カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. 健康診断・健康管理 >
  3. 検査項目 >
  4. 尿検査の項目 尿比重と尿糖定量とは 腎臓の働きや体の異常を知るのに重要です

健康診断・健康管理

尿検査の項目 尿比重と尿糖定量とは 腎臓の働きや体の異常を知るのに重要です

尿比重は尿検査でよく見かける項目ですが、この検査からどのような病気の可能性が疑われるのか、この検査で異常が認められる場合には次にどのような対応をすればいいのか、ここで明らかにしていきましょう。

 

尿比重検査を行ってわかること

尿比重は尿に含まれる水分とそれ以外の物質(老廃物など)の割合を調べたものです。尿を作っているのは腎臓ですが、腎臓は必要に応じて尿の量や濃淡を調節して体の水分量を一定に保っています。水分をあまり摂っていない場合、尿量も減ります。

しかし、体から排出すべき老廃物の量が一定である場合、結果として尿中の老廃物の濃度が高まるのが通常です。

そのため、水分を摂取しない状態で尿比重を見た際に尿比重が上昇するかどうかで、腎臓の働きに異常があるか否かを調べることができるのです。

 

尿比重が異常値を示した場合

尿比重が基準値よりも高い場合、へフローゼ症候群、心不全、脱水症状、糖尿病、腎不全を原因とした乏尿が原因として考えられます。

逆に、尿比重が基準値よりも低い値を示す場合、尿崩症、腎不全利尿症といった病気が考えられます。腎不全利尿症は通常の腎臓の機能よりも尿の濃縮力が低下して、水分が多く排泄されている病気です。

 

尿比重が異常値を示した場合の次のステップは?

尿比重が異常値を示した場合、原因となる病気の確定診断のため以下の精密検査が必要となります。

・血液検査

・クレアチニン・クリアランス検査

・PSP試験

・電解質検査

・尿沈渣

・抗利尿ホルモンなどの内分泌検査

 

以上のように、尿比重の検査を通じて様々な病気の可能性を疑うことができますが、あくまで入り口の検査であり、原因である病気を特定化するためには様々な検査が必要となりますので、その際にはお医者さんと相談した上でその後の検査方針を決めていくと良いでしょう。

 

尿を見ると健康かどうかがわかる!尿比重が低比重のときに疑われる2種類の病気とは?

尿はただの水分ではなく老廃物が含まれている排泄物です。

体の中で生まれた排泄物は尿や便といった形で排泄されており、尿や便を見ることで健康かどうかがわかることもあります。

健康診断で行われる尿の検査の一つが尿比重というものです。

 

●尿比重とその基準値

尿が水分と大きく違うのは老廃物を含んでいるという点で、このことから尿は水よりも比重が高い点も特徴です。

つまり、健康な尿であれば水よりも比重が高くないといけないということです。

尿比重を調べることで、尿が健康に作られているかがわかり、尿を作っている腎臓の健康度を測っています。

尿比重の基準値は1.01-1.03で、この範囲に収まっているのであれば健康な尿です。

 

●尿比重が低い病気:「慢性腎炎」

慢性腎炎は尿比重が低いタイプの病気で、腎臓が老廃物をうまく処理できていないために尿比重が低くなっています。

慢性腎炎は症状が出るまでに長い時間がかかる人もおり、徐々に腎機能が低下していく病気とイメージしておいてください。

慢性腎炎の場合は食事療法での治療が中心で、高血圧を引き起こしやすいため塩分制限が行われます。

 

●尿比重が低い病気:「尿崩症」

尿比重が低く、老廃物の量に対して圧倒的に水分量が多すぎるのが尿崩症の抱える問題です。

尿崩症では体内にある水分が次々に尿として排出され、その量は健常な人の尿の4倍程度にもなると言われています。

尿崩症は神経系の障害からくるもの、遺伝性のものなど様々ですが、治療法は1日2回の点鼻治療しかありません。

 

尿に老廃物が含まれることから、尿と水の比重を比べて腎臓の健康を推し量るのが尿比重の検査です。

尿比重が低い場合は腎炎、尿崩症などの病気が考えられ、尿比重が高い場合は糖尿や一時的な脱水症状などが考えられます。

 

尿比重ってなんで重要なの? 尿比重は体の異常を知るのに重要な値です

血液検査や尿検査などによって、体の状態の多くを知ることができます。

中でも尿検査で得られる尿比重というのはどんな値で、体のどんなことを知ることができる値なのでしょうか?

