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生活習慣病

見落とさないで!これも心臓の負担になるんです!心臓病の基礎知識~原因となる生活環境や症状など

 

生活習慣病は血液や血管に障害が起こる病気が多いです。

血液や血管は全身に行きわたっていますから、それが障害されることで、実に様々な場所が障害されます。その一つが心臓です。

 

心臓への負担が大きくなる

生活習慣病で血液や血管が不健康になると、心臓の負担が大きくなります。通常よりも心臓がたくさん働かなければならなかったり、心臓の血管自体に血流の停滞が起きて酸素や栄養が不足したりすることで、心疾患が引き起こされます。

こうなると突然死の可能性も大きくなるため、日常生活の中でできるだけ、心臓に負担のかからない行動をとることが望まれます。

 

心臓に負担になることってなに?

心臓は身体活動が活発なときや、ストレスを感じるような場面で、通常よりも多く働きます。

その分心臓に負担がかかるわけですから、そういった場面を極力避けることが望まれます。しかし注意すべきは、そうした単体の事象だけではありません。

 

二重負荷の危険性を知る!

食事をする、排便をする、運動をする、入浴をする、性交渉をするなど、これらの動作ひとつひとつは心臓に負担のかかるものです。

そのため気をつけるべき対象として認識しているのはよいのですが、これらを立て続けて行うことにも気をつけてあげましょう。

一つの動作を行った後に、他の動作を続けて行ってしまうと、最初の動作の心臓への負担がまだ残った状態で、次の負担を与えてしまうことになり、心臓には大きな負担になります。こうした負担を二重負荷と言います。

なるべく、一つの行動をした後は、30分程心臓を休めて次の動作をするように心がけましょう。

 

薬の効果が出る時間にも気をつける!

心疾患や生活習慣病で薬を飲んでいる場合、薬を飲む前と直後は、体には薬の効果がない状態です。

そのため心臓も負担を感じやすい状態ですので、このときに心臓に負担がかかる動作は避けたほうがよいでしょう。

薬の効果があらわれる時間を把握し、薬を飲む前後1~2時間は心臓を安静にしてあげましょう。

 

心臓の負担になる個々の動作に気をつけていても、それらの関係まで生活の中ではなかなか考えられないかもしれません。

ですが、知らない内に心臓に負担をかけていることだけでも知っておけば、選択する行動も変わっていくでしょう。

 

15~20分以内で治まる胸の痛みは「狭心症」かも!?

生活習慣病は様々な病気を引き起こしますが、体の中で非常に重要な心臓にも、影響を与えます。

日常生活の中で、「胸が締め付けられるような痛み」を感じたことはありますか?

もしかしたら、狭心症かもしれません。

 

心臓のつくり

心臓は、心筋という筋肉で作られています。

この筋肉が収縮・拡張することで、全身に血液を送り出すポンプの役割を果たしています。

心筋も臓器ですから、送り出すだけでなく、働くために血液を貰うことも必要です。

心臓の周りを取り巻く細い血管を、「冠動脈」といいます。

この冠動脈が、心臓に血液を供給しているのです。

 

狭心症とは?

冠動脈が、何らかの原因で狭窄(細くなる)します。

そうすると、心筋の血液が不足します。

心筋は必要なだけの血液を貰えず、働きづらくなってしまいます。

それが胸の痛みなどの症状として、現れるのです。

 

狭心症の症状

・胸の痛み(数分で治まることが多い)

・胸の締め付け

・肩、腕、あご、背中などへのしびれや痛み(放散痛)

 

狭心症の発作が起きる時

1.労作狭心症

お風呂に入ったり、階段を上った時、心臓がいつもよりもバクバクしているのを感じたことはありますか?

