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生活習慣病

心筋梗塞 予兆を見逃さないで!なりやすい時間帯がある?なりやすい人や年齢別に特徴なども

 

心筋梗塞というのは、心筋に酸素や栄養素を送る冠動脈がつまることによって、つまった場所から先の筋肉が壊死してしまうことで起こります。

 

日本で増加している心筋梗塞

心筋梗塞は動脈硬化や体の機能低下によって起こるものです。日本における心筋梗塞の発症数は、欧米化した食生活や、高齢化によって増加している傾向にあります。

特に高齢者の突然死の原因としてよく聞かれると思います。

 

心筋梗塞ってどんなときに起こるの?

心筋梗塞は突然に起こることが多く、何かをしている時とは限らず、安静時起こることも珍しくありません。

では実際にはどんな時に心筋梗塞が起こっているのでしょうか。

 

発作が起きやすい時間帯は朝と夕方

発作が起きやすい時間というのがあります。それは朝の、これから徐々に活動を始めるという「午前9時~10時頃」と、夕方の1日の疲れが溜まりきった「午後7時~10時頃」が知られています。

 

なぜ朝に起こるのか?

睡眠中は副交感神経が良く働いています。起床すると交感神経が活発になるのですが、急に起きると、交感神経の働きが急激になり、血圧が急に上昇し、冠動脈内の血栓などがはがれやすくなり、それがつまって心筋梗塞を起こすのだそうです。

また夜寝ている間は、血液の粘度が増加していき、これも要因のひとつとされています。

さらに、血液を固める血小板の凝固機能は午前中によく働き、夜間に低下することも朝に要因のひとつとされています。

 

なぜ夕方に起こるのか?

夕方の心筋梗塞は朝の半数程度ですが、起こりやすいです。

夕方の心筋梗塞は理由があまり分かっていなかったようですが、夕方に1日の疲れがピークになるのと、血圧が夕方頃に高くなりやすいことが関係しているようです。

 

朝や夕方に起こる心筋梗塞は、その時の過ごし方によって危険を減らすことができます。

特に血圧の上下を激しくさせないために、起床の仕方に気をつけたり、疲労をためないようにしたりすることができます。

 

40~50代の心筋梗塞とは違う!?高齢者の心筋梗塞の特徴

心筋梗塞とは、心筋に酸素と栄養素を運ぶための冠動脈に血栓ができ、心臓へ十分な血液を供給できなくなったために、心筋が壊死してしまう虚血性の疾患をいいます。

 

虚血性心疾患の原因は動脈硬化による血管内狭窄や、脂質異常代謝や高血圧などによる血管の粥状変化です。

 

人はある程度の年齢になると、血管も同様に老化し、動脈硬化病変を起こしやすくなります。特に狭心症や心筋梗塞は高齢者に多い病気とされていますが、40~50代で発症する心筋梗塞とは若干違う特徴をあらわします。

 

高齢者の急性心筋梗塞の特徴としては、次のようなものがあります。

 

1. 性差がなくなり女性での症例が増える。

2. 無痛性ないし無症候性梗塞が多い。

3. 多枝病変が多いため陳旧性梗塞合併例、心電図変化としては非Q波梗塞が多い。

4. 心不全、ショック、心破裂が比較的多く、予後不良である。

5. 加齢に伴う脳や腎臓などの多臓器合併症の合併が多い。

 

このように高齢者では基礎に重篤な病態があるにもかかわらず症状が軽かったり、合併症を引き起こしやすく、死亡率が高いことが特徴です。

そのため急性期の治療のタイミングを逃してしまうと延命率が圧倒的に下がるため、早期の診断と治療が大切です。

 

典型的な症状としては胸骨中央部の絞扼感(強い締め付け感)、圧迫感が長時間持続する前胸部痛で、ニトログリセリンなどの硝酸薬は無効で疼痛の緩和には麻薬を要するほどです。

 

しかし、加齢とともにこのような激痛ともいえる胸痛を伴う例は減少します。

発症24時間以内に心臓の冠疾患集中治療室(CCU)に収容された症例でも、心不全症状(呼吸困難やショック)、消化器症状(嘔吐、上腹部痛)、意識障害などの症状をあらわす例が加齢とともに増える傾向にあります。

 

高齢者の場合は心筋梗塞の自覚症状が軽いことが判っています。

おかしいと思ったら決して放置せず、軽い胸痛でも軽視することのないようにしましょう。

 

糖尿病患者や高齢者は要注意!自覚症状がない「無痛性心筋梗塞」ってなんだ?

