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費用はかなり安い!?心房中隔欠損の手術時間と費用を知ろう~心房中隔欠損において重要なカテーテル検査~

 

心房中隔欠損の手術は心室中隔欠損の手術とよく似ており、何はともあれ心房に開いている穴をふさぐことが重要です。

穴さえ塞いでしまえば心臓の機能が普通に戻るケースがほとんどですので、手術は穴をふさぐものと考えてください。

 

●手術時間は3-4時間

心房中隔欠損の手術にかかる時間は3-4時間で、早ければ2時間程度で終わることもあります。

心臓は手術の間ずっと動かれると困るので、必要なときのみ人工心肺という機械に切り替えて生命を保ちます。

人工心肺を使う時間は30分以内、基本的には無輸血手術というのも心房中隔欠損の手術の大きなポイントと言えるでしょう。

 

●手術を受けるためにしばらくの経過観察も

無輸血手術のためには3-4kg以上の体重が必要ですので、未熟児であれば先に手術をするよりも経過観察をするケースもあります。

何キロ以上で手術が受けられるかという点については病院によって少しずつ基準が異なります。

4歳の誕生日を迎えてから、15キロ以上になってから、など基準にはやや違いがありますので確認してみてください。

 

●治療費には補助が出る!

心房中隔欠損は『小児慢性特定疾患治療研究事業』の対象症候群になっているので、自己負担分の治療費が補助されます。

所得税課税年額によって自己負担額は異なりますので、参考URLからチェックしてみてください。

ただし、子どもが入院している間にかかる生活費、親の泊まり込みのための食費などは自費になるので注意してください。

 

心房中隔欠損の入院期間は手術前に1週間、術後に2週間で計3週間程度が目安です。

 

心房中隔欠損が起きるメカニズム 心房中隔欠損が遺伝する可能性はあるの?

心房中隔欠損は右心房と左心房の壁に穴が開いている病気のことで、右心室と左心室の壁に穴が開いていれば心室中隔欠損です。

先天性心疾患のうち心房中隔欠損は全体の7%程度、最も多いのは心室中隔欠損です。

そんな心房中隔欠損の原因を見ていきます。

 

●心臓が出来るときには穴が開いている

赤ちゃんの体が出来るとき、実はどんな人でも最初は穴が開いているのが普通です。

心臓は赤ちゃんの体の中でもかなり早い段階に出来ますが、心房の壁は最初は開いています。

それが生まれてくるまでにどんどん穴が小さくなり、生まれてから数日で穴が閉じます。

ですので、生まれた直後は心房中隔欠損でもおかしなことはないのです。

ただ、その穴がいつまでも閉じないのが心房中隔欠損という病気の始まりです。心室の負担が増えてうっ血や肺高血圧などの危険性もあります。

 

●遺伝の可能性も否定できない

心房中隔欠損も含めた先天性心疾患は両親のどちらかが先天性心疾患を持っている場合にはリスクが3倍になるとも言われています。

特に心房中隔欠損の場合は先天性心疾患の中でも遺伝によるリスクが高まりやすいともされているのです。

ただ、この点においてはまだ大規模で確実と言える結果がないので現在の通説ということになります。

 

●女の子に多い病気なんです

心房中隔欠損は男児よりも女児に見られやすく、大人になってから心筋梗塞で心房中隔欠損に後天的になる場合も男性よりも女性に多いです。

比率的には心房中隔欠損の女児は心房中隔欠損の男児の2倍います。

 

お父さんかお母さんのどちらかが心房中隔欠損を持っていて、女の子が生まれた場合は特に注意が必要です。

自然に閉じるケースもあるので、2歳くらいまでは経過観察になることもあるかもしれません。

 

心房中隔欠損において重要なカテーテル検査

先天性の病気の一つ、心房中隔欠損という病気をご存知ですか?

生まれつき左右の心房の間の壁に穴があいている状態の病気です。

 

穴の大きさは様々で、針の先程の小さなものから、数センチというものもあります。

その穴(1センチ程度)は、生後数年で閉じる可能性があります。

 

そのため、生後すぐにこの病気が発見されても治療は行わないことが多いようです。

稀に、他の病気を併発している場合は、手術等の治療を行います。

 

しかし、経過観察ですが、全く何もしないわけでもありません。

定期的に、心エコーやレントゲン、心電図等で心臓の様子を診ていかなければなりません。

そして、今後の治療方針を決める様な場合、または他の検査で異常が発見された場合などには、心臓カテーテル検査を行う事が多いです。

最も、心臓カテーテル検査は正確に心臓の状態を知る上では大事な検査です。

 

カテーテル検査とは?