健康であれば、心拍数が上がったとしても、冠動脈が血液を心筋にあげる予備機能が働きます。

そのため、心筋が血液不足になることはないので、発作が起こることはありません。

しかし、動脈硬化などによってその予備能力が低下している場合、心筋の血液が不足し、狭心症の発作が起きます。

 

2.安静狭心症

何らかの原因で冠動脈が痙攣した際、血管が細くなって発作が起きることです。

その原因は運動などの刺激による場合もありますが、寝ている時やテレビを見ている時など、何もしてない時でもこることがあります。

 

3.不安定狭心症

これは、心筋梗塞に非常に近い狭心症です。

冠動脈が、コレステロールの付着などでほとんど塞がってしまい、症状が出るものです。

 

狭心症の治療

○労作狭心症

労作狭心症の原因のほとんどは、冠動脈の動脈硬化です。

ですから治療には、動脈硬化の進行を防ぐこと、危険因子を取り除くことが大切です。

喫煙している方は禁煙しましょう。

肥満体形であれば、減量を行います。

脂質異常症(高脂血症)や高血圧、糖尿病など、他の生活習慣病を持っている場合には、その治療が必要です。

また、血管を広げる作用のある薬(ニトログリセリンなど)や、徐放薬(長時間ゆっくりと効果の出る薬)を使用して、狭心症の発作を予防します。

また、動脈硬化がかなり進行している場合には、細くなった血管を広げたり(ステント術)、細くなった先の血管に血液が届くよう迂回路を作る手術(バイパス手術)を行うこともあります。

 

○安静狭心症

安静狭心症は、冠動脈が痙攣して細くなっている状態です。

そのため、治療では血管を広げる作用のある薬を内服し、発作が起きないようにします。

また、動脈硬化が関係していることも多いので、その場合には労作狭心症と同様の治療が必要になります。

 

○不安定狭心症

心筋梗塞と同じ治療を行うことがほとんどです。

 

狭心症などの心臓の手術はいくらかかる?

狭心症や心筋梗塞では、発作時や病状が悪化した際に、手術が必要となります。

では、気になるその手術費は?

 

冠動脈形成術(PCI)

狭心症が進行し、冠動脈が狭くなってしまった場合には、冠動脈形成術(PCI)治療が選択されます。

これは、狭くなった心臓の冠動脈にバルーンカテーテルを入れ、狭くなった場所でバルーンを広げて血液を通りやすくする手術です。

バルーンで十分に広げられない場合には、ステントと呼ばれる網目状の金属の筒を入れ、冠動脈が狭くならないように固定します。

 

手首の動脈からカテーテルを入れるので、大きな手術ではなく、2泊3日程度の入院です。

この手術はだいたい150万円くらいです。

高額医療費の対象になりますから、実質負担は4~8万円くらいです。

 

手術のあとには、抗血小板剤などを服用し、また狭くなるのを防ぎます。

 

冠動脈バイパス手術

冠動脈を広げる程度では、動脈が詰まってしまうのを避けられないような場合や、心筋梗塞で一部の細胞が死んでしまっている場合には、バイパス手術が行われます。

心臓の冠動脈を内胸動脈という動脈硬化を起こしにくい血管につなぐ手術です。

胸を開いて直接心臓に触れるので負担も大きいのですが、術後は安定し、薬も不要です。

 

心臓の状態が安定するまで、だいたい2週間から1ヶ月くらいの入院が必要です。

費用は200~400万円くらいで、こちらも高額医療の対象となりますから、実質負担は8万円くらいです。

 

医療費は年齢や収入、障害者認定などで変わりますが、いずれにしても手術にかかるお金の確保は必要です。

医療保険などで十分確保されていれば安心ではありますが、いざというときのための医療費のやりくりも、考えておく必要があります。

 

43度のお風呂はなぜ危険?熱~いお風呂に入った時に起こる、心臓・血管・血液のアブナイ変化

お風呂での死亡事故というのは、意外に多くあります。水がある場所ですから、お子さんや高齢者が溺死することもありますし、床が濡れていて滑りやすいことから転倒して頭を打ってしまうこともあります。

そして、冬にかけて多くなってくるのが、温度差による死亡例です。

 

43度のお風呂は危険!その理由は?