全身の臓器は新しい酸素や栄養を常に供給されていなければ動けません。そのためには心臓の働きが欠かせません。

心臓は全身に血液を送り出す働きが特に知られていますが、その心臓自身も動くためには酸素や栄養が必要です。

ではもし心臓に酸素や栄養を送る血管がつまるとどうなってしまうでしょう。

 

心臓が壊死する心筋梗塞

心臓に酸素や栄養を送る血管を冠動脈と言います。この冠動脈が何らかの理由でつまると、そこから先の心臓には、酸素や栄養が送られないことになります。するとその部分の心臓の細胞は壊死してしまいます。この状態を心筋梗塞と言います。

 

心筋梗塞の症状「胸痛」

心筋梗塞の特徴的な症状が、「激しい胸痛」です。

しかし、人によっては吐き気だけだったり、なんとなくのだるさしか症状がなかったりします。

 

症状がない心筋梗塞ってなに?

上記のような症状があればまだよいのですが、人によっては全く自覚症状がなくて心筋梗塞を発症している場合もあります。このような心筋梗塞のことを、無痛性心筋梗塞、あるいは無症候性心筋梗塞と言います。これは実に心筋梗塞の患者の2~3割を占めているとされています。痛みがないというと、軽度の心筋梗塞のように思えますが、病気の重症度は軽いわけではありません。

 

なぜ痛みがないの?

痛みを感じないのは、患者の方に問題があります。無痛性心筋梗塞の患者の多くは糖尿病を発症していたり、高齢者だったりします。

こうした患者の場合、神経が鈍感になっており、痛みなどの知覚を感じにくくなっています。そのため心筋梗塞を発症していても、胸痛を感じられなくなっているのです。

 

無痛性心筋梗塞は健診の心電図などで発見することが大切です。定期的に確認しておかなければ、発見されたときにはすでに重度の不整脈や心不全になっているということも少なくありません。

 

心筋梗塞になりやすい!?6つの原因チェック~あなたは大丈夫?~

命に関わることも多い心筋梗塞。

あなたも心筋梗塞のリスクが高いかもしれません。

 

1.メタボリックシンドローム

脂っこいものが好きだったり、健康診断で糖尿病・高血圧症・高脂血症などの傾向があった人は、十分心筋梗塞予備軍です。

 

2.喫煙

タバコは肺にたくさんある血管から有害物質を取り込みます。

タバコの成分は、血液中を流れながら血管壁に傷を付けていくので、動脈硬化の原因となります。

 

3.飲酒

飲酒により血圧が高くなることや、アルコールの代謝物であるアルデヒドが、血管壁にダメージを与えます。心筋梗塞の発作も、飲酒のあとに起きることが多いのです。

 

4.ストレス

人間の身体は精神に影響を受けやすく、強いストレス下にあると、さまざまな病気が起きる可能性があります。とくに循環器系(血管に関わるもの)には、ストレスによる血圧変化や代謝物などの影響が強く出ます。

 

5.家族に心筋梗塞や狭心症がいる

心筋梗塞は、体質的な遺伝というよりも、その家族の生活習慣や食嗜好が要因となります。そのため、家族に複数の心筋梗塞や狭心症の人がいるということは、その要因となるような生活習慣を家族全員がしているということになります。

 

6.加齢

心筋梗塞の原因となる動脈硬化は、血管の老化現象です。ですから、加齢にともない誰もが動脈硬化の傾向にはなります。それをいかに防いでいくかが予防の第一歩です。

 

40歳をこえたら誰でも可能性がある心筋梗塞。

メタボでなくても心筋梗塞を起こす人はいますから、1~5に心当たりがある人は、生活習慣の改善に努めましょう。

 

心筋梗塞 予兆を見逃さないで

40代からリスクがアップするといわれている心筋梗塞。

心筋梗塞は突然起こると思われていますが、いくつかの前触れがあります。

思い当たることがないか、チェックしてみましょう。

 

こんな予兆に気をつけて

・からだがだるい、息切れがする

・左側の背中や肩が痛む

・左手の小指が痛む

・吐き気、嘔吐

・冷や汗や脂汗が出る

・意識がなくなることがある

 

発作が起きてしまったら遅い

心筋梗塞は、心臓の冠動脈に血栓が詰まり、血液の流れが止まってしまう状態です。

激しい胸部の痛みと呼吸困難、冷や汗などの発作で、すぐにでも治療しないといけません。

対応の遅れた症状によって命に関わることもあります。

 

リスクのある人は特に注意

狭心症を患っている場合であればいつ起きてもおかしくない発作です。

また、高脂血症をはじめ、心筋梗塞を起こしやすいメタボリックシンドロームの方は、日常の注意と生活改善が必要ですが、これらの予兆にも十分注意払いましょう。

 

 

喫煙やストレス等、心筋梗塞を起こす要因は日常の様々なところにあります。

今まで元気だった、太っているわけでもない人が、心筋梗塞を起こすこともあります。

もし、予兆に気づいて早めに医師に相談していれば、血栓が詰まる前に処理することも可能です。

40代以上でこれらに心当たりがあったら、医師に相談をお勧めします。

(Photo by: [http://pixabay.com/ja/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF-%E6%99%82%E9%96%93-%E7%BD%AE%E6%99%82%E8%A8%88-%E6%99%82%E8%A8%88-175577/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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