健康診断・健康管理
こんな汗をかく人は病気かもしれない!あなたの汗はただ汗っかきなだけではないかも…四季をめぐる、体の変化とボディケア
体の中に異常があると、体がそれに気づいてもらおうと何かの信号を出します。しかしその信号は、それを信号だと認識できなければ、体の異常に気づけないということです。
汗が体の健康状態を教えてくれる!こんな汗をかいたら要注意
汗のかき方や状態によって、体の中の異常を知ることができます。以下のような汗がある場合には注意をしてみてください。
緑っぽい汗
緑膿菌感染症の可能性があります。緑膿菌は常在菌ですが、免疫力が下がると菌は繁殖し感染します。放置すると死に至る場合もあります。
尿のにおいがする汗
肝疾患・腎疾患の可能性があります。肝臓はアンモニアを無毒化する場所で、腎臓はアンモニアを尿として排出する場所です。これらの臓器の機能が低下すると、アンモニアが血中に溶け、体の中を巡るようになり、汗に含まれるようになります。
上半身だけかく汗
糖尿病の可能性があります。糖尿病によって神経が障害され、下半身に汗をかけなくなっている状態かもしれません。
首から上ばかりかく汗
更年期障害の可能性があります。女性ホルモンの減少によって起こるもので、「のぼせ」「ほてり」「発汗」といった症状が突然出ます。症状によっては治療が必要な場合もあります。
またパーキンソン病の可能性もあります。パーキンソン病では全身の汗が減る代わりに顔の汗が多くなるという特徴があります。
異常な寝汗
異常に多い寝汗が2週間以上続く場合は結核の可能性が考えられます。風邪のような症状が長く続くことが多く、その場合は医療機関で調べてもらう必要があります。
突然汗っかきになった!
甲状腺機能亢進症の可能性があります。甲状腺の働きが急に活発になり、代謝が良くなりすぎるものです。下痢や動悸、手の震え、体重減少などが同時に起こることがあります。突然の発汗の場合、糖尿病や痛風の可能性も隠れているので、検査を受けた方がよいです。
頭痛を伴う極端な汗
副腎髄質の腫瘍の可能性があります。副腎は体を維持する様々なホルモンを分泌しますが、そこに腫瘍ができることで、過剰分泌されてしまい、頭痛や発汗といった症状が出ます。
大量の手汗
手掌多汗症の可能性があります。緊張する場面でないのに手の汗が多い、持っているものが濡れてしまうほどの手汗をかく、握手ができない、持っているものが滑って落ちてしまうというほど、手の汗が多いのが特徴です。自律神経の乱れと深くかかわっているので、精神的な原因も大きいです。
汗が多かったり、突然汗をかくようになった、変な汗をかくようになったという場合には、重要な病気のことがあります。ただの汗っかきや、多汗症と決めつけず、汗の特徴をよく観察して、適切に病院で検査をしてもらうとよいでしょう。
エアコンによる喉の痛みを予防する使い方
夏に喉が痛みやすいという方はエアコンの使い方に問題があるのかもしれません。暑い夏が続く年にはどうしてもエアコンの使用率も高くなりますし使用時間も長くなりますが、喉の痛みを解消するためにはエアコンの使い方に少し気を配った方が良いです。
●エアコンで喉を痛めるのはなぜ?
エアコンで起きる喉の痛みは簡単にいえば乾燥から来ている痛みです。喉はある程度湿潤していないと痛み出します。
例えば口呼吸の方の場合は、朝起きた時に水を飲まないと喉が痛いという方も多いようです。これは口の中や喉から水分がなくなることで起きる現象です。
エアコンも空気を乾かしやすい、湿度を下げやすいので喉を痛める原因になるのです。
●寝る前の設定が重要!
喉を痛めないようにエアコンを使うのであれば大事なのは寝る前の設定です。寝るときに自分が寝室に入る前にしっかり部屋を冷やしておけば寝ている間の乾燥を防げます。
まず、就寝1時間半前くらいになったら設定温度を低めの26度にして冷房をかけて、就寝するときには設定温度を28度まで上げてください。
●エアコンの手入れは頻繁に
エアコンでの喉の痛みを防ぐにはエアコン自体を動きやすく、快適に使えるようにする工夫も重要です。
そのひとつがフィルターで、ごみやほこりがエアコンによってまき散らされるのを防いでくれるのでフィルターの掃除は2週間に1回程度行いましょう。
エアコンで喉を痛める理由は乾燥してしまうからです。エアコンで喉を痛めないようにするには就寝時の設定を28度ぐらいにすること、部屋を冷やしたい場合はその前に冷やしておくことです。
その他にエアコンの手入れを頻繁にすることで埃やごみの拡散が制限され、喉も痛みにくくなります。
夏にサングラスを使うことのメリット・デメリット!場所によって使い分けよう
サングラスは普段、どんな効果を期待してつけているでしょうか。ただまぶしいのが苦手で、まぶしさ緩和のためにつけているという人もいると思います。ですが、しっかりとサングラスをつけることのメリットとデメリットを考えて使えると、もっと良いと思います。
サングラスをつけることのメリット
具体的にサングラスをつけることでどんなメリットがあるのでしょうか。
・サングラスと日焼け
眼球から取り込んだ紫外線は、メラニンの増殖につながるという考え方があります。目から紫外線が入ると、脳が体の中に紫外線が入ってきたことを知り、体を守るためにメラニンを多く出すのです。
・サングラスと目の病気
日本人の顔はホリが深くないので、紫外線が目に入り込みやすいです。目に紫外線が入るのは、日焼けという面でも避けたいことですが、目自体が障害されることにもつながります。それが目の病気につながってしまうことにもなりますので、注意が必要なのです。
・疲れないためのサングラス
スポーツをしているときや、車の運転をしているときは、どうしても長く強い光にさらされます。目はものを見るために常に開いていますから、多くの光を浴び続ける目は疲れてしまい、それは体の疲労にもつながります。
サングラスをつけることのデメリット
あまり考えたことがないかもしれませんが、サングラスをかけることのデメリットもあるのです。
・サングラスの色には注意!