熱いお風呂にザバーンと浸かって、「クーッ!」と熱さに耐えるような入り方をしていないでしょうか。特に熱いお風呂好きは高齢者の方に多くいるように思います。

 

しかしこの熱いお風呂こそが、非常に危険です。

熱いお風呂に入ると、血管が急に収縮します。まず高齢者の方はその変化に耐えられる、血管の柔軟性が十分ではありません。そして心拍数が急激に上昇し、血圧も上昇します。そのため心臓にかかる負担も大きいです。

 

これらを繰り返すことによって、循環器に負担を蓄積させてしまったり、場合によっては突然死につながることもあります。

ちなみにお風呂の温度が43度のとき、死亡者が非常に多くなるのだそうです。

 

熱いお風呂では、血液自体も変化する!

熱いお風呂につかると、血液自体も変化をします。

その変化というのが、「粘性の増加」です。粘性の増加というのは、具体的に言うと血小板の変化です。血小板は出血などの際に血液を固める作用があります。この血小板は体温が上がることで形が変化し、触手のようなものを伸ばします。

 

これは偽足というのですが、この偽足が伸びるとお互いがくっつきやすくなり、赤血球や血小板などがお互いにくっつくようになるのです。

これによって血液がつまりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞の大きな原因となるのです。

 

お風呂においておきたい「湯温計」

お湯の温度は、自動で調節されているというご家庭も少なくないと思います。もしそうであったとしても、おいておきたいのが湯温計です。

上記のような体への負担を起こさないためには、40度以下のお湯、冬であれば41度以下のお湯が理想とされます。その温度を目で見て分かるようにしてくれるのが、湯温計です。

 

危険な温度が目で見て分かれば、特に高齢の人ほど、デジタルの表示よりも危機感を持ちやすいです。

 

熱いお風呂には危険がたくさんあります。「健康のため」と思って熱いお風呂に入る方もいますが、実際には健康効果とは反対の危険が潜んでいますので、特に循環器系の健康に自信がない場合は避けるようにしましょう。

 

心臓病予防に効く健康食材3選 心臓病死亡率を下げるナッツ…サバやイワシ、玉ねぎも効く!?

日本人の死因トップ3の中に常に入ってくるのが、がんと心臓病です。

心筋梗塞や狭心症などの、命に係わる心臓病を予防するための健康食材を3つ紹介します。

 

●心臓病死亡率を下げるナッツ

アメリカのハーバード大学公衆衛生大学院の研究によって、ナッツ類を食べる人はそうでない人に比べて心臓病での死亡率が29%下がったことがわかりました。

ナッツに含まれる食物繊維、そしてタンパク質が空腹感を軽減することで、さまざまな生活習慣病のリスク低減につながっていると考えられるとの発表もありました。

ナッツにはコレステロールコントロールに役立つとの報告もあり、ほかの生活習慣病と関わりの深い心臓病のリスク低減にもぴったりです。

塩分の摂りすぎを防ぐために、無塩のナッツ類をおすすめします。

 

●サバやイワシで健康に

ナッツ類と同じように、コレステロールという側面から心臓病予防に力を発揮するのがサバやイワシなどの青魚です。

サバやイワシにはDHA・EPAといった脂肪酸が含まれており、これがコレステロール値の改善に役立っています。

タンパク質を摂取する際に肉よりも魚の方がよいと言われるゆえんでもあります。

 

●玉ねぎで心臓強化

心臓病予防のために特にお勧めしたい食品が玉ねぎです。

玉ねぎに含まれる硫化アリルは心臓を強くしてくれるので、心臓がすでに弱ってきている方にもよいでしょう。

玉ねぎと同じように硫化アリルを含むらっきょうは、漢方で心臓の薬として扱われているくらいです。

 

心臓病の予防におすすめしたい食べ物には上記に紹介した以外にも降圧作用のあるタウリンを含む牡蠣、リノール酸を含む大豆もよいでしょう。

さまざまな食材をバランスよく摂取して心臓病予防に努めましょう。

 

生活習慣病で不整脈が起こる!

