カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. メンタル >
  3. うつ病 >
  4. うつ病は現代病?昔はなかった?現代人がストレスに弱くなった理由や原因は

メンタル

うつ病は現代病?昔はなかった?現代人がストレスに弱くなった理由や原因は

うつ病患者などの精神疾患が増えているのは、ストレスがどんどん増えてきているからだと思われがちですが、実際にはそうではありません。どのような時代で、どのような人生を送ろうともストレスの量にそれほど違いが出るものではありません。それではなぜストレスが原因となるうつ病が増えているのでしょうか。

 

現代人はストレス耐性が弱くなっている!?

時代によるストレス量が変わったわけではないのに、なぜ精神疾患が増えているのか、それは現代人がどんどんストレスに対する耐性を失ってしまっているからなのです。

文明が発達し、人々の生活が豊かになることによって、人の身体からストレスに対抗する能力が失われつつあるのです。

家族形態の変化やパソコンやゲームの普及などがその傾向に拍車をかけていると言えます。

 

ストレスに弱くなった原因

●携帯やメールなどによる他者との触れ合いの不足

●パソコンやゲームなどによる単純作業の繰り返し

●核家族化による子育てやしつけの変化

 

弱くなった理由とは

人がストレスに耐えられる能力は、子供の頃から家族や友人など身近な人達とのコミュニケーションを通じて鍛えられるものです。

しかし、現代社会ではそうした他者との触れ合いの様式がどんどん変容してきており、それによってストレス耐性を鍛えられる機会が激減してきているのです。

 

現代の子供は、人と触れ合うよりもゲームやパソコンなどを介しての交流の方が多くなっており、これではストレス耐性が鍛えられることはなく逆にどんどん弱まってしまいます。

 

ストレスに弱くなった子供がどんどん大人になることで、次々にうつ病が増えてしまうともいえるでしょう。

 

ストレスが脳を暴走させうつ病に・・・その理由とノルアドレナリンとの密接な関係

うつ病の原因の主なものがストレスであることは、今や誰もが知っていることでしょう。それはなぜでしょうか?

 

ストレスによる脳のダメージ

ストレスは脳の機能にダメージを与え、精神を不安定とさせるのです。そうなるのはストレスにより、脳内の危機管理機能が暴走することによって引き起こされるからです。

車の運転やスポーツや精密作業など、集中力が必要な作業には適度な緊張感が必要となります。人の脳にはそうした状況に合わせて脳を緊張状態にする機能が備わっており、そこでノルアドレナリンという興奮物質を調節することで脳を緊張状態にするのです。

 

ノルアドレナリンの働き

そして脳が緊張が必要な状況かどうか判断する要因がストレスであり、ストレスが高まれば高まるほどノルアドレナリンにより興奮し緊張状態が高まります。

適度な緊張状態ならば集中力が増すなどメリットもありますが、緊張過多となれば脳の機能に障害を与えることも繋がります。それがストレスによる危機管理機能の暴走です。

 

ストレスとノルアドレナリン

ストレスにより脳が緊張状態が必要と判断し、ノルアドレナリンを分泌します。そしてノルアドレナリンによって脳が緊張し、集中力などが増します。

しかし、ここでさらにストレスが罹り続けると、ルアドレナリンが過剰になり、様々な精神疾患をもたらすことにつながります。

 

適度な緊張状態程度のストレスならメリットですが、過剰なストレスはやはり精神状態に悪影響を与え、脳の機能を暴走させ様々な精神疾患をもたらし、うつ病へと導くのです。

うつ病を予防するのなら、受けるストレスを管理し、できる限り過度な緊張をしないように自己管理をする必要があります。

 

人間関係でできた心の傷は人間関係で癒される!心の傷とうつ病

うつ病の原因はストレス、その中でも精神的なストレスが主な要因となります。精神的ストレスとは身体ではなく心の傷のことであり、これは、人間関係によって発生するものがほとんどです。

 

人付き合いで生まれるストレス

人は一人では生きていけず、人の輪の中で生きることを余儀なくされますが、それによって心の傷をストレスとして受けることが不可避となります。

心の傷が重症となり、人の輪からはじき出されてうつ病となるケースもあるのです。

 

