の注意点、降圧薬服用者はグレープフルーツに注意!

高血圧の人が食事で一番注意するのは塩分摂取量でしょう。さらに肥満が悪化を招きますので、カロリーにも注意するでしょう。これらは一般的に健康に良くないとされていることですが、降圧薬を服用している人には思わぬ注意点もあります。それは「グレープフルーツ、グレープフルーツジュース」の食べ方や飲み方です。

 

血圧が下がり過ぎてしまうことも

降圧薬とグレープフルーツのある成分が相互作用することにより、血圧が下がり過ぎてしまう危険性があるということがわかっています。グレープフルーツに含まれる成分の中に、降圧薬の成分の血中濃度を上げる作用があるものが存在しているようです。全ての降圧薬にこのような作用があるのではなく、「カルシウム拮抗薬」に対しておこる現象です。

 

どのように注意するのか

グレープフルーツを少しも口にしてはいけないというわけではありません。相互作用の程度には個人差がありますが、ゼリーに含まれている程度の量であれば問題ないことが多いでしょう。仮にグレープフルーツジュースを普通に飲んでしまった場合、上がり過ぎた濃度が完全に元に戻るには3日ほどかかると言われていますので、その間薬の量を調整する必要が出てくることもあります。降圧薬と一緒に飲んだ場合ではなくても、それぞれを飲んだ時間が接近していれば相互作用がおきると考えられますので、注意しましょう。

  

グレープフルーツにもピンクグレープフルーツなどいくつか種類がありますが、それによっても作用が変わってくるようです。また、ミカンは大丈夫なようですが、柑橘類で同じように飲みあわせの悪いものが存在するようです。果物には高血圧によい成分が多いとされ、積極的にとるようにしている人もいるでしょう。取り方について医師に確認しておくとより安心でしょう。

 

減塩だけじゃない!血圧を上げる「高カロリー」な食事にも注意!

高血圧の食事療法と言えば「減塩」というのが有名ですが、塩を減らしさえすればいいという訳ではありません。脂っこいものや甘いものばかり食べるのは、肥満を招くのはもちろん、血圧を上昇させることにもなります。塩分に気を遣うと同時に、摂取しているカロリーや栄養素などにも注意していきましょう。

 

肥満が血圧にもよくないワケ

肥満は、それ自体が血圧を上昇させさます。それだけでなく「内蔵脂肪」から分泌される「アディポサイトカイン」という物質は、血圧を上昇させる働きがある「アンジオテンシンⅡ」という物質の生成を促してしまい、血圧上昇の原因となります。実際、肥満度の指数となる「BMI」の値が高いほど高血圧になるリスクが高くなる傾向にあります。 

 

カロリーを取り過ぎないために 

肥満の人は、体重を1kg減らすと収縮期血圧が1.7mmHg下がるとされています。食べ過ぎを改善し、血圧もよくしていきたいところです。まずは、自分が一日にどのくらいカロリーを消費しているか、普段どのくらいカロリーを摂取しているかを計算してみましょう。一日の適正なカロリー量に抑えるためには、炭水化物の量が多い丼もの、油の多い揚げ物などは控えるようにしましょう。外食の場合は全てそのまま食べてしまうのではなく、少なめにしてもらったり残したり衣を外したりして調整しましょう。

 

バランスの良い食事がベスト

塩分を控えてカロリーを抑えたとしても、同じものばかり食べていては栄養が偏ります。高血圧ではカリウムやマグネシウム、カルシウム、食物繊維をとることも大切です。それらは野菜や果物に多く含まれています。アメリカで研究されている高血圧を防ぐ食事療法である「DASH食」も参考にしてみるとよいでしょう。

  

何かと食事の制限が多くストレスが溜まることもあるかもしれませんが、続けているうちに慣れてくることも多いようです。カロリーのとり過ぎは高血圧以外の病気の原因にもなりますので、適正な量を保つようにしていきましょう。

 

高血圧・脳卒中の予防にはカリウムが重要?!血圧低下との関係は?

高血圧の予防や治療のためには、「ナトリウム」の摂取制限が必須というのが現代の認識です。

しかし近年、韓国の研究グループによると「ナトリウム摂取の有無に関わらず、カリウム摂取が少ないと高血圧になりやすい」という結果が報告されました。

 

カリウムは、ナトリウムを細胞外へ排出させるミネラルです。

近年では米ハーバード大の研究報告で、実際に脳卒中リスクを減少させた結果が報告されており、非常に注目を集めています。

 

カリウムは、余分なナトリウムを排出して血圧を下げる

塩分を摂取することで血圧上昇となる機序は、ナトリウムの血中濃度が高まることで水を引きよせ血流量が増し、血管腔を圧迫することによるものです。

 

カリウムを摂取すると血圧が低下するのは、「ナトリウム・カリウムポンプ」という体内のミネラル濃度を一定にしようという調整機能がはたらくことによります。

血管壁細胞の細胞外から内部へカリウムをとり込むと同時に、余分なナトリウムを細胞外へ排出し、同時に水分も血液中に排出されます。

 

また、腎臓のナトリウム調整機能も関連しています。

 

一日の推奨摂取量は?

・カリウムの1日の目安量(通常1,600~2,000mg)

・高血圧の予防を目的としたカリウムの摂取量(約3,500mg程度)

 

※ただし、以下の場合は摂取に注意が必要です。

・腎臓病、糖尿病、高血圧に罹患している場合は医師への確認が必要。

 

低カリウムでは、高血圧のリスクが20%増加

低カリウム摂取では、高血圧リスクが20%上昇した(韓国の翰林大学校医科大学を含む研究グループ)。

 

・対象

高血圧治療薬を使用していない2万4,000人

 

・試験方法

24時間思い出し法によって、ナトリウムとカリウムをとる量と血圧との関連性を調べた。

 

・結果

高ナトリウム/低カリウムの群と低ナトリウム/低カリウムの群は、基準摂取量の群より高血圧のリスクが約20%高かった。

⇒ナトリウムの高低に関わらず、低カリウムが高血圧発症の原因となることが判明した。

 

カリウムを効率よくとるには「バナナ」がよい?

カリウムは主に野菜や果物に多く含まれていますが、ゆで野菜では、煮汁にミネラルがとけ出す場合がありますので、バナナやリンゴなどそのまま食べられる食物に多く含有が期待できるとされています。

 

・大豆(20g中、380mg)

・きな粉(10g中、190mg)

・アボガド(60g中、432mg)

・バナナ(100g中、360mg)

・リンゴ(200g中、220mg)

・キウイ(70g中、203mg)

 

これらを活用して、上手に血圧を調整していきましょう!

 

(photo by/http://www.ashinari.com/2011/08/20-349180.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-06掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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