 

尿比重って?

尿を調べると尿比重という結果を得ることができます。尿比重と言うのは尿の中に含まれる水分とそれ以外の成分との割合をあらわすものです。

体に栄養のあるものを摂取するのと同様に、体に不要になったものや古くなったものを排泄して、体の中の物質の循環を高めることは健康な体を保つために非常に重要です。

ですから尿中の成分を検討することは体を知ることにおいてとても大きな意味を持つのです。

 

そもそも尿の「比重」ってなんだ?

そもそも尿は水以外の物質を含んでいる水分ですので、水よりもやや比重が重たくなっています。その中で多くの物質が含まれていれば高比重とされますし、含まれる物質が少なければ低比重とされます。

健常者の場合、尿量が増えれば尿比重は減ります。

尿量が増えるということは単純に含まれる物質は増えずに水分が多くなるということですので、その分濃度が薄まり尿比重が低下するのです。

 

尿の中には何が含まれているの?

尿の中には水分はもちろんのこと、体内活動の老廃物として出される尿素や窒素、そしてナトリウムやクロールといった電解質、また糖やたんぱく質など様々な体内活動の結果が含まれています。

これらが正常の範囲内の量ならばよいのですが、多かったり少なかったりすると、体の代謝機能に異常が生じていると推測できます。

 

尿比重が「高い」「低い」とどうなの?

尿比重が高い場合尿中の成分にたんぱく質や糖、電解質が多くなっていることが予想され、低い場合には腎機能の低下が懸念されます。

この値を元にまずは異常の有無の判断をし、そこから詳しい検査に移っていくのです。

 

上記の通り、尿比重は体の異常の有り、無しを大きく判断するのに使用する値です。

ですから、尿比重が高いから、低いから体に大きな異常があるということではなく、大枠の中で体の異常を知るのに有効で重要な値であると言えます。

 

知っておこう!尿糖定量検査と尿糖定性検査の違い

炭水化物などにも含まれるブドウ糖は人間の体に必要ですが、それが尿に含まれて出てくるケースはそれほど多くはありません。

 

腎臓でブドウ糖を処理できないくらいにならないと、ブドウ糖が尿に含まれて外に排泄されることはまずありえないことなのです。逆に言えば、尿に糖分が含まれているということは、それだけ体の中でブドウ糖が余っている、血糖値が高いことの結果にもなります。

 

●尿糖定量検査・尿糖定性検査

尿のブドウ糖を測る尿糖検査には、定量検査と定性検査の2種類があり、それぞれで基準値の表し方が異なります。尿糖定量検査では尿糖がどれくらい尿に含まれているかを、尿糖定性検査では尿糖が含まれているかを調べています。

 

これが尿蛋白であれば、定性検査はあまり意味を成しません。というのも尿蛋白の場合には『尿蛋白が尿中に含まれている』ことは健康な証だからです。尿糖は本来尿中には含まれない物質であることから定性検査も意味をなし、2種類の検査が存在します。

 

●基準値は1日1g以下(定量検査)

最も健康なのは尿にブドウ糖が含まれていないことで、尿糖定性検査での陰性(-)です。尿糖定性検査で陽性(+)の場合でも、尿糖の量が1日1g以下であれば尿糖定量検査では異常値とはしません。

 

先に定性検査を行って異常値が出たら定量検査も行うというのが一般的な方法です。定性検査の陽性陰性に関してはホルモンや妊娠を始めとした体の変化でも変わることがあるので、最終的には定量検査でしっかり判断します。

 

尿糖は本来は尿中にほとんど含まれることのない存在であることから『その存在を確認する』ための尿糖定性検査が行われます。

 

定性検査ではある・なしを示す陽性・陰性での検査結果記載となりますが、さらに詳しくどれくらい尿糖が尿中にあるかを測る定量検査ではグラム(g)で記載されます。

 

尿糖定量検査異常値!?考えられるのは〇〇病!

