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健康診断・健康管理

血液を見て呼吸機能を分析する!血液ガス分析検査の基準値や異常値の判断

 

呼吸機能の検査といえば基本的には吸ったり吐いたりを繰り返して様子を見るものが多いです。

そんな中で、血液を見ることから呼吸機能を分析する血液ガス分析検査というものも存在します。

 

●ガス交換をチェックできる血液ガス分析

呼吸をすると酸素が取り込まれ、二酸化炭素が排出されます。ほかにもさまざまな物質が体の中に入ったり出たりしていますが、基本となるのは栄養分を取り込み、不要物を排出することです。

血液ガス分析では、この栄養分の取り込み・不要物の排出というガス交換がきちんと出来ているかを調べています。

具体的に言うと、息を吸い込むと肺胞と毛細血管がお互いに必要なもの・必要でないものを交換しています。

肺胞からは全身の栄養分となる酸素が渡され、毛細血管は全身で酸素を使った最終的な形態である二酸化炭素が渡されています。

これによって息を吐いたときに二酸化炭素が出ていっているのです。

 

●水素イオン濃度や酸素分圧チェック

血液ガス分析検査はいくつかの物質の基準値設定がありますので、ここでは水素イオン濃度、酸素分圧、炭酸ガス分圧の基準値を見ていきます。

・酸素分圧    : 74.0-104.0mmHg

・水素イオン濃度 : 7.35-7.45

・炭酸ガス分圧  : 37.0-44.0mmHg

測定方法によっては検査基準値が変わることもあるので、実際に検査を受けた病院での基準値を確認する必要があります。

なお、異常値が出た場合は医師から詳しい話があると考えられます。

 

血液ガス分析検査で調べるガス交換は人間が生きていくためには欠かせない仕組みです。

栄養分は食べ物から摂取するだけではなく、酸素も立派な栄養分ですのでガス交換が行われないと体の働きが悪くなってしまいます。

心不全・呼吸不全などを調べる際にも血液ガス分析検査は使われています。

 

尿潜血で異常値が出た!病気じゃなくてもひっかかる?どんな病気の可能性がある?

尿の状態は体の状態を把握するひとつの手段です。その尿に血液が含まれていたら、それは心配ですよね。尿の色が変わるくらい血液が含まれていたらすぐに気づけるでしょう。けれどもごく微量の血液が尿に含まれていても、なかなか気づくことはできません。そんな場合に微量な血液の存在を知ることができるのが、尿潜血の検査です。

 

尿潜血って何?

尿潜血という言葉を聞いたことはあるでしょうか?文字の通り、尿に潜む血液、つまり尿に血液が混じっているかどうかを示すものです。もっと詳しく言えば尿の中に血液の一部である、赤血球の中のヘモグロビンが混じっている状態を尿潜血と言います。

 

-健康診断などで分かる

尿潜血という言葉に触れるのは、健康診断の結果を見たときかもしれません。尿潜血検査は、一般的な健康診断の尿検査に含まれる項目です。あるいは病気の原因を探るときの検査などでも用いられます。

この検査では、尿に試験紙を入れてその色の変化を見て診断します。

 

-判定

尿潜血は以下のように結果が出ます。

 

正常(-)…陰性

健康な人でも少し尿中に赤血球が出ることはあります。けれどもそうした場合、試験紙での判定ではほとんど陰性になります。

 

擬陽性(±)

陽性(+)

これらの場合は異常値とされ、何か病気が隠れていることが考えられます。ただこれらの数値が出てもすぐに確定ではありません。問題のない場合でもこうした数値が出ることがありますので、複数の検査をして原因の確定診断をします。

 

尿潜血についてもっと知りたい

尿潜血について詳しく説明します。

 

-血尿とは違うの?尿潜血の症状は?

尿に血液が混じるというと血尿がよく知られています。血尿と尿潜血は違うのでしょうか?

尿潜血は先にも書いた通り、尿にヘモグロビンが入っている状態です。そのため目で見ても血液があることは分かりません。その一方で血尿は尿に血が混じって、見た目でも赤さがわかるものが多いです。

そのため、尿潜血が出る状態でもこれといった自覚症状がないことが多く、健康診断で初めて気づくことが多いようです。

 

-尿潜血が出る原因(病気ではない場合)

尿潜血が出たからといって、すぐに病気とは言い切れません。先に書いたように、健康な状態でも尿潜血が起こる可能性があるためです。病気でなくて尿潜血が起こるのには、次のような原因があります。

・発熱後

・運動

・過労、ストレス

・生理

・良性腫瘍

・良性家族性血尿

 

このように健康であっても、一過性の原因で尿潜血が陽性になることがあります。女性の場合、生理の血液が混ざってしまうことがあるので、できるだけ経血の出ているときは検査を避けた方がよいですね。

 

尿潜血に異常があった場合の病気

尿潜血が陽性になって再検査した場合、病気が原因と考えられるケースは30~40%ほどとされています。またその中でも治療がすぐに必要と言われる場合が40%ほどだそうです。その病的な原因には次のようなものがあります。