長さが1メートルで直径2ミリの管を静脈から(足の付け根等)入れて、心臓の中まで進み、心臓の状態を調べます。1時間半から2時間程度が一般的です。

乳幼児の場合は、全身麻酔になる事が多いようです。

 

大がかりな検査で、リスクがある事を覚悟しなければなりません。

麻酔による呼吸障害等、カテーテル検査による感染症等、造影剤使用によるショック等、検査をする病院で十分に確認する必要があります。

 

検査の後は数時間絶対安静にしなければなりません。子供が小さければ小さい程大変だと思います。

出血や感染症がないか、定期的に調べます。

緊急の異常がなければ、だいたい2泊3日程度の入院期間となります。

 

このカテーテル検査では、手術をするべきかどうか等の判断をつける為の材料となる事が多いようです。

 

子供の心臓病~心房中隔欠損~子供が心房中隔欠損と診断されたら

心房中隔欠損症は、心臓の心房の左右間にある心房中隔に穴が開いている病気です。

本来の血液の流れは、肺で酸素をたくさん含んだ血液を心臓へ送り、左房→左室→全身というように流れます。

 

しかし心房中隔欠損で心房に穴が開いている場合の血液の流れはこのようになります。

1.血液は肺で酸素をもらい、心臓へ流れます。

2.左房から左室へ流れ、左房の穴を通って右房へと流れてしまいます。

3.右房に流れてしまった血液は、もう一度肺へと向かってしまいます。

 

本来は酸素を多く含んだ血液は全身を回らなくてはなりません。

しかし心房中隔欠損で肺へ向かう血液量が多くなり、肺には負担がかかります。

また、全身に送る血液が減ってしまいまい、全身への血液をたくさん送ろうと心臓に過度な負担がかかってしまいます。

 

つまり肺と心臓の両方に過度な負担がかかってしまうのです。

 

心房中隔欠損と診断されたら早期治療を

心房中隔欠損の治療を受けないまま30歳以上になると、心房細動を合併する可能性が高くなります。

心房細動は、合併すると動悸や息切れなどが強くなります。

心臓が過度に働き過ぎることが長期的に続く事で発症します。

 

普通であれば60程度の脈拍が、2倍~2.5倍の回数へと増加します。

増加した心臓の収縮は弱い収縮であり、全身に血液を送れるような収縮ではありません。

そのため、多臓器不全を起こしたりする怖い症状です。

 

子供が心房中隔欠損と診断されたら

心房中隔欠損でも、乳児期や幼時期には自然閉鎖する可能性があります。

通常はしばらく経過観察することが多いようです。

 

ただし、心不全の徴候がある場合は、直ちに手術が行われます。

又、経過観察後3~4歳以降で、大きな穴が開いている場合には手術が選択されます。

手術は人工の心肺を使いながら、心房中隔欠損の穴を閉じる処置をします。

直接縫い閉じることができる方法や人工のあて布が使用される方法もあります。

穴の大きさや形によって方法が選択されます。

 

経過観察・手術、どちらを選択したとしても、子供にとって心臓への負担は大きなものです。

運動や疲れなどで心臓に負担がかかる時は特に注意が必要です。

医師と相談し、どの程度の運動をしていいか?を確認するべきだと思います。

 

子供にとって心臓の手術はリスクが大きいですが、そのままにした場合の心臓病リスクの方がより危険です。

心不全や心房細動などを起こすリスクを減らすためにも、検査は定期的に行いましょう。

 

心房中隔欠損の子どもでも運動はOKですか?

子どもが心房中隔欠損を持っていると、普段の生活に際して注意することはないのか不安になりますよね。

心房中隔欠損の子どもと運動についてみていきましょう。

 

●心房中隔欠損の手術していない場合

心房中隔欠損で手術していない場合は手術しなくてもよいくらい穴が小さい場合、経過観察のための2種類があります。

手術しなくてもよいくらい穴が小さい場合は大人・児童に見られやすく、小さいころ心房中隔欠損と言われたが手術の必要なしとされた人は多くがこれに当たります。

この場合は特に激しい運動(高山でのランニングや専門的な運動)をするとき以外に医師への相談は必要ありません。

一方で、経過観察中(2歳までに心房中隔が閉じる可能性がある、体重を増やしてから手術をしたいなど)では、運動については医師の指示に逐一従ってください。

 

●心房中隔欠損の手術後の場合

心房中隔欠損で手術した後についてですが、退院してから1か月間は息が切れるような運動はしないでください。

あまり重いものを持たせたり、走らせないように親御さんも注意してあげましょう。

そして退院後3ヶ月を過ぎるまではサッカーやスキーなどのスポーツは避けてください。

退院後3ヶ月を過ぎて、特に問題がなければ徐々に普通の子と同じように運動を開始して大丈夫です。この場合も最初は軽い運動から始めた方がよいでしょう。

 

心房中隔欠損の子の運動は最終的には普通の人と同じように運動してOKというところまで行くケースも少なくはありません。

ただし、いきなり激しい運動をすると穴をふさぐためにいれた栓が外れて再手術といったこともあるので、ほかの子と同じような運動強度にするためには徐々に慣らしていかなければいけません。

 

服薬と運動については主治医から説明があるので、説明の内容はしっかり頭に入れつつ運動をさせていきましょう。

 

(Photo by: http://www.photo-ac.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-17掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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