そうした引きこもりとなる人は、現代社会で非常に多くの人がいます。

しかし人の輪から離れたとしても心の傷が癒されることはありません。

人間関係でできた心の傷は、人間関係でのみ癒されるのです。

 

心の傷とうつ病

1.人間関係の触れ合いによって心の傷やトラウマが発生

2.心の傷がストレスとなりうつ症状を発生させる

3.うつ症状が人間関係を遠ざける

4.人とのコミュニケーション不足でうつ症状が加速

 

誰もが対人関係で心の傷やトラウマを生じさせるリスクがあります。しかし、だからといって人間関係全てを否定しては生きてはいけないのが人間です。

うつ病となってしまうことのリスクは、その人間関係から完全に隔離してしまう危険性があることでもあるのです。

 

人間関係の負の部分だけを見るのではなく、良い面にも目を向けて、積極的に人と触れ合うことになれば共感脳も活性化され、うつ症状も改善に向かうでしょう。

 

ストレスは心に悪影響だけではない!体も壊します。その理由と内臓疾患について

ストレスは人間の心も体も壊します。それはなぜなのでしょうか?理由とストレスについて見ていきます。

 

疾患につながる

身体が壊れれば内臓などの疾患に繋がり、心が壊れればうつ病などの精神疾患に罹るのです。

ストレスにより人は胃潰瘍になり、免疫力が低下し、副腎皮質が肥大し、最終的に死に至ります。うつ病など精神疾患は死に直結しないと思われるかもしれませんが、人は何もしなくなれば直に死ぬことも充分あり得ます。ストレスはそれだけ人の心と体に深刻な影響を与える因子なのです。

形がなく目に見えないストレスはつい軽く扱いがちですが、人の命を削る毒物として十分な警戒をする必要があります。

 

心と体を壊すストレス

●うつ病をはじめとする精神疾患

●胃潰瘍

●胸腺・リンパ腺の萎縮による免疫力低下

●副腎皮質の肥大

により、最終的には死に至ることもあります。

 

外傷がないので要注意

うつ病やその他の精神疾患は外傷が無く、見た目からは健常な人にしか見えないこともあり、時には怠け病のように仮病あつかいされ、軽く不当に扱われることがあります。

しかしうつ病は充分死に至る可能性のある病であることは紛れもない事実です。

 

ストレスで起こる身体の疾患も精神疾患もどれもが人間にとって生命の危険となり得るものであり、ストレスはそれだけの毒性があることを常に忘れてはいけません。

 

心の痛みに注意をはらおう!現代人はストレス耐性が弱い?

人はストレスを感じると心に痛みを感じます。外から見ただけでは判別の付きにくく、証明がしづらい減少ではありますが、人の心に痛みが生じるのは誰もが身にしみて理解していることです。

 

他人のストレスは分かりづらい

しかしそのわかりづらさから、人は他者の心の痛みに鈍感なものです。

また、心の痛みを弱みであると、他者にそれを感づかれないようにじっと耐える人もかなりの割合でいます。

そうして心の痛みを放置することこそ、うつ病を悪化させる元凶なのです。

 

心の痛みの悪循環

1.ストレスが心の痛みとなる。

2.心の痛みの裏では脳内でホルモンや神経伝達物質が分泌され、人の心身に様々な影響を与える。

3.ストレスによる症状が、さらに新たなストレスの元凶に。

 

現代人はストレス耐性が弱い?

ほんの一昔前まで、ストレスは我慢するものであり、弱音を表に出すことは恥であると言う文化が日本にはありました。そしてその当時に人達はそうしたストレスに耐えきるだけの耐性が確かにあったのです。

 

しかし現代人にはそうしたストレスに必ずしも耐えきれるとは限らないほど耐性が弱まってしまっています。

 

そのような状態で心の痛みを放置し、我慢することは生命をむしばむ結果ともなりえるでしょう。根性論や我慢の強要ではなく、細やかな心のケアが必要なのです。

 

セロトニン不足がうつ病の原因

■脳の神経のバランスを司るセロトニン神経の神経伝達物質であるセロトニンが減少し、慢性的に不足することがうつ病となる原因です。

セロトニンが不足するとバランスを調整できないのですから、脳の活動が全体的に乱れ低下します。脳の様々な活動が低下すれば、その影響は当然精神の活動に現れるのです。

 