 

-腎臓の病気…腎炎、腎結石、腎腫瘍、遊走腎など

-尿管…尿管結石、尿管腫瘍など

-膀胱…膀胱炎、膀胱結石、膀胱腫瘍など

-尿道…尿道炎、前立腺炎、前立腺腫瘍

-他…白血病、溶血性貧血、心筋梗塞、筋ジストロフィーなど

 

実に様々な病気の可能性が判明することが分かります。中にはここからがんの可能性が指摘されることもありますし、症状の乏しい腎臓の病気が発覚することもあります。そのため尿潜血検査は、自分では症状のない病気を知るのに非常に重要な検査と言えるでしょう。

 

体の状態を見直すきっかけにしましょう

尿潜血で陽性になったからといって、すぐに焦る必要はありません。けれども病気ではないケースもあるからといって、そのままにするのもいけません。そこから検査を重ねていって、がんが発覚する可能性もあります。そうした可能性も考えながら、詳しく検査をして自分の体を見直すきっかけにしてみてください。

 

血液ガス分析検査異常値のときに考えられる病気とは?

体におけるガス交換の仕組みがしっかり働いているかどうかを確認できるのが血液ガス分析の特徴です。

血液ガス分析で異常値が出た時の体の様子はどんなふうになっているのかを見てみましょう。

 

●酸素分圧が低いとき

酸素分圧の基準値は一般的には74-104mmHgとされていますが、それよりも低いときには酸素が足りていない状態と考えられます。

例えば、酸素分圧が60mmHg以下の状態は呼吸不全と呼ばれ、人工呼吸器や酸素の緊急投与が必要です。

原因となるのはショック、熱傷など全身疾患の他、肺や気管支の病気ではCOPDや肺炎などでも酸素分圧低下からの呼吸不全を引き起こします。

また、健康であっても4000m級の高度の山などに行くと酸素不足になることがあります。

 

●水素イオン濃度、炭酸ガス分圧の異常値

水素イオン濃度や炭酸ガス分圧が高い場合にはCOPD、腎不全、筋ジストロフィー、筋無力症候群などの可能性があります。

水素イオン濃度が逆に低すぎる場合には体内のpHバランスが乱れていると予測されます。

pHバランスが乱れる病気に酸血症(アシドーシス)があり、呼吸器の病気によって引き起こされる呼吸性アシドーシスなども含まれます。

他にも糖尿病などによって起きる代謝性アシドーシスがあります。

 

●二酸化炭素分圧の異常値

二酸化炭素分圧が高い場合には二酸化炭素が多い、つまり不要物が多いのに必要な酸素は少ない状態ですので上手く息が出来ていない状態です。

同じように息が出来ていなくても、二酸化炭素分圧が低くなるのが過換気症候群です。

過換気症候群では二酸化炭素を出す量が必要な量よりも多く、息苦しさを感じます。

 

血液ガス分析は1つの基準だけではなくさまざまな基準で測り、それを照らし合わせて病気を発見します。

高山病、過呼吸などほとんどの場合一時的な要因からの血液ガス分析異常もあり得ます。

診断結果の数値を見ただけではわからない?だから特定保健指導が必要です!

特定保健指導は定期健康診断後に、その診断結果からメタボリックシンドロームのリスク数に応じて、生活習慣などの改善などを含めた保健指導を行うものです。

 

特定保健指導の必要性

定期健康診断を受けても、その数値を見ただけでは自分がどれくらいの健康状態なのかわからない人も多いと思います。またメタボリックシンドロームを改善させる方法も、何をどう実施すればよいのかわからず不安な人もいるでしょう。

 

そんな人によい味方となってくれるのが、特定保健指導なのです。

 

メタボリックシンドロームは単に肥満だけでは片付けられないものです。このメタボが原因となって病気になりやすくなったりすることは多く、特に生活習慣病と呼ばれる病気の原因として最も多いのが、このメタボなのです。

 

メタボを改善させることで防げる病気が沢山あるので、定期健康診断でメタボに値する結果が出たのならば、是非受けるようにしましょう。

 

特定保健指導を受けるまでの流れ

定期健康診断を受ける

診断結果が送付される

特定保健指導の案内

特定保険指導の実施

 

特定保健指導の効果

特定保健指導を受けた人と受けない人とでは、その後の結果に明らかな差があるようです。

 

特定保険指導を受けると生活習慣が改善されるだけでなく、5年後に医療が必要となる割合が大幅に減少していることが、旧社会保険健康事業財団の研究調査によっても明らかにされています。

 

自分1人ではなかなか改善させることが難しい生活習慣。しかし専門的知識を持った人の手助けにより、改善させることができるかもしれません。

 

定期健康診断を受けるだけにならず、特定保健指導の協力を得て改善できるものは取り組み、生活習慣病を防げるようにしましょう。

(Photo by: [http://pixabay.com/static/uploads/photo/2013/05/24/14/20/insulin-113200_640.jpg])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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