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食中毒は食べ物だけではありません!意外と多い…飲み物で起きる食中毒とは
ニュースで【真夏日】と言うワードをよく耳にする季節になってきました。
気温が高くなったり、梅雨時期ジメジメとした湿気などの条件が揃うと、起こる頻度が高くなる「食中毒」。
通常、食中毒と聞くと、物を食べることによって起きがちと言ったイメージがあるかと思いますが、実は飲み物によって食中毒を発症してしまうケースは少なくありません。
食中毒って食べ物だけではなく、飲み物でも起きやすいの?
液体の中でも、菌は繁殖します。水も食物と同様に、腐ったり・傷んだりするのです。
開封してから時間が経過するにつれて、菌はどんどん繁殖して行きます。また、気温が高くなると菌の増殖は急激に進むので、注意が必要です。
特に、気温が30度前後になる夏場や、日光の当たる屋外・車の中は放置しないようにするなど気をつけましょう。
どんなことに気をつければ良いのでしょうか?
特にペットボトルに直接口をつけて飲んだり、パックの飲料をストローなどで飲むことによって、唾液や口の周りにいた大腸菌やカビ菌が、より多く飲み物のなかに入ります。
このような飲み方の場合は、コップに移して飲んだ時よりも、何倍もの菌が残りの飲み物の中に入ることになります。
またその場合に、菌が繁殖しやすい温度などの条件が加わると、大腸菌は20分後には約2倍にも増えるとも言われています。
開封後にすぐ飲みきれないと思ったら、コップなどに移し替えて飲み、残りは冷蔵庫などに保管し、賞味期限に関係なく、なるべく早く飲みきることが大切ですよう。
同じペットボトルの直飲みでも、お茶にはカテキンなどの殺菌成分が含まれているから、他の飲み物に比べて長持ちすると聞きましたが…
お茶の場合、ベビー用スポーツドリンクや乳酸菌が含まれる甘い飲み物に比べれば、多少の繁殖が少ないなどと差はあるようですが過信は禁物です。
また同じように、オレンジジュースやグレープフルーツなどの「酸味があるジュース」も傷みにくいと思われて居る方も多いようですが、それは間違いです。
開封後二日もすると、菌は倍以上に増えるようです。
いかがでしたでしょうか。 この時期だけに限らず、飲み物も食べ物と同様、開封後には出来るだけ早く消費してしまうことが大事なようですね。
(Photo by:http://www.irasutoya.com/2014/01/blog-post_5672.html)
著者: カラダノート編集部