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妊娠・出産

妊娠・出産がきっかけで心不全に?妊婦さんに生じる周産期心筋症とは

 

妊娠や出産は、母親の体に大きな負担をかけます。人によっては出産によって、一時的に心肺停止になる人もいます。それほどに妊娠や出産は心臓にも大きな負担がかかるのです。

 

周産期心筋症って?

心臓病を持っていなかった女性が、妊娠・出産に際して、突然心臓機能が低下し、心不全を発症することがあります。

これを周産期心筋症、あるいは産褥心筋症と言います。

周産期というのは、妊娠中から産後、母体が元の状態に戻るまでの期間のことを言います。

また、心不全とは全身に血液を送る心臓の機能が低下し、血液供給が不十分な状態になります。

 

周産期心筋症の特徴

周産期心筋症は、

1.妊娠中から分娩後、5か月以内に新たな心不全の症状があらわれる

2.今まで心疾患を発症したことがない

3.心不全の原因となるものが明らかでない

4.心臓エコー検査で、心臓の機能低下が確認できる

これらの特徴が見られる場合、周産期心筋症が疑われます。

 

どんな人が周産期心筋症を発症しやすい?

周産期心筋症になりやすい因子としては以下のようなものがあります。

多産

高齢出産

多胎(2人以上の胎児を同時に妊娠していること)

妊娠高血圧症を生じている

切迫早産の治療

妊娠以前からの高血圧

喫煙

肥満

また、他にも人種によって発生頻度が大きく異なる点も特徴的です。最も多いのが黒人で、次に多いのがアジア人、次いで白人、ヒスパニックとなります。

また、日本においては少子化が進んでおり、すでに出産を経験をしている妊婦の周産期心筋症はあまり見られません。

逆に日本においては半数以上が、初産で周産期心筋症を生じているという数字が出ているようです。

 

日本では妊婦健診などがしっかりとしているので、比較的血圧コントロールなどがしっかりとなされています。

一方で女性における生活習慣病の増加もあり、生活習慣の欧米化に伴って、今後発症率が増加する可能性も指摘されています。

 

 

(Photo by: [http://pixabay.com/ja/%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E4%B8%AD-%E8%85%B9-%E6%AF%8D-%E3%83%9E%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3-%E5%A5%B3%E6%80%A7-%E5%AD%90-%E5%AE%B6%E6%97%8F-%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93-193850/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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