人の瞳は、暗いところで大きく開きます。瞳が大きく開くということは、光を多く取り入れてしまうということです。そこで注意したいのがサングラスの色です。真っ黒なサングラスを使用した場合、瞳が開いてしまい、余計に光を取り入れやすい状態になってしまうのです。それによって、サングラスをしていたのに目から紫外線がたくさん入っていたということもあります。
・まぶしさ緩和の代わりに見えにくい
サングラスの種類によっては、サングラスをかけたままでは液晶画面などがまったく見られなくなることがあります。サングラスは過度な光を防いでくれますが、その代わりに見えにくい部分ができてしまうのです。
何気なくつけているサングラスでも、メリットばかりがあるのではありません。サングラスの種類や使う用途によっても、メリットデメリットは若干変わってきますから、色々なシーンを考慮し、悪い部分もしっかり知った上で使うとよいです。
車の運転に最適な、偏光レンズのサングラス…購入前にしっかりとデメリットを知っておきたい!
夏の車の運転に不便を感じていないでしょうか。特に夕立の後の路面というのは、夏の強い日差しも手伝って、光の反射によって地面が見にくくなります。そんなときに役立つのがサングラスです。
夏の強い日差しに使いたい、偏光レンズのサングラス
特に夏の日差しのような、強い日差しに対してサングラスを使う場合は、偏光レンズのサングラスがおススメです。普通のサングラスはただ単に光の量を減らすものですが、偏光レンズは自然光のみを通す構造をしています。
運転をしていてまぶしく感じるのは、自然光よりも、道路などにあたって乱反射した光です。これが自然光と一緒になって目に入ってくるのですが、偏光レンズではその乱反射した光だけをカットすることができます。
ただし知っておきたい、偏光レンズのデメリット
反射した光をカットしてくれるため、それだけで車の運転は随分しやすくなります。ですが、いいことばかりではありません。しっかりと偏光レンズサングラスのデメリットも知っておきましょう。
液晶画面が見づらくなる
偏光レンズを通してだと、カーナビなどの液晶レンズが暗く見え、見にくくなります。
見る位置によって角度が変わるので、人によって見え方は異なるのですが、場合によっては、わざわざサングラスを外さないとカーナビの画面が見えないということもあります。
ただ今は、偏光レンズでも見え方があまり変わらないか―ナビも販売されているそうです。
熱と水分に弱い
偏光レンズは、熱と水分に弱いという性質があります。
そのため、気温が高くなる夏の車内に放置していたり、雨などで水分が付着したままになっていると、偏光レンズを構成している膜が破壊され、本来の機能が失われてしまうことがあります。
個人差もある
見え方や光の感じ方というのは、個人差があります。光がさしている環境や、その人のその日の体調によっても見え方は変わることがありますので、心得ておきましょう。
車の運転にはとても適していると言われる偏光レンズですが、そればかりを気にしては、室内での見え方や管理の注意点において、「こんなはずでは…」となってしまいます。そのため、購入する前にこうしたデメリットも知っておきましょう。
あなたは熱体質?寒体質?タイプによって違う、タイプ別夏疲れ解消法とは?
人間の体は大まかに分けて2つのタイプに分けることができます。
それは「熱体質」と「寒体質」です。またそのタイプにより、夏疲れを解消する方法が違ってきます。自分がどちらに属するのかを知り、解消法を知りましょう。
あなたはどっちタイプ?