栄養が不足すれば身体がやせ衰えるように、セロトニンが不足すれば精神もやせ衰え、そしてうつ病になります。

 

セロトニンが不足する原因を把握し、その原因を取り除きセロトニン神経を活性化させることがうつ病改善に繋がるはずです。

 

■セロトニン不足となる主な原因

●先天的にセロトニン不足となる体質

生まれつき脳内のセロトニン神経の活動が弱い人などがうつ病になりやすい。

 

●不規則な生活習慣によりセロトニン神経が衰える

現代の多様な生活様式によって、

自然の生活リズムが乱され、それがセロトニン神経を劣化させる。

 

 

■現代になりうつ病が増えているのは、

文明の発達により生活リズムに変化が現れたことが大きいでしょう。

夜でも明るい電灯が所かしこに立ち並び、一日中明るいことで、規則正しい生活リズムから逸脱しやすくなっているのです。中には仕事などで昼夜逆転した生活を送っている人もいます。

そうした変化に脳がついて行けず、その影響が脳のセロトニン不足に繋がってしまうのです。

 

うつ病のなりやすさは、職業によって違う!「うつ病になりやすい職業」ベスト10

ストレスフルな環境に身を置いていると、精神疾患を発症する可能性が高まります。精神疾患というといくつかありますが、最も知られていると言ってもいいのが、うつ病ではないでしょうか。

 

うつ病にかかりやすい職業

アメリカの「Health.Com」という健康のニュースサイトの中の記事で、「うつ病にかかりやすい職業」を示しています。

人によってもストレスの感受性というのは違いますが、仕事によっても大きく違います。その中でうつ病にかかりやすい職業というのは、どんなものがあるのでしょうか。

記事の中では21の主要な職種のうち、特にうつ病にかかりやすい職業を10個挙げています。

・介護・保育の仕事

・飲食店のスタッフ

・ソーシャルワーカー

・医療関係者(看護師、医師、療法士、その他医療関係者)

・アーティスト、エンターテイナー、ライター

・教師

・秘書

・整備士

・ファイナンシャルアドバイザー、会計士

・セールス業

特にこの中でも、最初に挙げている介護や保育の仕事は、リストの中でトップを占めています。

 

うつ病の原因はどんなもの?

また、それぞれの職業で、どんなことがうつ病の原因であるストレスになるのかというのは、違ってきます。

例えば以下のような要因がストレスの原因になることがあります。

・仕事がハード

・自分の仕事に対して感謝されにくい

・精神をすり減らす

・人の感情にぶつかる

・責任が強い、要求水準が高い

・長時間労働、不規則時間労働になる

・自分の能力が直接的に評価される

・収入が不安定

・身体の危険が伴う

・様々な角度からのストレスがある

・ストレスが継続的

・自分に裁量の余地がない

こういった要因があります。これらのうちのひとつの要因が大きかったりしますし、いくつかの要因があわさって大きなストレスになり、うつ病を発症することにもなります。

 

待遇などは日本と違う部分もあるでしょうが、仕事の内容はそう大きく変わるものではないと思います。

 

ただし、決して「これらの職業につくから、うつ病になる」ということではありません。

(Photo by http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

うつ病に関する記事

意欲低下は食生活から起こりやすい!? こんな思考や行動がうつ病を引き起こす!

うつ病は、脳内のセロトニンという神経伝達物質の働きが鈍くなることで起こります...

第5世代の抗うつ薬?!従来薬と真逆の機序で高い治療効果『アゴメラチン』とは

    第5世代の抗うつ薬?!従来薬と真逆の機序で高い治療効果『アゴメラ...


真面目な性格の人は注意! うつ病の罪悪感~知っておきたいうつ病の症状~

    従来のうつ病になりやすい方の中に、几帳面で仕事好きな傾向があると言われ...

強い抗うつ剤が使用できない場合の代替療法として有効?!『エゾウコギ』ってなに?

近年、うつ病治療の際に、体質的に強い抗うつ剤が使用できない場合、代替医療として...

カラダノートひろば

うつ病の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る