尿糖の検査と言えば尿糖定性検査が先に行われ、陽性が出た場合には尿糖定量検査が行われるのが一般的です。

尿糖定量検査の基準値は1g/日以下で、1日1g以上尿糖が出ているようであれば健康上の問題が疑われます。

 

●尿糖定量検査異常値で疑われる糖尿病

尿糖定量検査の異常値から疑われる病気の第一は生活習慣病の代表ともいえる糖尿病です。

糖尿病になると体内で本来使われるべきブドウ糖が使われずに、血液中にブドウ糖が多くなります。

当然体内でブドウ糖が使われずに余っているわけですから、腎臓でもブドウ糖を処理できなくなり、尿糖として尿に含まれてブドウ糖が出て行ってしまうのです。

このことから糖尿病になると尿糖定量検査高値(1日1g以上)が出ることが非常に多く、尿糖定量検査異常値でまず疑うべき病気ともされています。

 

●糖尿病の判断には血糖値等も重要

糖尿病ではインスリンの働きが悪くなることで血液中にブドウ糖が多く存在するのが問題です。

ですので単に尿糖定量検査の結果だけで判断するのではなく体中にブドウ糖が多いことを確認しなければなりません。

そのために、血糖値の検査結果や血中インスリン濃度、インスリンの働きを知ることも重要です。

総合的に検査結果を見て糖尿病を判断していきます。

 

●パセドウ病の可能性も

尿糖値が高いがインスリンなどに異常はない、という場合にはパセドウ病の可能性も在ります。

パセドウ病では食事(エネルギー源)の吸収が良くなることから食後に異常なほどに血糖値が上がり、その結果尿糖が出ます。

 

尿糖定量検査で1日1g以上の尿糖が確認された場合には、糖尿病の疑いが最も強いです。

糖尿病以外にはパセドウ病、クッシング症候群などホルモン関係の病気も疑われます。

いずれにしてもいくつかの検査項目を照らし合わせ、必要であれば再検査や別の検査を行って判断します。

 

糖尿病以外にもある!こんな数値が出たら要注意!尿糖検査で疑われる病気とは?

尿糖は血液中に含まれるブドウ糖が尿の中に漏れ出てきたもので、尿検査によってチェックすることができます。

では、具体的に尿糖が排出されるプロセス、そして尿糖検査においてどのようなことがわかるのでしょうか。

 

尿糖が排出されるプロセス

尿に含まれるブドウ糖ですが、これはもともと膵臓から分泌されるインスリンの助けを得て細胞に取り込まれエネルギー源として生命活動に用いられます。

ブドウ糖がエネルギーと使われた後は水と二酸化炭素になり、余計な水分は尿となって体外に排出されます。

ブドウ糖がエネルギー源として使われないぐらい大量にあったとしても、健康な人は腎臓の機能によって尿の中に糖が漏れ出さないようになっています。

しかし、腎臓の処理能力にも限度があり、糖の量が一定の値を超えてしまうと、尿の中に糖が漏れ出してしまうのです。

 

尿糖の検査方法

尿糖の検査方法には簡便な方法としての定性検査があります。これは試験紙を尿に浸すことで、変色具合を調べて陽性か陰性かを示す単純な検査です。

ここで陽性と判定された場合は、具体的にどのくらいの量の尿糖が検出されるのか検査を行います。これが定量検査なのです。

定量検査においては、1日1g以下が基準値とされ、これを超えた場合には、異常値として様々な病気が疑われることになります。

 

尿糖検査において疑われる病気とは

尿糖検査の結果から疑われる病気には以下のものがあります。

・甲状腺機能亢進症を含むホルモン異常

・クッシング症候群

・腎性糖尿

・糖尿病

特に糖尿病が疑われる場合には、空腹時の血糖値や血中のインスリン濃度などを検査を行い糖尿病の確定診断を行います。

 

以上のように、尿糖の定量検査は定性検査で陽性の後、正確に尿糖量を測定するために必要な検査なのです。

(Photo by: http://www.ashinari.com/2013/09/29-382649.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-19掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

検査項目に関する記事

心電図検査で異常が見られたら?それはどんな病気の可能性があるの?

  心電図検査で異常ありと診断結果が届くと、心臓病なのではないかと不安に思うこ...

腹部超音波検査では何が分かるの?胆石や肝臓がんの発見に効果あり!

  健康診断は病気を早期発見するほか、これから病気になりそうな部分を発見して生...


電解質を調べると何がわかるの?

                  人間の体のうち、約60%が水分で構成され...

採血後の不調…原因となる迷走神経反射とは?採血失敗しないための対処法!

  採血をした後に、具合が悪くなりやすい人というのがいます。 採血後に頭が痛...

カラダノートひろば

検査項目の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る