「熱体質」「寒体質」といっても自分がどちらに属するか分かりませんよね。
《熱体質》は自分の体の中に溜まった熱を放出できずに蓄積してしまうタイプです。
《寒体質》は逆に体の中に熱を溜められないタイプの人です。
これで自分がどちらに属するか分るでしょうか。もっと簡単に説明すると、汗をかきやすいかかきにくいかでも判断することができます。
汗をかきやすければ「熱体質」、汗をかきにくければ「寒体質」 となります。
熱体質の夏疲れ解消法
熱体質の人は熱を外に出したくても出せない、つまり、熱を放出させようとして体が常にフル活動している状態です。また、体が熱を帯びてしまっているので、ぐっすり眠れず睡眠不足になり、日々の疲れがとりきれない傾向があります。
熱体質の人は汗などで水分が出ていってしまうこともあり、体内の水分量が少なくなります。
水分量が少ないと、血中の塩分濃度が高くなってしまいます。そこで大切な栄養素が「カリウム」です。カリウムは余計な塩分を排出してくれる働きがを担っているので熱体質の人にはもってこいの栄養素です。
カリウムが多い食材は枝豆(茹でるよりも蒸す方が良い)、トマト、スイカ、ナスなどです。これらを参考に夏疲れを解消してください。
寒体質の夏疲れ解消法
寒体質の人は体の中の水分量が多く、熱を体外へ逃しやすいため、熱を溜めることがしにくく、冷え性になりやすい体だといえます。さらに、夏風邪を引きやすかったり、夏太りをしやすいといった傾向もあります。
そこで、「ロイシン」という栄養素が大切になります。ロイシンは体が水分を溜め込んでしまうのを防ぐ働きがあります。
ロイシンが多い食材はとうもろこし、ねぎ、しょうが、にんにくなどです。寒体質の人はこれらの食材を参考にしてみてください。
普段の食事でこれらを意識してとってみましょう。どちらも夏に摂りやすい食材です。毎日の食事で補うのが難しいようでしたら、サプリメントで補うのもひとつの手ですね。
季節の変わり目に体調不良…どうして季節の変わり目に体調を崩しやすいの?
「季節の変わり目」という言葉、「体調不良」とセットになっていること、多くありませんか?
なんだか疲れやすかったり、風邪をひきやすかったり。
どうして季節の変わり目に、体調を崩しやすいのでしょうか。
◆ 気温の変化
人間の身体は、夏は夏に、冬は冬に合わせて体の様々な機能を調節しています。
例えば体温。
夏は熱を放出するため、汗腺を開いたり、皮脂を分泌したり。
逆に冬は、熱を作り出します。
その際に大きな役割を担うのが、自律神経。
ところが、急激に気温が変化する季節の変わり目は、自律神経がうまく働かなくなり、免疫力が低下するため、風邪をひきやすかったり、疲れやすくなったりします。
◆ 生活の変化
体も季節に対応して変化するのですが、私たちの生活様式も変わりますよね。
エアコンの温度、ストーブの有無、服を重ねる枚数、食べるものも変化します。
思ったより肌寒かったり、暑くて汗をかいてしまったり。かと思えばエアコンで汗が冷やされすぎたり…。
日によって10度以上の差があったりするのも、季節の変わり目の特徴です。
では、どう対応すればいいのでしょうか
◆ 季節の変わり目の対策
・ビタミンCを意識的に摂る
免疫力を高めます
・栄養バランスのとれた食事
旬のものは特に栄養価に優れているといいます。意識的にとりましょう。
・睡眠の質の確保
・カーディガンやストールなど重ね着できるものを持ち歩く
・ゆっくりお風呂に入る
身体に注意を傾けることで、大きな病気に発展させることがないよう、予防していきましょう。
四季をめぐる、体の変化とボディケア
自然が季節ごとに様態を変化するように、人間の体も四季のめぐりとともにさまざまな変化を起こします。
体におこる変化を知り、四季ごとのボディケアをしていきましょう。
◆春◆
冬の間に溜まった体内の毒を吐き出そうとするこの季節は、デトックスのチャンス。体の機能が活発になるとともに、自律神経が過剰に働き心身のバランスを崩しやすくなります。
エネルギーの消耗が激しく眠気が強い時期ですが、生活のリズムを整え心身の安定を心がけましょう。気温も不安定な季節、体を冷やさないようにして、風邪には注意を。
◆夏◆
体に熱がこもり水分を欲する季節、水分の取りすぎで体がむくみやすくなります。上手に汗をかいて水分代謝を促すとともに、利尿作用のある食べ物を積極的に摂りましょう。
暑さで寝苦しいこの時期は、室温をコントロールして適切な睡眠を確保しましょう。ただし、エアコンの使いすぎによる冷えには注意、特に首筋を冷やさないよう気をつけましょう。
◆秋◆
空気が乾燥して潤いが足りなくなる季節、呼吸器や肌の乾燥に気をつけましょう。気温が下がるので冷えを防ぎつつ、半身浴などをして夏の汗を出し切ります。
すごしやすい時期だからといって、夜更かしはほどほどに。夏に受けたダメージを回復するのために、上質な睡眠をとりましょう。
◆冬◆
とにかく冷えるこの季節は、体の機能が抑えられ、新陳代謝の低下やホルモンバランスの乱れがおこります。栄養やエネルギーを蓄えるため、体を温めて血行を良くしましょう。
冷えて寝つきが悪くなる時期、湯たんぽや電気毛布などで布団をあたためるとよいです。体が静かになり、頭がよく働く時期なので目に温湿布をするなど神経系のケアを。
季節の変わり目にひく風邪も、体をリセットするチャンスです。風邪をひいたときはゆっくり休んで体調を整え、新しい季節に備えましょう。
(Photoby:pixabay )
著者: カラダノート編集部