不整脈は、心臓の病気から起こることはよく知られています。

でも実は、生活習慣病でも引き起こされるのです。

 

不整脈とは

その名の通り、脈が整っていない状態です。

普通は一定のリズムで脈を打ちますが、その早さやリズムに異常が出てきます。

 

1.早い脈

「頻脈」と呼ばれます。

心臓を動かす時には、1分間に50~100回ほどの電気信号が作られ、送られます。

その電気が早く作られたり、異常な場所に電気が通ることで、頻脈が起こります。

 

2.遅い脈

「徐脈」と呼ばれます。

頻脈とは逆に、電気信号が作られない、電気が通り道の途中で通らない場合に起こります。

 

3.脈が飛ぶ(抜けている)

「期外収縮」と呼ばれます。

本来電気信号が発生する場所でない所から電気が早く発電されるので、期外収縮が起こります。

心房(心臓の上側)で発電した場合を「心房性期外収縮」、心室(心臓の下側)で発電した場合を「心室性期外収縮」といいます。

 

生活習慣病で起こる理由

糖尿病、高血圧、高脂血症などが起こると、血管の動脈硬化が進行します。

心臓を取り巻き、心臓に酸素や栄養を運ぶ冠動脈も影響を受けます。

すると、心臓に送られる血液が少なくなり、不整脈が起こる可能性があります。

 

不整脈の症状

<徐脈>

・息切れ

・めまい

・ふらつき

・失神

 

<頻脈、期外収縮>

・急に胸がドキドキする

・吐き気

・胸が締め付けられる

・胸が苦しい

・脈が飛んでいる

 

不整脈の治療

<徐脈の場合>

人工ペースメーカーを埋め込む手術が、一般的です。

人工ペースメーカーは電気を発生させることで、心臓の電気信号を補い、徐脈を治します。

 

<頻脈の場合>

初期段階は、抗不整脈薬や血栓を溶かす薬などの内服を行います。

異常な電気の発生場所や通り道にカテーテルから高周波を流す治療(高周波カテーテルアブレーション治療)を選択することもあります。

非常に早い脈など危険な不整脈であれば、植え込み型除細動器(ICD)を装着する手術が必要です。

 

ほとんどの場合、不整脈はそれ自体が健康に大きく影響を与えるものではありません。

しかし、中には怖い不整脈もあり、動脈硬化が進行することで重篤な不整脈へと進行する場合もあります。

しっかりと生活習慣を見直し、治療を行うことが大切です。

 

精神的なストレスが心臓病の危険因子になる!心と心臓の切り離せない関係とは?

精神的ストレスが引き金となって、病気を発症することはよくあります。

特にうつ病やPTSDなどは、精神的ストレスから生じる病気としてよく知られていると思います。

 

心臓病と精神疾患には関係がある?

精神的ストレス自体、心臓病の重要な危険因子であると分かっています。そのため心臓病と精神疾患を併発していることは、そう珍しいことではありません。

実際に心臓病との関係が指摘されているものとしては、抑うつ、不安神経症、PTSDなど他にも具体的な精神疾患ではないですが、ストレスに弱い性格特性や、社会的支援からの孤立などといった状況も心臓病との関連があると指摘されています。

この中でも特に抑うつは心臓病との関わりが強いとされていて、実際に心臓病を発症している方の多くは、抑うつ症状(抑うつ気分・興味や喜びの喪失・睡眠障害・倦怠感・食欲低下・頭痛など)を抱えていることが明らかになっています。

 

心不全と抑うつの関係

心不全は心臓のポンプ機能が十分でなくなる状態です。心不全と精神的ストレスの関係は以前から指摘されており、心不全の患者さんの約2割から4割に抑うつ症状が認められるという報告もあります。

さらに、心不全と抑うつの関係は合併だけにとどまりません。心不全において抑うつは重要な要素で、抑うつ自体が心不全の予後に大きく影響するとされています。

 

心筋梗塞と抑うつの関係

突然死の原因ともなる心筋梗塞ですが、これにも精神的ストレスが大きく関係していることが報告されています。

ある調査で、急性心筋梗塞の患者さんと、そうでない人を対象にして、社会的ストレスや、抑うつ症状の有無を調べました。

すると、社会的ストレスがある患者、そして抑うつ症状がある患者は、そうでない場合に比べて約1.5倍心筋梗塞になりやすいことがわかっています。

 

心が感じるストレスは身体に大きな影響を与えます。

これは上記の例の心不全や心筋梗塞だけでなく、全ての心臓病に対して言えることのようです。

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2013/08/21-381021.php?category=304])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-19掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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